都会を抜け出して長閑な古都ノブゴロドへ(ロシア)
先日、「ロシア物語~9大世界遺産を巡る~13日間」の添乗より帰国しました。
通常のハイライトコースでは中々訪れないノブゴロドや黄金の環ではロストフ・ヴェリーキーやヤロスラブリも訪れる見どころたっぷりのツアーです。
サンクトペテルブルクは現在白夜祭の時期で観光シーズン真っただ中。エルミタージュ美術館をはじめ、どこも沢山の観光客で賑わっています。
そんな大都会から少し離れてのどかな時が流れる古都ノブゴロドを訪れました。
サンクトペテルブルクより南へ約180km、バスで約4時間かけてノブゴロドに到着。
ノブゴロドは、ロシア語で「新しい町」を意味しますが、実際はロシア最古の都市の一つで歴史上に登場したのは862年のことです。
1992年にノブゴロドと周辺の歴史的建造物群として世界文化遺産に登録されています。
街の中心にはクレムリン(要塞)があり、その隣をヴォルホフ川が流れています。
ヴォルホフ川東岸にはヤロスラフ宮廷跡と市場と呼ばれる地域があり、かつてバルト海と地中海を結ぶ交通の要衝都市で町が発展した際、この辺りは市場、多くの教会が建てられました。
12~17世紀に建てられた教会がぎゅっと集まって残っており、まるで教会の野外博物館の様です。
教会の立ち並ぶアーケードを抜けてヴォルホフ川に架かる橋を渡ってクレムリンへと向かいます。この日は天気が良く、河岸で気持ち良さそうに水遊びをしている地元の人々を多く見かけました。
クレムリンに入ると見えてくるのが現存するロシア最古の石造建築の一つの聖ソフィア寺院です。
ずっしりとした白壁の上に銀色に輝く6つの玉葱屋根が印象的。ひときわ目立つ黄金に輝く中心のドームは900グラムの金が使われています。
クレムリン敷地内にはロシア1000年記念碑や白樺文書が保管されている歴史博物館もあり、あっという間に時間が過ぎてゆき、大都会サンクトペテルブルクへと戻りました。(鈴木)
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