2017年5月24日 (水)

セボルガ公国を知っていますか?

 この度、ユーラシア旅行社の「欧州小さな国々、夢紀行」より帰国しました。
 10日間の旅で駆け巡ったのはなんと9ヶ国!リヒテンシュタイン、サンマリノ、ヴァチカン、モナコ、アンドラの5小国とその周辺国のスイス、イタリア、フランス、スペインです。
これだけ広範囲の旅ではどこでもドアがあると便利ですが、列車を利用する事で意外とちゃんと観光できました。

教会

 今回の旅では「セボルガ公国」にもご案内しました。
 世界中を旅している旅のベテランのお客様でも、思わず「どこ?そこ!」と言ってしまいそうでね。それもそのはず、セボルガ公国は「自称独立国」なのです。
 国として成り立つためには3つの条件があるそうす。①土地②統治する人③他国からの承認。セボルガ公国は③がないため、「自称」独立国なのです。
 セボルガ公国の面積はたったの15?、人口320人。イタリア北部の地中海側、フランスとの国境のすぐ近くにあります。周辺の景色も美しい山間部にあり、小高い丘のような中心広場からは遠くに光が当たって輝くモナコ公国が望めました。

セボルガ国境

 現在のセボルガ公国はイタリア政府からはセボルガ村とみなされていますが、中世には独自の領域となり、領主のレリノ修道院長が神聖ローマ帝国から公爵に叙せられた事から公爵領(公国)となった由緒ある国なのです。
 1861にはサルディーニャ王国を母体としたイタリア王国が建国されましたが、編入過程が明確ではないという主張から、初代セボルガ公のジョルジョ1世が1960年初頭に独立回復運動をしました。

騎士団ゆかりの品々

 今回セボルガ公国をガイドしてくれたのが、セボルガ大公妃。現在二代目の大公とは15歳の時に知り合ったというとても美しい女性でした。
かつての造幣局や洞窟礼拝堂、シトー派の僧院跡など、公国の歴史を学びながらの散策です。
 テンプル騎士団ゆかりの土地という事もあり、所どころにそれらしい壁画や紋章などがあります。
 小さい村ですが、石畳の狭い路地が中世の雰囲気を残していて、とても素敵な国(村)でした。

セボルガパスポート

 セボルガ公国のお土産には手作りクッキーやワインがお勧めです。また、セボルガパスポートも作れます。日本から証明写真(お気に入りの写真でOKです)を持っていけば、その場で特別な書類に張り付けて国の紋章の印を押してくれます。
 ご希望の方はユーロから現地通貨のセボルガ・ルイジーノへの両替も可能です(1ルイジーノ=約6ドル)
 中々訪れることの無い自称独立国、せっかく行くなら徹底的に独立国として楽しんでみるのはいかがでしょうか?
(関根)

|

ユーラシア旅行社の西欧・南欧情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。