2017年6月15日 (木)

140段の見事な大階段が待っている!陶器の街、カルタジローネ

シチリア島、南東部に位置する、陶器の街として有名なカルタジローネ。2002年にバロック様式の街の一つとして、世界遺産に登録されています。バロックの街並みに目を引かれつつ、可愛らしい陶器のお店をのぞいたりしながら、歩いていると、いつの間にか時間がたっていることに気づきます。先史時代から、この辺りでは、陶器作りが行われていて、現在でも受け継がれています。アラブ人から伝わる、マジョルカ焼きの技術もこの街から、イタリアに伝わっていったそう。今でもマジョルカ焼きの工房が軒を連ねます。細かい部分も丁寧に制作された、色鮮やかでシチリアらしい陶器がたくさんあり、お気に入りの1品に出会えるはず。

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いつ訪れても、魅力的な街には変わりありませんが、今回のように、花階段のイベントの季節に訪れると、街一番の目玉である大階段が華やかに装飾され、一際目立ちます!
この大階段はスカーラと呼ばれ、140段程ある階段は、それぞれの段の側面に、いろいろな模様や絵が描かれた陶器のタイルがはめ込まれています。階段の一部はエトナ山の溶岩でできています。また、花階段の時期には、多くの植木鉢が階段に置かれ、主に大きな花が描かれます。年によってその絵は様々ですが、下から少し離れてみると、よくその形がわかります。140段程の少し段差も大きい階段ですが、ゆっくりゆっくりその一つ一つの絵を見ながら、後ろを振り返り、美しいカルタジローネの街の写真を撮りながら進めば、この階段もどうってことありません。一番上まで上がると、素晴らしい景色が待っているので、登る価値あり。今回は、ちょうど登り切ったところにあるサンタ・マリア・デル・モンテ教会でミサが行われており、中を少し見学。帰りも、階段沿いにお店をかまえる陶器屋さんを見ながら、少しずつ降りれば、問題なしです。
パレルモやタオルミナのように、見所がたくさんある街というわけではないですが、居心地がよく、立ち寄ってよかったと思わせてくれる街です。

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同じ時期に行われる、ノートの街の花絨毯イベント(インフィオラータ)も開催されています。この時期のシチリアは、本当に花好きにはたまらないですね・・・(荒川)

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