コロンボの熱い夜!ペラヘラ祭(スリランカ)
先日、「光リ輝く島スリランカ探訪~世界文化遺産の全て~8日間」のツアーから帰国しました。 スリランカは北海道の8割ほどの大きさしかない面積に、6つの世界文化遺産と2つの世界自然遺産があるたいへん見どころの多い国。8日間でも、シギリヤロックをはじめとする遺跡や、紅茶畑が見事な山の風景、青くきらめくインド洋など変化に富んだ景色を楽しむことができました。
今回は、さらにツアーの目玉となるコロンボで行われたペラヘラ祭も見学。ペラヘラとは、寺のご神体や宝物を象の上などに載せて町を練り歩くお祭り。夏に古都・キャンディで開催されるものが有名ですが全国の聖地で時期をずらして行われています。 会場で今か今かと待っていると、パーンパーンという音をたてて鞭を打つ一団からパレードが始まりました。各地の旗の行列が終わると、次第に太鼓のリズムにあわせてキャンディアンダンスを踊るグループが通りすぎていきます。この踊りは、古くは宗教儀礼に遡り、キャンディ(中央高地)地方の健康、繁栄、魔除けを目的として踊られ、インド南部の踊りとも共通性が見られます。 テレビ中継に近い席であった為、太鼓の叩き手も踊り手も力がはいり、力強いリズムと共に、一糸乱れぬ動きやアクロバットを披露し、観客も熱い声援を贈っていました。
そして、象がやってきます。電球のついた布で覆われた布で覆われた象は、太鼓の音にあわせて鼻や首を振るかわいらいしい象も。メインの象の背中には近くにあるガンガラーマ寺院のご神体が載せられ、その象が通り過ぎる時は見物中のスリランカ人も手を合わせていました。その後も、ライトアアップされた仏像の山車や迫力あるファイヤーダンスの列が続き、楽しい時間を過ごすことができました。
スリランカは面積は小さくても見どころは豊富で地域によってベストシーズンも異なります。また、夏には古都キャンディでもペラヘラ祭りが行われます。(加藤)
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