夏至シーズン限定!ノールカップで白夜体験(ノルウェー)
先日「北欧物語 15日間」のツアーより帰国しました。この頃の日本は異常気象と言える真夏日が続く中、しばしの避暑ツアーでもありました。
毎年5月〜8月上旬はノルウェーでは白夜の時期です。白夜とは、簡単に言えば「ほとんど太陽が沈まず夜がなくなってしまう」現象で、北極点など極地で見られます。これは地球の地軸が公転面向かって傾いている為、極地付近では太陽に対する位置関係が自転してもあまり変わらないことにより起こります。今の時期だと、夜が1~2時間ほどで開けてしまいます。今回も日の入りは23時16分と、日本では体験することの出来ない、そんな不思議な現象を一番近くで感じられる、最北端のノールカップへ向かいます。
まずは人口1万人を超える都市として、世界最北に位置する小さな町アルタへ飛び、そこからノールカップ観光の拠点ホニングスボーグへ。到着した直後、信じられないほどの大雨に見舞われ、これには苦笑いするしかなく、止むことだけを願ってバスを走らせます。
アルタの空港からホニングスボーグの町まではおよそ3時間。周辺の風景も、これまでの都会の街並みからガラリと変わって、フィヨルドが一面に広がります。
ホテル到着後、真夜中の太陽は見られるかと不安になりつつも、夜の再出発までお天気を祈って、てるてる坊主を作り、それぞれのお部屋や周辺をお散歩して過ごしました。
そして夜9時半。万全の防寒対策で再出発です。バスを走らせていると、さっきまでの雨が止み、素晴らしい晴れ間が見えました!これには皆様大興奮!期待が膨らみます。
ノールカップでは、北極から吹く強風に迎えられながら、有名な地球儀のモニュメントへ。8月に凍える!寒い!という言葉を発することになろうとはという程、外は凍てつく寒さ。太陽はというと、徐々に沈もうかというところで、その美しい姿を捉えることができました。だんだんと太陽が地平線に近づき、すこし沈みますが残光によってまだまだ明るいまま日付をまたぎ、短い夜を迎えました。
白夜のシーズンが過ぎると、北欧は徐々に日が短くなり極夜となります。すると今度はオーロラが見られるように!最北の地で様々な自然を感じ、日本とは異なる四季を感じることができました。北欧まで行くなら、最北端まで!そこは神秘的で不思議な体験をさせてくれる素晴らしい場所でした。(西澤)
| 固定リンク
「西欧・南欧情報」カテゴリの記事
- 素朴なシチリアを知る。名画の舞台チェファルーへ(2017.12.22)
- モナ・リザだけじゃない、ヴィンチ村のレオナルドさん(2017.12.20)
- バスクといえば美食だけ?(スペイン)(2017.12.14)
- トリュフ市は大賑わい!美食のピエモンテ州への旅(イタリア/トリノ)(2017.12.12)
- モンタルチーノでつぐみ祭!(イタリア)(2017.12.01)
コメント