お釈迦様入滅の地、クシナガルへ
先日「インド八大仏跡巡りと三大仏教美術館 13日間」より帰国いたしました。
仏陀の誕生・入滅・降臨まで、仏教聖地のなかでも「八大仏跡」と呼ばれる場所をすべて巡ってきました。お釈迦様の生まれたルンビニ、菩提樹のもとで悟りを開いたブダガヤ、初めて説法したサールナート、そして入滅の地クシナガル、この4箇所は「四大仏跡」として有名です。この4箇所と、仏陀の説法を聞くために沢山のお弟子さんたちが登った霊鷲山のあるラージギール、お釈迦様が説法する際に利用された祇園精舎のあるサヘト・マヘト、仏陀が最後の雨季を過ごしたとされるヴァイシャーリ、天界で3カ月を過ごした釈尊が再び地上に降りたった地と言われるサ―ンカーシャを加えた8箇所がその重要度から「八大仏跡」と呼ばれています。
その中のひとつ、お釈迦様が入滅された地であるクシナガルについてご紹介いたします。
涅槃を直感したお釈迦様は、説法をしていたラージギールを出発し、最後の旅に出ました。旅の途中、鍛冶屋のチュンダがお釈迦様一行に料理を提供したところ、 激しい苦しみに見舞われたのです。しかし、お釈迦さまは、チュンダの責任ではなく、日常生活の中で病が生じただけだと悟り、チュンダが非難を浴びないよう、思いやりました。苦しみながらもクシナガルに向かい、着いた時には、すでに疲れ果てていました。お釈迦さまは沙羅双樹の間に北枕を用意させ、右脇を下に横になりました。そして大涅槃へと入られたのでした。お釈迦様の涅槃の時、時ならぬ花が咲き、花弁がお釈迦様の身体に降りかかったと言われています。
現在この地にはお釈迦様を記念して寺院が建てられています。寺院内にはお釈迦様の涅槃像があり、タイやスリランカなど多くの地からも訪れている仏教徒が巡礼に来ていました。
ツアーでは、お釈迦様が、最後に説法をされたケサリアストゥーパを訪れた後に向かいます。観光の時間はちょうど夕暮れ時で、夕日に照らされたニルヴァーナ寺院はとても美しく、より一層、神秘的に感じました。
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