ウイグル族の民家でラグ麺づくりを体験!(中国・新疆ウイグル自治区)
死の砂漠と言われるタクラマカン砂漠の縦断や、パミール高原のカラクリ湖観光など、ハイライトが多数ありますが、その中でも1番印象に残ったのは、西域名物のラグ麺作りです。
ラグ麺とは、ツルツルしたうどんのような中細の白い麺の上に、肉と野菜がたっぷりのアツアツの煮込みトマトスープがかかっています。新疆ウイグル自治区をはじめ、ウズベキスタンやキルギスなどの中央アジアの国々でも食べることができます。
今回訪れたクチャのウイグル族の民家は、お婆さん、お母さん、子どもと3世代の家族で、ウイグル族の暮らしぶりを垣間見ることもできました。
まずは庭の散策から。とても広い庭には、たくさんの木や畑、また羊や鶏、牛までも飼っていることに驚きました。
庭に面したキッチンには、ガスコンロの他、ナンを焼くためのカマドもありました。
その後、家の中にお邪魔し、自家製のドライフルーツやナン、お茶を頂きました。
カマドで焼いた自家製のナンは、水分がなく、とても堅い・・・。(乾燥した地域なので、時間が経っても日持ちがするそうです。)現地の方はこれをお茶に浸して食べます。できたてのナンもあり、こちらは柔らかく、おいしかったです。
そして、ラグ麺づくりの準備ができたら、いよいよ体験!
まずはベテラン主婦のお婆さんがお手本を見せてくれました。ラグ麺はとても長く太い1本の麺でできています。
その麺を指で細く延ばしていきます。延ばし終わったら、8の字形に手首に巻き付けていき、板にたたきつけながらさらに細く延ばします。
延ばし終わった麺は、お鍋に入れてゆでます。
ここまでが麺作り。早速、ご希望のお客様は一人ずつ体験開始です!
手際よく簡単そうにも見えますが、見よう見まねでやってみると、手首に巻き付けるところから難しい。そして上手く板にたたきつけられません。
ウイグル族の女性は誰でもできるそう。さすがです。
体験が終わったら、ゆでた麺をお皿に盛り、トマトソースをかけ、自分で混ぜて頂きます。
これが、日本人の口にも合い、とてもおいしい!
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