2017年6月 6日 (火)

貴重な巡礼宿体験と知られざる絶景(カザフスタン)

  先日「トゥズバイル塩湖とウスチュルト台地、カザフスタン・マンギスタウ絶景紀行8日間」のツアーから帰国しました。 マンギスタウ州は、カザフスタンの西の端。この地域は、「カスピ海」と「アラル海」
の間に位置し、古くは「地中海」と同じ「テチス海」であった場所。
 その海底が隆起、その後浸食され、まだ知られていない絶景が広がっているのです。 そこへ行くには道もなくホテルもないため、4WDに分乗しコックさんも同行。テントに2泊、巡礼宿に1泊が続く冒険要素の強い旅となりました。

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 「ベケット・アタ」という聖廟の巡礼宿では、地元の人たちと一緒に一晩を過ごしました。夕食時、係員に教えられながら6人ずつ丸く車座になると、宿から提供される大きな鍋が中央に置かれます。聖地である為、写真を撮ることはできません。 鍋の中の料理は、平らで大きなうどんのような麺に大きな羊の肉が載せられたもの。
 これはビシュケルマック(5本指)と言われ、文字どうり地元の人は器用に手で食べていました。夕食後、男女別の大部屋に別れ雑魚寝。日本人が珍しいのか好奇心旺盛な地元の人から質問などをされお菓子を頂くなど、ふれあいを楽しむ事ができました。

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 翌朝、快晴になり、絶景が広がる「ボスジラ」へ向かいます。
 ボスジラとは、地元の言葉で所有者のいない渓谷という意味。車を走らせていくと360度地平線の台地にグランドキャニオンのような大渓谷が広がりました。この地域特有のチョークとよば れる白い石灰の地層、そして、遠くには塩湖も見えます。船のような不思議な形や、皿を逆さまに置いたような奇岩が連なり、異次元の世界に迷い込んでしまったかのような風景でした。

 荒れた台地の轍のみの道を行くため、何度か車が泥にはまり動けなくなったりもしましたが、ドライバーのチームワークで見事脱出。彼らと別れるときは、とても名残リ惜しい気持ちになりました。(加藤)

「トゥズバイル塩湖とウスチュルト台地、カザフスタン・マンギスタウ絶景紀行8日間」はこちら

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