2017年4月20日 (木)

マルタの中世にタイムスリップ~十字架を背負い戦った聖ヨハネ騎士団~

先日「陽光のマルタをめぐる~5つ星ホテルに5連泊~8日間」のツアーより帰国しました。
イタリア南西のシチリア島、そのまた南西に小さな島国マルタ共和国は位置しています。その面積は、琵琶湖や東京23区の半分ほどしかありません。しかしそんな小国には、エジプトのピラミッドよりも古い巨石文明の遺跡が至る所に残っています。今回は野花も咲いていて、遺跡も華やいでいました。
また中世の歴史を彩るのが、聖ヨハネ騎士団、別名マルタ騎士団です。彼らはエルサレムの病院を警護するために組織されました。その後、イスラム教徒に追われ、各地を転々とし最後マルタを拠点としました。オスマン帝国と戦い、勝利をもたらすという歴史的出来事を成し遂げたのも彼らです。
今回の旅では、そんな中世のマルタ騎士団の日々の軍事演習を現代に甦らせるインガーディアというお祭りにご案内しました。このイベントは首都であり世界遺産の街ヴァレッタのエルモ砦の広場で行われます。
砦に入ると、辺りを騎士団の格好をした人たちが歩いていて、中世にタイムスリップしたかのよう。太鼓の音がタタタンとなり、いよいよ訓練の始まりです。広場の一番前には白髪と長いひげの素敵な騎士団長が座ります。まず、太鼓とトランペットを先頭に総勢50名ほどの騎士団たちの行進。皆おそろいの背中にマルタの軍旗の模様の入った衣装を身に着けています。ちなみに、マルタの軍旗は、赤字に白の十字が入ったものです。マルタの街中至る所で、この軍旗を見ることができます。マルタ国民のマルタ騎士団への思いが感じられます。

街に掲げられたマルタ騎士団の軍旗

さて、行進が終わるとインガーディアの見どころ、剣士達の1対1の訓練が始まります。剣士たちは衣装も背格好も人それぞれ。ぽっちゃりした剣士が身軽に攻撃を交わし、剣で相手の帽子をパサッと落とすところは見ものでした。また、足をひきずって戦う迫真の演技をする剣士もいました。
最後は、火縄銃の大きな音が砦中に響き渡り終演。

マルタ十字を背負った騎士団員

当時の騎士団たちが実際に身に着けていた甲冑や兜、鉄砲は、同じヴァレッタにある騎士団長の館の武器庫にずらりと陳列されています。兜は重いもので10キロ。全身では50キロにもなります。
インガーディアが終わり、最後は騎士団たちと記念撮影。実は、このイベントに出演する人たちはボランティアなのだそう。やはり、マルタ騎士団はマルタの人たちに愛されているのだと実感しました。(松永)

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