2017年11月 2日 (木)

地獄と天国?!トルクメニスタンの魅力!

 先日、「地獄の門とトルクメニスタン8日間」のツアーから帰国しました。お天気にも恵まれ、朝晩は冷え込みしたが、昼は20度ほどと過ごしやすい気候でした。トルクメニスタン自体、日本ではあまり知られておらず、知っていても独裁体制の政治の為、中央アジアの北朝鮮と言われていたり、なんだか恐ろしい国ではないかと思われてしまいます。しかしながらトルクメニスタンには、シルクロードファンも唸るような古代の遺跡、絶景ファンなら行ってみたい地獄の門などまだまだ未知なる魅力がたくさんあります。
 今回のツアーでは、絶景で話題の地獄の門へ行って参りました。道中は比較的舗装されていますが地獄の門自体は砂漠の中にある為、最後は道なき道を走り、大迫力の地獄の門へ。宿泊施設は近くに何もないのでテント泊。夕食はユルタ(中央アジア版ゲル)にてケバブや野菜など。外で食べるとよりおいしく感じます。夜、暗くなったら満天の星空。そして、再び真っ暗の地獄の門へ。真っ暗だとさらに迫力が増し、轟々と燃える炎に目が放せません。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 地獄の門が出来たのは、1970年、ソ連政府が天然ガスの採掘をしていたところ、落盤事故が置き、天然ガスが漏れ出すようになり、放っておくと家畜の健康被害が出たため、火をつけガスが漏れないようにしたためです。ですので、天然ガスがある限りは燃えていますが、いつかは枯渇し、見られなくなる可能性のある絶景なのです。火がついて約45年もたちますが、現在は消えそうにないほど活発に燃えていました。
また、地獄の門へは夜だけでなく、日の出の近くの時間もお勧めです。だんだんと空が明るくなり、周りの風景も見え始め、日の出もきれいに見られました。

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 朝晩、地獄を楽しんだ後は、首都アシハバードへ。砂漠地域とは全く違い、非常に近代的な街並み。真っ白な大理石の建物が700棟以上あり、世界一大理石の建物が多い町としてギネスブックにも載っています。初代大統領ニヤゾフの時代に天然ガスで得た財源で、街が大理石に生まれ変わりました。また、大理石だけでなく、天然ガスの恩恵は市民の生活にも還元されており、水、電気、ガス全て無料!!中でも、電気は天然ガスで発電しているそうで、街中のネオンにも贅沢に使われています。夕方暗くなると、とたんに街がネオンでいっそう明るく輝きだすのです。少し高台から見下ろすと100万ドル?!には少し及びませんが、すばらしい夜景が見られました。町のネオンにゴミ一つ落ちていないきれいな道路、そして大理石の建物・・・アシハバードの夜は天国のようでした。(杉林)

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