2017年10月26日 (木)

島国なのにグルメの代表はヘルシーな牛肉!(バヌアツ)

南太平洋の島国バヌアツ。世界一火口近くで噴火が見られる活火山ヤスール火山やジュゴンのいる海、美しいブルーホールなど自然を楽しみに多くの人が訪れています。

今回のツアーでも大自然を堪能し、のんびりした島の暮らしを見学しました。
さて、日本と同じく火山活動によって生まれた島の連なりを国土とするバヌアツは、自然豊かで農業も盛んな国です。輸出品の多くも農作物です。南国らしいココナッツや近隣諸国で高品質と評判のカヴァ(胡椒科の植物、根を煎じて飲みます。伝統的な儀式では欠かせません)などが主品目ですが、それらと並ぶバヌアツの名産品が、牛肉です。
バヌアツ牛のステーキ(一例)
かつてフランス人が多く住んでいたエスピリトゥ・サント島(サント島、ジェームズ・ミッチェナー『南太平洋物語』の舞台)をはじめ、バヌアツのあちらこちらでココ椰子の木陰や大きな羊歯の木の間に放牧されている牛を見かけます。
バヌアツ、タンナ島で
かつて、サント島などの牧場のオーナーの多くはフランス人でしたが、今日では日本や中国など諸外国の企業が所有しているところも多いようです。
自然の中でのびのびと育てられ、良くしまった赤身のお肉は、そういった企業を通じてオーストラリアやニュージーランドなどへ輸出されています。
日本にも、バヌアツからの牛肉が輸入されていますが、残念ながらまだまだブランドとしての知名度が低く、商品名などに大きく謳われていることは稀です。
しかし近年の健康志向の波に乗れば、ヘルシーで臭みのないバヌアツ牛のブームもやってくるかもしれません。
その際にはぜひ美しい海と猛々しい火山の島国バヌアツに思いを馳せてみてください。
(山岸)

|

オセアニア情報」カテゴリの記事

世界の料理情報」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。