2017年8月 4日 (金)

18世紀からヨーロッパ人を中心に憧れの地として崇められてきたユングフラウを訪ねて(スイス)

先日、「氷河特急一等車 ヨーロッパ四大名峰とスイスアルプスを楽しむ 10日間 」のツアーより帰国しました。
今回スイスアルプスの中でユングフラウが一番綺麗に見えました。ユングフラウは、標高4158 m、ドイツ語で乙女という意味です。近くのメンヒ(4107 m)・アイガー(3970 m)とともに3つセットで、オーバーラント三山と呼ばれています。

ホテルのあるグリンデルワルドからヴェンゲルンアルプ鉄道に乗り、中間駅のクライネ・シャイデック駅でユングフラウヨッホ鉄道に乗り換え、展望台のあるユングフラウヨッホ駅に向かいます。

グリンデルワルド

ユングフラウヨッホ駅は、標高3454mにある駅で、ヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅です。駅には「トップ・オブ・ヨーロッパ」という複合施設が併設されていて、展望台やパノラマシアターなどがあり、場所によっては人を観に来ているのではないかと思うほど世界中から観光客がたくさん来ていました。

ユングフラウ鉄道はスイスを代表する登山鉄道で、標高差は1393mあり、日本の最も急勾配の区間より、さらに3倍ほど急な傾斜を走るので驚きです。

鉄道の開通は多くの鉄道技師・登山家にとっての夢でした。
エッフェル塔の技師ケクランやスイスの有名鉄道技師ロッハーも、ユングフラウへ結ぶ登山鉄道の建設を夢見てきましたが、資金面・技術面と様々な問題があり、悲しいことに実現できませんでした。

そんな中アドルフ・グイヤー・ツェラーによるアイガーとメンヒの山中にトンネルを掘るという斬新な設計プランで、1896年鉄道の敷設工事が始まりました。
工事には莫大な費用がかかり、イタリアから100人の貧しい工夫が雇われ、驚くことに一つ一つ手作業で進められていったそうです。少ない給料が原因で工夫がストライキを起こしたり、途中事故により多くの工夫が命を落とすなどと工事は困難を極めましたが、工事開始から16年後の1912年2月21日に無事開通されました。
工事の苦労があったおかげで、今日私たちは富士山の標高に相当するユングフラウヨッホ駅に1時間足らずで簡単にいくことができるようになりました。 

ユングフラウヨッホ鉄道

そんな当時の人々の苦労を噛みしめながら電車に揺られること30分、ユングフラウヨッホ駅に到着しました。そこから100mを25秒ほどで上がる最新高速エレベーターで標高3571mにあるスフィンクス展望台まで一気に上がります。身動きが出来ない位、多くの人がエレベーターに乗っていて、早く展望台につかないかとそわそわしていました。

展望台に到着すると、思わずあっと声をあげてしまうほど、それはもう美しい!白銀の世界が広がっていました。また展望台の気温は10度ほどで、蒸し暑い日本から来た私たちにとってまるで異世界でした。この日はお天気が非常に良く、ユングフラウだけでなく、メンヒ・アイガーと麓から山頂までくっきりと綺麗に見えました。迫力あるユングフラウの山を観て、登山家たちが登頂に挑む気持ちがなんだか分かった気がします。いつか登頂に挑戦してみたいなと思いながらも、寒さも我慢できなくなって来たところで展望台を後にしました。(白井)

スイスのツアーはこちら

|

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。