2017年11月17日 (金)

知る人ぞ知る、クロアチアのミニ・プリトヴィッツェで癒しのひと時

先日、スロベニア・クロアチア16日間のツアーより帰国しました。
秋の訪れの中、たっぷりとマイナスイオンを浴びせてくれた場所があります。クロアチア中部にある、木々と水に囲まれたラストケ村です。

ラストケ村の風景(クロアチア)


ラストケ村は現在の人口65人、世帯数は20強ととても小さな村ではありますが、実は村の住民すべてが観光に関わる仕事をしているという立派な観光地です。
なぜ、こんなに小さな村が観光地になり得たと思いますか? ヒントは、首都ザグレブと、世界遺産のプリトヴィッツェ国立公園をつなぐ道の、ちょうど中間地にある…。
そうです、ラストケ村は旅行客の休憩地だったのです!
クロアチアが観光地として人気が上昇するとともに、プリトヴィッツェ国立公園を訪れる人が激増、ラストケ村に訪れる人も激増。この美しい景色の村に魅せられ、次第に観光地として立ち寄る人々が増えていったというわけです。
このように観光地となるまで、村の住民達は、山の高低差で生じるスルニ川の小さな滝を活かした水力による製粉業で生計を立てていました。滝のすぐ上に粉挽き小屋が建てられ、それぞれの滝にはその小屋の所有者の名前が付けられていました。17世紀の村が一番栄えた時期には、ラシュトケ村の中に22もの粉挽き小屋があったと言われています。

ラストケ村の風景(クロアチア)

しかしながら、まだ記憶にも新しい1991年からのユーゴスラビアの紛争で、この村はセルビア軍に占領され、水車小屋も含めほとんどの家屋が破壊されてしまいました。そんな絶望的な状態から、住民達のたゆまぬ努力により、現在の美しい村の景観を取り戻すまでに至りました。
 水車小屋は現在3軒が再建されたのみですが、今回のツアーではその粉挽き小屋の一つの内部を見学しました。川にせり出して小屋が作られており、床から下の川を覗けるようになっています。木造の水車がキコキコ音を立てて回っていく様子は、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれます。
小さな村ながら、美しい黄葉と川のせせらぎと静かな滝の音とが混ざり合う、とても素敵なひとときでした。(三好)

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