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2017年3月

2017年3月31日 (金)

技術の国で「大人の社会見学ツアー」開催!!(ドイツ)

できたてホヤホヤのアウディ新車

先日「ドイツ技術の粋に触れる、自動車博物館とビール工場見学」のツアーから帰国しました。
ドイツと言えば、何と言っても自動車とビールで有名です。

今回のツアーでは、ミュンヘンの老舗ビール醸造所(もちろん最後には試飲もありました!)とBMW本社に隣接する博物館やベンツ、ポルシェの本社があるシュトゥットガルトでは博物館やアウディ工場を見学してきました。
この大人の社会見学の中で最も印象に残ったのが、アウディ自動車工場の見学でした。
見学はロール状の鋼板が工場に納入されるところから始まります。
ドアやボンネット、屋根など車体の各部がものすごい圧力で鋼板を押しつぶすプレス機から次々と生み出されてきます。最初に見た単なる材料でしかなかった鋼板が、機械を通ると立派な一つの部品になって現れるのです。
この変化、変身が何とも面白いのです。
工場の中盤になるとエンジンなどの機械類が積まれた車体の下部と色付けされた車体上部が合体してクルマが完成します。なんだか大きなプラモデルみたいでおもちゃの車を作っているかのようです。
そして当然のことながら、作業はすべて機械でオートメーション化されていて、寸分の狂いもなく正確に、流れ作業で淡々と進んでゆきます。最後の仕上げのネジ締めでさえも機械化されていることには驚きました。
ペラペラの鋼板から次々と自動車が生み出されてゆく行程を見学するのは、頭では想像できている大人でも充分に見応えがあり、興味深い体験でした。
残念ながら撮影厳禁でしたので、ここではショールームに展示しているピカピカの新車をご紹介させて頂きました。
またドイツでは自動車を購入した後に、工場まで足を運び自分のクルマを引き取る人が多いそうです。各メーカーとも大抵は本社と工場、新車のショールームや歴代のクラシックカーやレースカーを展示した博物館、レストラン更に自社グッズのショップまでがセットになっており、まるで自動車のテーマパークのようです。丸一日を家族で楽しめるようになっているのには感心です。クルマを引き取ることも一大イベントとして、楽しかった思い出と共に待ちに待った新車が自分のところへやってくるのです。うーむ、さすがドイツ。
技術大国ドイツは総合力ではまだまだ日本の先を進んでいる気がしました。(上田)

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2017年3月30日 (木)

世界で最も美しいカタツムリと遭遇!キューバでハイキング(キューバ)

先日、「キューバ世界遺産物語15日間」の添乗より帰国致しました。九州の半分程の国土に点在する世界遺産8つを始め、文豪ヘミングウェイゆかりの地や、キューバ革命の舞台、雄大な自然、カリブ海のビーチリゾートなどを丁寧に巡ってきました。キューバというと、レトロなクラシックカー、街中に溢れる音楽、陽気な人々・・・と、のんびりとした雰囲気が漂うカリブの楽園です。自然も豊かで、今回のツアーでは、キューバ南東部バラコアから35キロメートル程離れたアレハンドロ・デ・フンボルト国立公園にもご案内致しました。1800年頃、ここを訪れたドイツ人自然科学者であるフンボルトはキューバの自然を調査し、「キューバ2回目の発見者」と呼ばれています。1800年代のキューバの政治、歴史に関する記録も残し、この公園の名前の由来となっています。600平方キロメートルの広大な敷地には、熱帯雨林が広がっています。氷河期にカリブ海周辺の生物の避難所だった事に加え、複雑な地形や土壌を持っている為、特異な環境に適応して、独自の変化を遂げた動植物が多く生息しています。公園到着前、インフォーメーションセンターに寄ると、早速、キューバ固有で、世界で最も美しいカタツムリと知られる「ポリミタス」を発見!

世界で最も美しいカタツムリ「ポリミタス」

ポップなイエローカラーが可愛いらしく、見つける度に、皆様大興奮でした。公園を歩き始めると、徐々に緑が見え始め、遠くの方から鳥の鳴き声が聞こえ始めました。ガイドさんが声を潜め、その声の主は、キューバの国鳥トコロロと教えてくれました。ズボンの裾を上げ、川を渡ると珍しい動植物、黒トカゲやハチドリ、シダの葉など数多く見る事ができました。森の中を歩き、川を渡り、まさに冒険気分でキューバの大自然の雄大さを感じたひと時でした。(大和田)ユーラシア旅行社で行くキューバツアーの魅力はこちら

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2017年3月29日 (水)

中世時代にタイムスリップ、サルティリア祭へ(イタリア)

2/26発「サルディーニャ・サルティリア祭と美の島コルシカ周遊10日間」に行って参りました。地中海に浮かぶイタリア・サルディーニャ島は、北イタリアのジェノバから真南に約450km、首都ローマから南西に約400kmに位置。もっと詳細に見ていくと、地図上では南イタリアのナポリから西へ目線を動かすとサルディーニャ北東にあるエメラルド海岸の拠点となる港町オリビア、ブーツの形をしたイタリア半島の足の甲のあたりから西にサルディーニャ島の州都カリアリがあり、シチリア島からは北東に位置しています。
そのため、緯度としては島の中央部はローマ、島の南部はナポリとほぼ同じで、2月下旬から3月はまだ寒い日もありましたが、場所によってはアーモンドの花が咲いていて春の到来を感じることもありました。

祭りの主役コンポリドーリ4

さて、今回のツアーはサルディーニャ島で毎年カーニバル期間の最終日曜と火曜にオリスターノにて行われるサルティリア祭を見学してきました。中世の衣装と仮面をつけた騎手が全速力で馬を走らせながら道に吊るされた星の真ん中に穴が開いたところを狙い突き刺すという競技が行われるものです。祭りの名前や起源には様々な諸説がありますが、サルティリアはイタリア語のcerchio=円、輪からと言われ、軍隊が馬を走らせながら吊るされた輪の中に剣を通す訓練をしていたことが由来とも。また祭りの起源は14世紀のオリスターノの前身となるアルボレア王国の王様の結婚式に行われた競技と言われたり、中世時代、素性を隠すために仮面をつけて暗殺行為が行われていた人々の鬱憤をはらすために始まったものだという説、先史時代からの宗教行事に似たようなものがあった?!などなどの話があります。

星めがけて射抜く!

ともあれ、現代はカーニバルの最終日曜に百姓(農業)組合主催、火曜に大工組合主催のサルティリア祭が行われます。一見地味なように思われますが、実際に目にすると全速力で目の前を駆け抜ける馬の速さ、その速さのなかで小さな星の真ん中に開いた穴に剣を通す困難さを実感し、見事に射抜けたときは自然と歓声が挙げてしまいました。星を射抜いた選手は、駆け抜けた後、もう一度駆け抜けた道を戻り、歓声を浴びながら星の近くまでやってきて、射抜いた証のピンバッチをもらいます。剣の柄の部分には射抜いた星が見え、剣を高々とあげる騎手の人の誇らしい姿が感動的でした。最近では女性の騎手の姿も目立ち、今回も数名の女性騎手が見事星をとりました。選手の中には40年連続出場のベテラン、父親がかつての騎手だったという人など、騎手のエピソードも様々。騎手たちの中世の衣装も美しく、中世的な仮面をつけ魅惑的な姿も祭りの見どころです。

星を見事に射抜いた女性騎手

サルディーニャ島の魅力は、先史時代の巨石文明を思わせる遺跡から、フェニキア、カルタゴ、ローマの支配、中世時代に島を治めていた4王国、海洋国家ジェノヴァやピサの支配、サヴォイア家の統治など複雑でいて興味深い歴史をもつだけに、様々な歴史の名残が現代にまで残っていること。全島をくまなく巡ることで5000年の歴史を追体験することができ、島独自の文化や経済、生産物と興味深いことがたくさんある島でした。

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2017年3月28日 (火)

レオン大聖堂の屋根には秘密が!(ニカラグア)

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先日、「中米5ヶ国周遊、神秘のブルーホール遊覧飛行 13日間」のツアーから帰国いたしました。乾季のベストシーズンの中米、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、ベリーズと巡りました。
中米は小さな国が多く、あまり知られていない国も、まだまだ多い地域です。しかしながら、カラフルなコロニアル建築が立ち並ぶ町並み、自然も豊富で山脈やカリブ海も美しく、長い歴史を持つマヤ遺跡もあり、見所は尽きません。

中米の中でも日本ではあまり馴染みのない、ニカラグア。じつは、ニカラグアは中米で最も治安が安定しているといわれ、カラフルなコロニアルの町並みは散策にもぴったり。数ある町の中でも今回は、レオンという町を訪ねました。ニカラグア第二の都市で、以前は首都として機能しており、広場も大きく、真ん中に町の名の由来であるライオンの噴水があります。そして、広場で一番目立つのが真っ白な大聖堂。大きさも中米最大級で白一色の外観が珍しい大聖堂です。そして、この大聖堂は隠れた人気ポイントがあるのです。それは、屋根の上。今回は時間もあった為、屋根の上まで行って参りました。上に上がれば、人気の理由が分かりました。目の前に広がるのは外観と同じ真っ白な屋根!その上にお茶碗をひっくり返したような形のドームがたくさん付いているのです。その景色はまるでアラブの宮殿に来たかのよう。下から全く見えない絶景ポイントでした。観光客や地元の人でも賑わっており、大聖堂内部より人が多いくらい、たくさんの人が屋根見学を楽しんでいました。


中米はメキシコ、グアテマラ、最近ブルーホールの絶景で人気のベリーズが有名ですが、他の中米の国々にもたくさんの魅力があります。ニカラグアは実際
1990年代まで内戦状態で大変な時期もありましたが、今はそんなことを感じさせないのんびりとした国で、復興への人々の努力を感じることも出来ました。また、アメリカ大陸で2番目に大きな湖を持つ国でもあり、その湖を使ってパナマ運河に代わる新たな運河を建設するという噂も。今後の発展に期待!(杉林)

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2017年3月24日 (金)

アンデスの絶景ルート“宝石の道”を行く!(ボリビア)

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先日、「宝石の道、三色の湖とアタカマ・ウユニ塩湖」のツアーより帰国致しました。
雨季の鏡張りが見られるこの時期に、ウユニ塩湖に行くツアーは数多くある中、ウユニに空港ができてからは、アクセスが良くなったこともあり、そのほとんどが空路でウユニを目指す行程になっているかと思います。または、陸路でボリビア第2の都市スクレから銀の町ポトシを経由し、ウユニに行くものもありますね。

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しかし、今回のツアーは4WDに分乗し、チリ北部のアタカマ高地から陸路でボリビアに入り、標高4000mを超える高原を走りウユニ塩湖まで向かうという行程でした。チリとボリビアの国境を越えるとすぐに、エドゥアルド・アパロア国立アンデス自然保護区に入ります。自然保護区と呼ばれるだけあり、道路が舗装されておらず、時には道なき道を進みますので、車体が大きく揺れることもあります。とはいえ、あえて険しい道を進むと、それだけの見返りがあるというもの。遠い南米までやってきたのだという冒険心を掻き立てられるのはもちろんのこと、車窓から広がる景色に息をのむばかりです。果てしなく続く雄大なアンデスの山々、含まれる成分により美しい色合いを出す湖、そこにやってくるフラミンゴ、もくもくと真っ白な水蒸気を上げる間欠泉、つぶらな瞳が愛らしいビクーニャ…。挙げだしたらきりがないほどで、かわるがわる目の前に広がるその絶景の数々に心は晴れ晴れ!標高の高さや悪路は気にもなりません!特に私のお気に入りは、エメラルドグリーンのベルデ湖。背後にアタカマ富士と呼ばれるリカンカブール山がそびえ、青空の下、グリーンに輝くさまは圧巻です!
一日かけた長距離の移動ではありましたが、今までにないほどに、アンデス山脈に残る手つかずの大自然を堪能しました。(市川)

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2017年3月23日 (木)

ヨーロッパ文明の礎、燦然たるギリシャの歴史

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先日「パトラのカーニバルと神々の国ギリシャ周遊9日間」の添乗より帰国致しました。まだ日本が冬の装いの中、今回2月下旬に訪れたギリシャでは日中20度程になり、春のような心地よい風を感じながらの旅となりました。春を告げるカーニバルがギリシャ第三の都市パトラで開かれ賑やかなパレードも見学。パトラ市民による百人単位のグループが数百組出場!それぞれ手作りの衣装に身を包み、街を練り歩きます。地元の人々の明るい笑顔は、こちらまで楽しい気分にさせてくれ、この時期ならではの旅の良いスパイスとなりました。

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今回の旅は、古代ギリシャ遺跡の数々、ギリシャ正教会そしてカーニアバルと盛りだくさんでした。中でも、古代ギリシャの遺跡群には訪れる度に驚かされます。ヨーロッパ文明発祥の地ギリシャ。今から4000年も前に起こったミノア文明を吸収し、ぺロポネソス半島でミケーネ文明が栄えたのが約3500年前。ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」や「イリアス」にも登場するトロイア戦争の時代です。紀元前8世紀頃にはアテネやスパルタをはじめとし、各地にポリス(都市国家)が形成され、繁栄の時を迎えます。各遺跡、訪れた都市の歴史や神話を知るたびに、他のヨーロッパでの繋がり、各地に及ぼした影響を再認識しました。それは、建築様式であったり、絵画の題材であったりと様々な場面で多かれ少なかれ古代ギリシャの中で見ることができます。今更ながら、大感激。次に、どこか他のヨーロッパの国を訪れたら、きっと再びギリシャの事を自然と思い出すでしょう。(帯津)

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2017年3月22日 (水)

マヤ文明を極める旅 ~肌で感じるホンジュラス~

神聖文字の階段/コパン遺跡

   先日、「古代マヤ文明を徹底的に極める旅 15日間」の添乗から帰国しました。今回はマヤを“極める”と題しまして、中米4か国に点在する遺跡を訪ねました。苔むした未開の遺跡、乾いた大地に突如現れる遺跡、密林の奥に眠る遺跡。個性ある遺跡巡りは15日でも足りないほどです。
 中でも今回ご紹介したいのは、ホンジュラスを代表するコパン遺跡です。グアテマラとホンジュラスの国境地帯で5~9世紀前半に栄えたこの都市は、8世紀に通称“18うさぎ王”のもとで最盛期を迎えますが、この時代に従属都市であったキリグアに攻撃され、王が斬首されるというドラマチックな歴史があります。また、歴代の16人の王が刻まれた祭壇や、2500ものマヤ文字が書かれ、マヤ文字の解読に一役買った神聖文字の階段が発見されるなど、マヤ文化史においても欠かせない遺跡でもあります。観光中も、「偉大な王なのに、なぜうさぎなんて小さな生き物の名前がついているのか」などお客様の議論も盛り上がりました。(ちなみにガイドさんによると、これは生まれて初めて見た生き物が守護動物になる、というマヤの考え方に沿って名前を付けたのではないかとのことでした。)

カラフルなコパンの町並み グアテマラからは特別出国スタンプ1つで行けるため日帰りの外国人観光客が多いコパンですが、日本からの観光客は非常に少ないのが現状です。というのも、ホンジュラスは数年来、外務省の渡航危険情報が周辺国に比べ高いままだからです。しかし、今回訪れたコパン遺跡や観光拠点となるコパン・デ・ルイナスの町の雰囲気は穏やかそのもの。陽光降り注ぐカラフルな町並み、広場で歌う人々、果物売りのお母さんの笑顔。行ってみてわかる、人のあたたかさがあります。もちろんユーラシア旅行社では、ツーリストポリスに同行を依頼し、万全を期しています。観光中も、レストランまでの移動中もそっと私たちを見守ってくれます。昼食中もずっとレストランの外に立っているという生真面目さ!(余談ですがホンジュラスの人は非常にまじめで、移民大国アメリカでも真面目で温厚な国民性は働き手として好まれるそうです。)

 今回私たちが訪れたのはコパンだけですが、このような人々に触れるにつけ、いつかもっと多くの日本人がホンジュラスという国を訪れる日が来ることを願っています。(松永華)

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2017年3月21日 (火)

年にたった2回の奇跡。~アブシンベルの朝日~

エジプト、アブシンベル神殿

「ナイル河クルーズと悠久のエジプト 9日間」から帰国しました。この出発日はエジプトでは“奇跡”と呼ばれるある現象が起こる特別な日に、アブシンベル神殿を訪れます。
2月22日。その名も「ラムセスデー」。太陽の光が神殿の一番奥にある至聖所まで届き、至聖所に並ぶ神々の像を照らすのです。至聖所には、左からプタハ神、アメン・ラー神、神格化されたラムセス2世、ラー・ハラクティ神と4体の像が並びます。しかし、照らされるのは、一番左のプタハ神以外。プタハ神は冥界の神だから、ただ単に移設の際にずれてしまったから、理由ははっきりしていません。そんな奇跡の現象を見るために、まだ真っ暗な内から人々が殺到するビックイベントなのです。
当日はアブシンベル神殿から、夜2時にホテルを出発します。日の出は6時27分頃。4時間も前に出る必要がないのでは?と思うかもしれませんが、朝日が至聖所の像を照らす時間は少しの間です。この日のために、何百人と世界中から、人々が集まり、列をつくるので、私たちのグループも気合を入れ、この時間から待機をします。昼間の観光時にはないセキュリティチェックも新たに登場し、準備は万全。夜が明けるまで、神殿付近で待機をします。世界遺産である、神殿の見事なレリーフをじっくり見ることができる機会もそうそうないでしょう。日の出の30分前になると、神殿内の明かりが一斉に消え、いよいよ!という雰囲気に。皆が待ち望んだ、真っ赤な朝日が顔を出すと、至聖所まで続く列が一気に動きます。出来るだけ、多くの人に至聖所を照らす朝日を見てもらうため、至聖所の前では立ち止まることができません。その時間わずか3、4秒・・・。ほんのわずかな時間ではありますが、確かに、朝日が一番奥の至聖所をめがけて一直線に差し込んでいるのがわかります。まだかまだかと後ろの人たちが、狭い神殿の中になりふり構わず入ってくるので、歩くのがやっとです・・・。朝日を拝み、まだ高揚感が残る中、外に出ると、この奇跡の現象を一目見ようと、神殿入口にはものすごい人の列ができていました。中には、警察が整備をしているにも関わらず、力づくで突破しようとしている人も・・・。このわずか数秒がどれだけ貴重か、外の状況を見て、ひしひしと実感します。音楽を奏でる団体、写真を撮る人々、神殿内での状況をお互いに話しながら、盛り上がる人々。アブシンベルが最も盛り上がる日といっても過言ではありません。
わずか3、4秒・・・。人類が作り出した遺産と、自然が生み出した“奇跡”。神秘的な古代エジプト文明を肌で感じる、貴重な体験となりました。(荒川)

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2017年3月17日 (金)

パタゴニアを食す!(アルゼンチン)

パタゴニア名物、羊の丸焼き
どこまでも広がるパタゴニアの大地。景色を眺めながらのドライブは全く飽きることなく、どっぷりパタゴニアに浸らせてくれる。雄大な世界は不思議とちっぽけな悩みなどもかき消してくれ、気持ちや心まで大きくしてくれる。だが、おや、待てよ。
どうやら大きくなったのは内面だけではないようで・・・。
先日、「パイネも訪れる!パタゴニア大自然紀行 13日間」のツアーより帰国しました。
モレノ氷河の大崩落にパイネの山々、最南端ウシュアイアと毎日のように私たちを楽しませてくれました。そしてパタゴニアは景色だけでなく、胃袋までもしっかり鷲掴みされました。それにより毎度毎度行くたびに余計なお土産?を持ち帰る次第です・・・。
心もお腹もいっぱいに満たしてくれるパタゴニアを代表するのは、なんと言っても子羊の丸焼き!アルゼンチン人は牛肉消費量が世界一という牛好きだですが、パタゴニア地方の開拓時代は今のように何でも手に入る時代ではなく、そこに住むガウチョ(牧童)達の主食は羊でした。しかも朝、昼、晩と三食羊だったのだとか。生後2ヵ月半ほどのコリデル種の赤ちゃんを3~4時間じっくり時間をかけて炭火で焼くのが美味しさの秘密。文章にしてみると何とも残酷にも感じられますが、これがまた独特の臭みもなく、ジューシーかつやわらかく最高に美味しいのです!今まで羊は食べられなかったというお客様も大絶賛のパタゴニアの羊肉。現地に行ったら必ず食べるべき料理の一つです。
カラファテのアイスクリーム
そしてデザートはアイスクリーム。パタゴニアではあちこちで沢山アイスクリーム屋さんを見かけます。種類が豊富で何を選ぶか迷ってしまうほど。ダイエットは帰国後にして取りあえず最初は「カラファテ」のアイスで決まり。町の名前でもあるカラファテは春~夏にかけて紫色の実をつける灌木のこと。パタゴニアに自生しており、その実を食べると再びこの地に戻ってくるといわれています。少し甘酸っぱいカラファテアイス、アイスでも効果はあるのかな?またここに戻ってくることを願いつつ、味わっていただきました。(岩間)

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2017年3月16日 (木)

ヒンドゥー教の原点、愛の世界遺産へ(インド)

先日、「魅惑の北インド周遊と宮殿ホテル 9日間」の添乗より、帰国致しました。
このツアーでは、世界遺産が点在するデリー、アグラ、ジャイプールのゴールデントライアングルやインドの聖地ベナレスまで足を運びます。9日間を通して、インドのヒンドゥー教、仏教、そしてイスラム教が混在する異文化や混沌としたインドの日常を体感しました。今回は、インドの世界遺産の35か所のうち9か所にご案内しました。
その中でもインドには「愛の世界遺産」があることはご存知でしょうか。
「タージ・マハル」は、言わずと知れた「愛の世界遺産」です。
タージ・マハルは、イスラム教国ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムターズ・マハルの死を悼み、愛する王妃のために建てられた白亜の廟です。シャー・ジャハーンは、タージ・マハルの対岸、つまりヤムナ河を挟んでタージ・マハルの一直線上に、自分の廟として黒大理石の廟を建てようとしていました。しかし、実の息子に囚われてしまい、夢半ばでこの世を去りました。そんな愛し合う二人は、今ではふたり並んでタージ・マハルに眠っています。世界中の人々がその美しさに魅了されるタージ・マハル以外にも「愛の世界遺産」があります。

カジュラホ寺院

それは、アグラから約410キロ離れたカジュラホ村の「カジュラホ寺院群」。これぞインドというようなバイクが行き交う光景はそこにはありません。(もちろん牛は道路の真ん中にどっしり腰を下ろしています。)
カジュラホ寺院群は、10世紀半ばから12世紀半ばごろに建てられたヒンドゥー教の寺院群です。創造と破壊の神・シヴァ神の象徴「リンガ」を祀っているカジュラホ最大の寺院「カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院」(西群にあります)をはじめとする寺院が点在しています。カジュラホ寺院の魅力は何と言っても壁面の彫刻の数々。砂岩でできた寺院の壁面には、官能的な彫刻が施されています。インドでは「カーマ・スートラ」という4~5世紀にかけて誕生した古代インドの性愛論書があります。カジュラホ寺院はまさにこの「カーマ・スートラ」の世界観を体現した寺院です。ミトゥナ像(男女交合像)の緻密な彫刻は世界中でここでしか見ることはできません。今回のツアーでは、カジュラホ寺院を背景に、インド古典舞踊「カタックダンス(シヴァ神の踊り)」もお楽しみいただきました。

カジュラホダンスフェスティバル

ヒンドゥー教の教義は奥深く、この宇宙全体は神が創り上げたと考えられています。
その神様とは、創造と破壊の神・シヴァ神とその妻のパールヴァティ。この2人によって宇宙全体、この世界、社会が生まれたと考えられます。つまり、この世界はすべて愛によって成り立っていると言えるのです。
ヒンドゥー教の教えによる、インドの原点を感じることができました。(角田)

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2017年3月15日 (水)

ラオス・ジャール平原に眠る謎の壺

先日、「ラオス大周遊 10日間」の添乗より帰国しました。
ラオスは他の東南アジア諸国に比べると、日本でまだ馴染みのない国かもしれませんが、
ニューヨークタイムズの‟今一番行きたい国ランキング“1位に選ばれる魅力溢れる国です。

ラオスでは首都ヴィエンチャン、古都ルアンパバーンだけでなく、今回は北部にあるシエンクワーンに足を伸ばしてみました。標高1000メートルの高原地帯に「ジャール平原」という有名な平原があります。平原の写真をご覧ください。無数にあるこれは一体何でしょうか?

ジャール平原

岩?石?いいえ巨大な岩壺です。
壺で最も大きい壺は、高さは2.5メートル、重さは何と6トンもあるそうです。
人よりも大きい石壺と一緒に記念写真をパチリ。
あきらかに人の手で作られたこの巨大な石壺は一体誰が何のためにこの平原に持ってきたのでしょうか?

実は謎はまだ解明されておりません。
ラオスの伝説によると、このエリアには巨人族が住んでいたそうで、彼らが戦いの後に、ラオス名物のお酒ラオラーオを石壺に入れ、乾杯したというロマンあるお話もあります。

しかし1930年代に入り、フランス人学者の調査により、人骨や装飾品と思われる銅の腕輪等が発見されました。また棺桶のようなものもその後発見されたため、1500~2000年前の古代モン・クメール族によるお墓説が有力だと言われています。

今回は蓋付きの石壺もご覧頂きました。
「まるでかくれんぼが出来そうだ」とおっしゃっている方もいらっしゃいました。

歴史ロマンが詰まっているジャール平原。次、訪れる際は謎が解明されているでしょうか?(白井)

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2017年3月14日 (火)

人の営みと自然が織りなす絶景、元陽の棚田(中国・雲南省)

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先日、「羅平の菜の花と世界遺産・元陽の棚田8日間」のツアーから帰国致しました。
今回のハイライトは、ツアータイトルにもある元陽の棚田。2010年に国連食糧農業機関(FAO)により世界農業遺産に認定され、2013年には世界文化遺産に登録されています。この世界最大級の棚田は、約1300年前他民族に追われ奥深いこの地にたどり着いた少数民族、ハニ族が気の遠くなるような労力で山肌を耕し、独自の農法で造り上げました。総面積は、約16,603ヘクタール。この面積は、東京ドーム約3533個分の広さに当たります。この想像もつかないような広さの棚田を手作業で築き上げたのだと想像すると感慨深いものがあります。その功績から世界文化遺産の登録名は、元陽の棚田ではなく、「紅河ハニ棚田群の文化的景観」。紅河ハニ族イ族自治州にあるハニ族が造り上げた棚田が世界遺産に登録されており、中国で初めて民族名で名付けられた世界遺産です。

そんな棚田を満喫する為、元陽には3連泊。日の出と夕日も2回ずつチャレンジできました。今回、一番心に残ったのは、「老虎嘴風景区(ろうこすいふうけいく)」での夕映えの棚田の観賞でした。夕映えや日の出の観賞には、世界各地から多くの観光客が集まります。その中でも中国の方の数がダントツ。一人一台大きなカメラと三脚を持参してベストショットを狙っていました。そんな人波に負けず、早めに展望台に行き、場所を確保して夕焼けを待ちます。老虎嘴風景区は名前から分かるように一部が口をあけた虎の横顔に見えることから名付けられました(下の写真左上の部分)。そんな特徴的な形の棚田の水面には、空が写り込み、日の入りが近づいて空が赤くなると、それにつれて棚田の色も赤く染まります。刻々と変化する棚田の表情に目が離せません。

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今回は、天候も良く最高の状態の夕映えの棚田を見ることができ、人の営みと自然が織りなした絵画のような風景に只々見惚れてしまいました。(五島)


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2017年3月10日 (金)

ポルトガル北東部、コアの岩絵を訪ねて

先日、「ポルトガル巨石文明絶景紀行 9日間」の添乗に行ってまいりました。今回のテーマは「石と古代文明」。一般的な周遊ツアーで訪れるリスボンやポルト、コインブラは通り過ぎ、古くは4万年前の、人類が生存した証を訪ねて、いざポルトガルの奥地へ。
旅のはじめにはコア渓谷の先史時代の岩絵遺跡群を訪れました。コア渓谷はポルトガル北東部、スペインとの国境近くにあります。1980年代、コア渓谷にダムを建設中一時的に水位が下がり、水中に沈んでいた岩絵をよーく見てみたらなんと絵が描いてあるではありませんか!!という経緯でたまたま見つかったのが、コア渓谷の岩絵群。その後はダム建設チームと岩絵保護チームの対立もありましたが、最終的に自然公園を作っての保護が決定、今では世界遺産に登録されるまでに至ります。
岩絵が描かれたのは1~4万年前。アルタミラやラスコーと同時代です。コア川の近くには、平らな岩がたくさんあり、まさに自然のキャンバス。このキャンバスの上に、動物の絵が複数重ねて描かれていました。いろいろな絵の線が交錯し、中には細い線もあり、初めのうちは少しわかりにくいかもしれません。ガイドさんに木の枝で線をなぞってもらい、一つのイラストごとに線が色分けされた図と見比べているとだんだん絵が浮かび上がってきました。
ところでこの岩のキャンバスは非常に硬く、火打石のようなさらに硬い石を道具に描かれたと考えられています。硬いキャンバスは細かい表現を可能にしました。毛の質感を出すために細かく短い線を用いた絵がありましたが、これは硬い岩のキャンバスならでは。また振り向いている様子を表現するために動きの流れに沿って首を2つ描くなど、現在の漫画でも使われているような表現方法も見られました。

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まだまだ研究中の分野で、何のために岩絵を描いたのか、どうして重ねて描いたのかなど、わからないことだらけ。しかし、この古さを感じさせない表現力豊かな岩絵を眺めていると、想像が膨らみわくわくしました。(佐藤)

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2017年3月 9日 (木)

訪れる度に変化するサラエボ

 この度、ユーラシア旅行社の「ボスニア・ヘルツェゴビナとモンテネグロ周遊 8日間」より帰国しました。
 モンテネグロのコトルやクロアチアのドブロヴニクなど、アドリア海沿岸の町は青い海とオレンジ屋根のコントラストが美しい街並みが人気のリゾート地です。冬は観光客がほとんどいないので、いつもは人でごった返している旧市街も貸切状態で散策する事ができました。
 ボスニア・ヘルツェゴビナは4世紀にも渡ってオスマントルコ帝国の支配下にあったため、モスクなどのイスラム建築が旧市街に多く残っています。その後オーストリア・ハンガリー帝国の支配となった為、旧市街の外にはヨーロッパ調の街並みが広がっています。わずか100mの間にモスクとカトリックの教会と正教の教会が混在していて、異文化を同時に見られる興味深い町です。

コトル

 サラエボはボスニア・ヘルツェゴビナの首都。1984年の冬季オリンピックの会場となった都市です。また、旧ユーゴスラビアからの独立を巡って激しい内戦が繰り広げられた場所としても知られています。
 私が初めてこの町を訪れた10年くらい前は、砲弾の跡が生々しく残る建物があちこちにあり、資料で調べていた内戦の被害の様子を実際に目の当たりにして衝撃を受けました。1993年当時、学生だった私は、テレビでミサイルが飛び交う町の映像を遠い国のニュースとして見ていた事をうっすら覚えています。まさか大人になってその場を訪れるとは夢にも思っていませんでした。その後何度か訪れ、破壊された建物が新しいショッピングセンターに変わっていたり、新興住宅街が広がる様子を見る度に、復興が進んでいることを実感してきました。
 今回はサラエボ到着後、郊外の町へ移動する関係で盆地になっているサラエボの町を少し上から眺める事ができました。

″図書館兼市庁舎"

 ガラス張りの新しいビルがさらに増え、内戦で破壊されたと説明していた図書館兼市庁舎も美しく建て直され、数年前に訪れた時ともだいぶ変わったという印象です。四角くい黄色い建物は相変わらず目立っていました。内戦時、セルビア軍に包囲され、動くもの皆標的にされたという時期に最後まで営業を続けていた「ホリデイイン」ホテルです。ジャーナリスト達のたまり場になり、そこからの映像が世界に発信されたというホテルですが、最近名称変更したらしく「ホテルホリディ」になっていました。

ホテルホリディ

 以前案内してくれたガイドさんはサングラスの奥に涙を隠して案内してくれていましたが、今回の若いガイドさんは感情を込めることなく、ある意味事務的に事実を詳しく説明してくれました。
 当事者だった人も世代交代して、悲劇の内戦も過去の話になって、そのうち、歴史の教科書にさらりと書かれるだけになってしまうのでしょう。(関根)

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2017年3月 8日 (水)

スリランカのマチュピチュと呼ばれる天空都市シギリヤ

この度、「スリランカ大周遊~8つの世界遺産全てを訪ねる~10日間」のツアーより帰国しました。

シギリヤロックの上から

6つの世界文化遺産はもちろん、2つの世界自然遺産のハイキングもしました。
皆様、ハイキングは大変なのではないかと心配されますが、実はそれ以上にハードなのがシギリヤです。シギリヤには1200段もの階段が待ち受けています。そんなに登れるかしらと不安な方は、荷物を持って手をひいてくれるお手伝いのお兄さん(有料)がいるのでご安心ください。
シギリヤ名物のシギリヤレディも中腹まで登ればしっかり見ることができるので、まずはここまでひと踏ん張り。
そして、獅子の両前足が目を引く広場に出ます。かつては獅子の頭もあり、獅子の喉に入っていくようにして頂上へ登っていきました。それがシギリヤ(シンハラ語で獅子の喉の意)の語源になっています。ここで記念写真を撮りながら、一旦休憩。頂上まではもうひと踏ん張りです。

シギリヤロックの頂上への階段

獅子の足の間を抜けると、こからが正念場。階段の傾斜も少し急になります。今回は道中、スリランカの固有種であるしっぽのふさふさな黒いリスや毛づくろいをし合うサルも見られ、疲れを癒してくれました。一気に登りきり、遂に頂上に到着!
今回は天気にも恵まれ、そこに広がる王宮跡と少し霧がかった山麓の景色は圧巻。しかしここで気を抜いてはいけません。実はこの頂上には、知る人ぞ知る最後の2段が隠されているのです。最後の力を振り絞り1段、2段。ここに1202段の道のり完結です。(松永美)

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2017年3月 7日 (火)

インドでサファリ!?

「インド・サファリ紀行~アジアライオンとベンガルタイガー~ 10日間」のツアーへ行ってきました。・・・そう、インドでサファリです。「サファリならアフリカじゃない?!」という声が聞こえてきそうですが、実はインドも野生動物の宝庫。日本の8倍以上の面積を持つ国土には、たくさんの動物保護区があります。

アジアライオンの親子

まず出会いに行ったのはアジアライオン。過去にはイランやイラク、パキスタンにも生息していたそうですが、現在生息が確認されているのはグジャラート州南部の「ササンギル国立公園」のみ。その頭数は、2015年の調査で僅か523頭です。1900年代初頭には15頭まで減ったこともあったとされますので、着実に増えてはいるのですが、とはいえ、彼らに出会うのはたやすいことではありません。
朝、レセプションセンターで手続きをした後、6人乗りのオープンジープに乗って出発。5分ほど町中を抜けると、森の入口です。サバンナで暮らすアフリカのライオンとは異なり、アジアライオンは森林や林の中を好みます。ジープはその森林の中に設置されたルートを走りながら、ライオンを探すのです。時折、サルやシカ、幾種の鳥が現れますが、彼らがくつろいでいるということはライオンの気配はないということ。ライオンの気配優先で走り続けますが、なかなか出会えません。
「もう、だめなかなぁ~」と諦めムードが広がる車内…。すると、そんなどんよりした空気を察してくれたサファリガイドがレンジャーに連絡を取ってくれ、別のエリアにライオンがいないか情報収集。一気にジープのスピードを上げて辿り着いたところに…いました!
1回目に出会ったのは7頭のメスの群れ。木陰に座っていた1頭は、じーっとこちらを見て、写真映りが良いようにポーズをとってくれていました。
2回目に出会ったのは親子。母親と2匹の子供で、母親にじゃれる子供たちとそれをじっと見守る母親に感動!「元気に大きくなれよ~」と声をかけてお別れしてきました。

水辺で休むベンガルタイガー

次は、ベンガルタイガーとの出会いを期待してランタンボール国立公園へ。こちらでは20名乗りのサファリカーに乗車。もちろんオープン仕様です。走るエリアはその時に決まり、残念ながら好きに選ぶことはできません。「どうか、今日のエリアに居てね」と祈りながら出発です。
サファリガイドが、地面に残る足跡の状態や、他の動物たちが発する警戒音を頼りにエリア内を探してくれます。が、こちらもなかなか現れない!野生動物であるのは理解しているつもりなのですが、やっぱり現れてくれないと残念な気持ちでいっぱい。今回は全4回のサファリをしましたが、お目にかかれたのは、ものすごく遠くで休憩していたメス1頭だけに終わりました…。カメラのレンズを一生懸命伸ばして、ようやく写真を1枚。う~ん、残念。ベンガルタイガーを間近で見られなかったのは心残りでしたが、この公園は野鳥の宝庫でもあり、野鳥がお好きな方にはダブルで楽しめそうなサファリでもありました。
インドでサファリ。アフリカのサバンナのように動物がワッサワサという感じではなく、ライオンやトラをひたすら追い求めるサファリではありますが、「まだかまだか」という気持ちが溜まれば溜まるほど、出会えた時の喜びはひとしおでした。(江間)

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2017年3月 3日 (金)

今日は雨季で今日は乾季 刻一刻と変わるウユニ塩湖(ボリビア)

インカワシ島

この度「雨季のウユニ塩湖とチチカカ湖 ゆったりボリビア大周遊 12日間」より帰国致しました。今回は雨季でしたが、天候に恵まれ12日間、晴天の中、観光することができました。ウユニ塩湖の観光は2日間、1日目は雨季の醍醐味、鏡張りの景色を見ることもでき、皆様とトリックアート写真や水面に移る真っ赤な夕陽などを楽しみました。

ウユニ塩湖夕陽

足首まで水に浸かってしまうほど水があったので、水が多いと行くことのできないインカワシ島の観光は半ばあきらめていたのですが、次の日、観光に出かけると皆様もびっくり!昨日、水があった場所に水が全くなく、真っ白な大地になっていました。標高差50㎝のウユニ塩湖ではよくありますが、風などが吹くと水が流されたり、塩湖の状況は刻一刻とかわります。
今回行くことができたインカワシ島で有名なのは、やはり巨大サボテン。1年間で1㎝しか成長しないサボテンですがインカワシ島のものはゆうに3メートルを超えていて、見上げるほど。サボテンを横目に坂道を上ること約30分、頂上に到着です。島の頂上からはまさに絶景、ウユニ塩湖が360度パノラマで見渡すことができました。
太陽の光で照らされてきらきら輝く大地に思わずため息が出るほどでした。(竜崎)

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2017年3月 2日 (木)

見どころ満載、ベトナム南部に位置するムイネー(ベトナム)

ムイネーの漁港
先日、「ベトナム8つの世界遺産物語15日間」の添乗より帰国しました。
ハノイからホーチミンまで空路を使わずに国道1号線や統一鉄道を利用し、南北に細長いベトナムを15日かけて大縦断するコースです。
ベトナムというと、活気あふれるホーチミンやしっとりとした雰囲気の漂う首都ハノイ、「海の桂林」とも称されるハロン湾が有名です。
また、最近では2014年に日本からの直行便が就航したビーチリゾートのダナンもテレビで取り上げられ話題ですが、今回紹介したい
のがベトナム南部に位置するムイネーです。
トゥアンハイ省の省都ファンティエットから東へ約23KM、南シナ海に面しております。
ファンティエットからグエンディンエウ通りを東へバスを走らせ進んでゆくと、車窓に海の美しい景色が広がります。
途中、色とりどりの漁船が停まっている漁港へ立ち寄ります。カラフルな船が青い空、青い海に映え息をのむほどの美しさです。
今回のツアーではイエロー・サンデューンでの夕日鑑賞の後にも立ち寄ったのですが、だんだんと暗くなり、陰になって海に浮かぶ船の
シルエットとオレンジ色に染まる空がとてもロマンチックでした。ここは地元のカップルのデートスポットとしても人気なんだとか。
道路脇には海で獲れた新鮮なエビや魚、貝類などがたらいに入れられ売られています。見たことのない変わった種類の魚もあり、見ているだけで楽しいです。
漁港を抜けてさらにバスを走らせると車窓には砂丘が広がってきます。バスを降りて黄色の砂丘イエロー・サンデューンにて夕日鑑賞。
靴を脱いで裸足で歩くと砂がひんやりとしていて気持ち良い~!夕日を目がけて砂丘を登っていきます。なんとか砂丘の上に到着し、
しばらく待っていると砂丘に沈む夕日を見る事が出来ました。夕日に照らされる砂丘も素敵でした。
イエロー・サンデューン
ムイネーにはイエロー・サンデューンの他に白砂の砂丘ホワイト・サンデューンや切り立った石灰岩が美しい景観の中小川を散歩する
スイティエン渓谷などもございます。尚、砂丘に行かれる際は風が強く吹くことがありますので砂除けのカメラカバーやサングラスをお持ち下さいませ。(鈴木)

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2017年3月 1日 (水)

コロンボの熱い夜!ペラヘラ祭(スリランカ)

ペラヘラ祭

 先日、「光リ輝く島スリランカ探訪~世界文化遺産の全て~8日間」のツアーから帰国しました。 スリランカは北海道の8割ほどの大きさしかない面積に、6つの世界文化遺産と2つの世界自然遺産があるたいへん見どころの多い国。8日間でも、シギリヤロックをはじめとする遺跡や、紅茶畑が見事な山の風景、青くきらめくインド洋など変化に富んだ景色を楽しむことができました。

 今回は、さらにツアーの目玉となるコロンボで行われたペラヘラ祭も見学。ペラヘラとは、寺のご神体や宝物を象の上などに載せて町を練り歩くお祭り。夏に古都・キャンディで開催されるものが有名ですが全国の聖地で時期をずらして行われています。 会場で今か今かと待っていると、パーンパーンという音をたてて鞭を打つ一団からパレードが始まりました。各地の旗の行列が終わると、次第に太鼓のリズムにあわせてキャンディアンダンスを踊るグループが通りすぎていきます。この踊りは、古くは宗教儀礼に遡り、キャンディ(中央高地)地方の健康、繁栄、魔除けを目的として踊られ、インド南部の踊りとも共通性が見られます。 テレビ中継に近い席であった為、太鼓の叩き手も踊り手も力がはいり、力強いリズムと共に、一糸乱れぬ動きやアクロバットを披露し、観客も熱い声援を贈っていました。

ペラヘラ祭

 そして、象がやってきます。電球のついた布で覆われた布で覆われた象は、太鼓の音にあわせて鼻や首を振るかわいらいしい象も。メインの象の背中には近くにあるガンガラーマ寺院のご神体が載せられ、その象が通り過ぎる時は見物中のスリランカ人も手を合わせていました。その後も、ライトアアップされた仏像の山車や迫力あるファイヤーダンスの列が続き、楽しい時間を過ごすことができました。

 スリランカは面積は小さくても見どころは豊富で地域によってベストシーズンも異なります。また、夏には古都キャンディでもペラヘラ祭りが行われます。(加藤)

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