青空の中の麦積山石窟へ!
先日、「黄土高原、10の石窟を巡る旅」から帰国致しました。
このツアーは、中国の甘粛省・陝西省・寧夏回族自治区にある10個の石窟を
8日間で巡ります。
西安から出発し、天水・蘭州・固原を回り西安に戻るので、総移動距離は約2500km。
車窓には、黄土高原ならではの断崖絶壁が広がります。
この旅の見どころは、やはり世界遺産のシルクロードにも登録をされている麦積山石窟。
麦積山石窟は、莫高窟・龍門石窟・雲崗石窟に並ぶ、中国四大石窟の一つです。
名前の由来は、漢字の通り、麦を積んでいるような山に見えるため、このように名づけられました。
石窟には190個以上、1300㎡の壁画が保存されています。
そんな広大な麦積山石窟のうち、ツアーでは一般窟の他に、44窟、121窟、135窟の3つの特別有料窟にご案内。
梯子のような階段を上っていくと、特別有料窟の前には南京錠のかかった扉が現れます。
見張りの警備員に鍵を開けてもらい、いざ石窟見学へ。
やはり有料窟は、保存状態がいいものが並びます。
特に44窟の1400年前の西魏時代に造られた仏像は、顔の表情もはっきりと分かるほど綺麗に残っています。
今回はひそひそ話をしているように見える仏像で有名な121窟が修理中だったため133窟にご案内しましたが、
133窟は、麦積山石窟の中でも最大の広さで、仏像が壁一面に並んでいることから、千仏窟とも呼ばれます。
釈迦と子供が再開した時を表す悲しげな仏像や、釈迦の一生が彫られた大理石の石碑なども見ることができました。
石窟の観光は急遽修理が始まることもあり、ご案内が出来なくなってしまう窟もありますが、
それも石窟を守るためには仕方がないこと…
今回、9月と天候にも恵まれ、青空の中での観光は、素晴らしいものになりました。
| 固定リンク
「中国・モンゴル情報」カテゴリの記事
- 山奥にたたずむ要塞?客家土楼とそこで暮らす人々(中国)(2017.12.26)
- まるで巨大エレベーター?三峡ダムシップロック通過(中国)(2017.12.21)
- 青空の中の麦積山石窟へ!(2017.10.03)
- 馬乳酒をご存知ですか?~モンゴル・ゲル体験~(2017.09.14)
- 高山植物と青空の四姑娘山を満喫!(2017.08.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント