大迫力!マサイマラにて、ヌーの命がけの川渡りに遭遇!
先日、「ケニア・タンザニアハイライト9日間」のツアーより帰国しました。
一番の目当ては、ヌーの川渡りを見ること。ヌーの大移動にあたるこの時期、ケニアのマサイマラ国立公園では、ヌーの大群が命がけでマラ川を渡る光景を見るチャンス!ドライバー達の話では、10日間滞在しても、なかなかその光景に遭遇することは難しいといいます。主に、夏をマサイマラで過ごすヌー達は、小雨季の始まる10月頃からマサイマラと国境を接する、タンザニアのセレンゲティ国立公園への移動を開始。徐々に南下していき、2月にはセレンゲティの南東部で出産シーズンを迎えます。そして雨季が終わる6月頃、セレンゲティで過ごした数万頭のヌー達は再び、マサイマラを目指し、北上していくのです。
野生動物の宝庫と言われるケニアの中で、大阪府とほぼ同じ面積で、且つ、最も個体数が多いといわれる、マサイマラ国立保護区。保護区内の快適なロッジに、ツアーでは3連泊します。チャンスは丸2日。1日目朝から、早速マラ川を目指します。ロッジからサファリをしながらマラ川へ行く途中、何度もヌーとシマウマの群れに遭遇。貴重な場面に遭遇できるかも!?と期待も膨らみます。そんな中、ようやくマラ川に到着!しかし川のまわりには、ヌーとシマウマが数頭いるだけ…渡る気配もまったくなし…ドライバーさんたちも、「昼を食べた後にもう一度来ようか・・」という会話が始まった時、少し遠くにヌーの大群を発見。なんと私たちの方に向かってきます。遠くに見えていると感じた群れはいつの間にか、マラ川のすぐそばに。臆病な性格であるヌーはマラ川の様子を伺い、川岸のあたりをうろうろ…なかなか渡ろうとしません。毎年、多くのヌーがナイルワニに捕食される、あるいは溺死するという情報を耳にしているので、頑張れ!とヌーの背中を後押しするように、自然と声が上がります。カメラを握りしめ、その瞬間を待ちます。そしてついに一頭が川に飛び込みました。その瞬間続くようにして、周りにいたヌー達が勢いよく飛び込み始めます。その光景に夢中でシャッターを切りながらも、大自然の厳しさ、素晴らしさ、人間の非力さ…いろいろな感情が混ざりあって、ただただぼーっとその光景を眺めていました。無線で頻繁にやりとりをし、私たちを良いポイントに連れてきてくれたドライバーさん達にも感謝です。この川渡りが見られた時のドライバーさんの得意げな顔は忘れられません。
今回のヌーとシマウマたちは無事、渡りきる事に成功。何事もなかったかのように、再び草原を求めて、マラ川をあとにしていきました。ヌーの川渡り以外にも、たくさんの動物に出会うことができましたが、ヌーの川渡りを見た時の感動は、実際にその場に遭遇してみないと、なんとも説明しがたい、素晴らしいものでした。(荒川)
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