2017年10月 4日 (水)

森が広がるクルシュ―砂州(リトアニア)

先日魅惑のバルト三国とヘルシンキ10日間の添乗より帰国致しました。今回のツアーは関空発着の復路直行便。まずは大阪を出発し、リトアニア、ラトビア、エストニアそして海を渡りヘルシンキへと北上して行きました。
今回印象に残ったのは、2000年に世界遺産に登録されたリトアニアにある「クルシュ―砂州」。
このクルシュー砂州は、氷河が解けた後に氷河に押し出された礫や岩塊などの堆積物が点々と島状に残り、その島と島の間をバルト海の海底の強い流れで運ばれてきた砂が埋めて土手状になったもの。日本でいうと天橋立も砂州です。全長は約98km(北から約52kmがリトアニア領、残りがロシアの飛び地カリーニングラード州)、幅は400m~3.8km。

砂州という言葉を聞いて、砂漠や砂丘というような砂の土地なのかと想像しがちですが、意外にそんなことはありません。この砂州はなんと全体の約80%が森林で、残りが砂丘です。
動物も目にすることはありませんが、クマや鹿が生息しているそうです。リトアニアの第3の都市クライペダの街からバスごとフェリーに乗りこみます。距離がそこまで離れていないため、港からクルシュー砂州が目の前に見られます。フェリーはたったの5分で対岸に到着します。

クルシュー砂州に入ると、森林に囲まれた道を進むため砂州にいるのに砂を見ないという不思議な光景が広がります。この森林は、かつてドイツ人の侵攻や人の伐採によりなくなっていたもの。19世紀に入り、ある機関が森に戻す研究を始め、防災林を設けるなど植樹が行われ、その成果で現在は森林が砂丘の面積を上回るまでになりました。

バスで港から1時間程森の中を移動するとようやく砂丘が姿を現しました。砂丘の展望台からは、4km先にロシア領が見られます。風がよく吹いていて、砂州が森に囲まれている様子、東にはラグーン(潟湖)、西には美しいバルト海も見られ、砂州の細長くのびた形がよく分かりました。
港町ニダにも寄り、最後にバルト海のビーチで琥珀探し。目的の足元に眠る琥珀探しよりも目の前に青く光るバルト海の方に自然と目が行ってしまいました。
実際に行ってみないと分からないクルシュー砂州の不思議な光景を目に焼き付けて後にしました。(山下)

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