修道士の自治共和国アトス(ギリシャ)
先日、「ギリシャ物語 15日間」より帰国致しました。
今回は、15日間かけて、定番のアテネはもちろん、人気のメテオラの修道院、白い家と青い屋根が印象的なサントリーニ島、また、アレクサンダー大王の生誕の地、マケドニア地方まで足を延ばしました。
中でも、私が印象に残っているのが、女人禁制のギリシャ正教の聖地、アトスです。
アトス山は、テッサロニキの南東にある、先が3本に分かれたハルディキ半島の一番北側のアトス半島の先端にあります。アトス半島の付け根にある港からクルーズに乗り、聖地を海から眺めました。
何故アトス山が聖地になり、また、女人禁制になったのか、そこには一つの伝説があります。
ある時、聖母マリアが聖ヨハネを伴ってキプロスへの旅の途中に激しい嵐に見舞われ、アトスに停泊をせざるを得なくなりました。下船したマリアはアトスの異教の偶像をすべて一瞬にしてなぎ倒し、この地に祝福を与えました。そしてアトスを休息の地とし、他のいかなる女性の立ち入りを禁じました。
私が一番驚嘆したのは女人禁制の聖地を1000年以上保ち、今なお、20の修道院で1700人が修行をしているところです。しかもただの女人禁制というだけでなく、動物の雌も禁制で、隣の修道院までも山を越えて数時間という自然の中で厳しい戒律を守りながら修行をしています。
緑に包まれた半島に点在する修道院。陸路からの道はなく、そして、女性である私はただ船の上から眺めることしかできない聖地。
もし、男性に生まれ変わったのなら、修道院を訪れ、その生活を体験したいと思いました。(保坂)
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