ラオス・ジャール平原に眠る謎の壺
先日、「ラオス大周遊 10日間」の添乗より帰国しました。
ラオスは他の東南アジア諸国に比べると、日本でまだ馴染みのない国かもしれませんが、
ニューヨークタイムズの‟今一番行きたい国ランキング“1位に選ばれる魅力溢れる国です。
ラオスでは首都ヴィエンチャン、古都ルアンパバーンだけでなく、今回は北部にあるシエンクワーンに足を伸ばしてみました。標高1000メートルの高原地帯に「ジャール平原」という有名な平原があります。平原の写真をご覧ください。無数にあるこれは一体何でしょうか?
岩?石?いいえ巨大な岩壺です。
壺で最も大きい壺は、高さは2.5メートル、重さは何と6トンもあるそうです。
人よりも大きい石壺と一緒に記念写真をパチリ。
あきらかに人の手で作られたこの巨大な石壺は一体誰が何のためにこの平原に持ってきたのでしょうか?
実は謎はまだ解明されておりません。
ラオスの伝説によると、このエリアには巨人族が住んでいたそうで、彼らが戦いの後に、ラオス名物のお酒ラオラーオを石壺に入れ、乾杯したというロマンあるお話もあります。
しかし1930年代に入り、フランス人学者の調査により、人骨や装飾品と思われる銅の腕輪等が発見されました。また棺桶のようなものもその後発見されたため、1500~2000年前の古代モン・クメール族によるお墓説が有力だと言われています。
今回は蓋付きの石壺もご覧頂きました。
「まるでかくれんぼが出来そうだ」とおっしゃっている方もいらっしゃいました。
歴史ロマンが詰まっているジャール平原。次、訪れる際は謎が解明されているでしょうか?(白井)
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