2017年4月13日 (木)

極寒のシベリア、バイカル湖で氷上ドライブ

 この度、ユーラシア旅行社の「氷結のバイカル湖、聖地オリホン島とシベリア絶景紀行 5日間」より帰国しました。
 東京の真冬よりも寒い3月のシベリアは予想通り白銀の世界。玉ネギドームのロシア教会や田舎町の木造建築、どこまでも続く白樺の林など、ロシアの典型的な景色が雪で埋もれていて夏とは別世界です。

タリツィ木造建築博物館

もちろん、そんな冬景色が見たいが為に極寒のシベリア行ったわけではありません。
 今回の旅の目的は「氷結のバイカル湖」です。
 バイカル湖は琵琶湖の47倍もの大きさ。東京から広島位までの距離の細長い湖という、とにかくバカでかい湖なんです。そんな湖が全部凍ってしまう程のシベリアの寒さ、、、想像するだけで大変ですね。
 

分厚い氷

 ツアーではブリャート人の聖地と言われるオリホン島を訪れました。通常時だとフェリーに乗って島へ行きますが、湖が凍ってしまっているこの時期は、なんと!凍った氷がそのまま道路になるのです。道路標識もちゃんと設置され、氷の上とは思えないくらいスムーズに走れました。

巨大氷

 観光の日は何度も車を止めて周辺の景色と共に氷結バイカルを堪能しました。氷の厚さは70cm~1m位。その下は1620mもの深い谷だと思うとゾッとする時もありましたが、氷が造りだすいろんな表情に夢中いなっているうちにすぐに忘れてしまいました。
 巨大なつららや御神渡りのように盛り上がった氷、氷に閉じ込められた気泡や魚など、一日中見ていても飽きません。
 また、夕焼け時や朝日に染まるシベリアの空がとても美しく、涙がでるほど感動してしまいました。
 ちなみに、氷点下になるシベリアでは涙も凍るかと心配しましたが、その時の気温は-7℃で涙は凍りませんでした。

バイカル湖の夕日

 帰国直前に見た夕日は格別でした。空はオレンジ色に染まり、表面が凍ったバイカル湖から少しずつ氷が剥がれアンガラ川に流れていきます。その行方を見ながら私たちもバスに乗り込み、バイカル湖を後にして町に向かいました。
 もっとここにいたい、明日もまた氷の上を歩きたい、ツアーがもう一日あれば、、、と去りがたい気持ちになりました。(関根)

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