2017年7月21日 (金)

スイス、可憐な山リギ

先日、「ゆったりスイス周遊12日間」のツアーより帰国しました。
旅はイタリア北部、スイスとの国境の町ルガーノからスタートし、サン・モリッツ、ツェルマット、グリンデルワルドなど、アルプスの美しい山々を巡りました。有名なマッター・ホルンやユングフラウももちろん見ましたが、今回最も印象に残ったのは、リギという、小さな山でした。
標高1,798mのリギ山は、4,000m級の山々の中では地味に映るかもしれませんが、実はしばしば、「山の女王」と形容される、スイスの山々の中でも重要な山なのです。女王と呼ばれるのは、その優美な曲線と、周りの山を従えるようにたたずむ姿が故なのだとか。

リギの登山鉄道

このリギ山には小さな登山列車で登ります。スイスのちょうど真ん中あたりにあるフィア・ヴァルトシュテッテ湖という大きな湖の湖畔の町ヴェッギスから、リギ山の山頂までのこの登山列車は、なんと1871年、つまり約150年近く前に造られたヨーロッパ初の登山列車なのです!スイスの数ある登山列車、というか、登山鉄道の歴史は、このリギ山から始まったといっても過言ではありません。ちょうど中腹あたりの駅リギ・カルバードで一度列車を降り、ホテルにチェックインをし、荷物を置いて、再度列車に。次は山頂のリギ・クルムまで登ります。

リギ山からの眺望

リギ・クルムからはそれはもう美しい、フィア・ヴァルトシュテッテ湖の景観を眺めることができました。可憐な花々が咲き、ほんの小さな山なのに花を見ようか湖みようかなどと迷ってしまう程。山を囲むように点在する湖のほとりの小さな町々もとても美しかったです。この山は、山頂からみると地平線まで高い山がなく、台地の真ん中あたりにぽつんとそびえる独立峰なので、360度の眺望を楽しむことができる、スイスの中でもちょっとユニークな山なのです。ちなみに、中国の峨眉山と姉妹峰の提携を結んでいるのでこんな石碑もあります。夕暮れ前にはまた中腹のリギ・カルバードへ戻り、一泊しました。

湖が見える展望台

翌朝、また登山列車に乗り下山。湖畔を走り、次はルツェルンの町へ向かいます。あんなにきれいな景色を見せてくれたリギ山を離れるのは、なんだかさみしいなあと思っていたら、ルツェルンの町、大きな湖の向こうに、リギ山が見えました。あの山が愛されて止まないのは、山頂からの景色や咲く花々だけでなく、街からも見える、湖とともに映る可憐な姿があるからなのかなと、感動してしまいました。(留置)

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