2017年12月19日 (火)

技術の高さに感動の連続!イランの“古代のダム”へ

先日、「イラン世界遺産紀行 11日間」より帰国致しました。11月のイランは、木々も黄葉していて、すっかり秋景色。イラン北西部発祥とされるザクロも旬を迎えます。このコースでは、ツアータイトルの通り、世界遺産15箇所を見学します。紀元前5000年以上の歴史を持つ国イランは、「中東の3P」のうちの一つペルセポリスや、世界の半分と謳われた古都イスファハーンなど毎日がハイライトづくしで世界遺産の宝庫です。

その中でも、2009年に世界遺産に登録された「シュシュタルの水利施設」は、当時いかにイランの文化レベルが高かったのかを象徴しています。

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シュシュタルは、イラン西部のフーゼスターン州の州都アフワーズより92km離れたところに位置する町です。シュシュタルの水利施設は、ササン朝ペルシャ時代、3世紀にシャプール1世の治世に造られた、4つのダムのうちの1つ。イラン中央部を西南に延びるザクロス山脈より流れる、イラン最長の川であるカールーン川の水を利用して造られました。流れ落ちる水は、再びカールーン川に戻り、カールーン川はやがてペルシャ湾に注がれます。
橋の上から見下ろすと、まるで本物の自然の川、滝のよう!轟をあげて流れ落ちる水量の凄まじさは、人間が作り出したものだとは思えないほどの大迫力です!
当時は、この水利施設に40か所の粉挽き所がありました。水力を利用して、石臼を回し、小麦から粉を精製していたのです。イランの食卓では、煮込み料理やケバブが並びます。その主食はサフランライスとナン。シュシュタルとは、「水の恵み」という意味。この水利施設がなければ、ナンを食べるという習慣は生まれなかったかもしれません。
3世紀にすでにこのような大規模な施設を作るほどの文明が栄えていたことに胸が熱くなりました。

また人間の綿密な計算で完成したのは、一歩踏み入るとその美しさに魅了される、ローズモスクこと、シラーズの「ナシル・アル・モルク・モスク」。朝だけ差す太陽の光によって、ステンドグラスの模様が床の絨毯に映ることで有名なモスクです。モスクは神様の家でもあります。そんな家に色鮮やかで暖かい光で満たすことは神様を信仰していることを意味します。

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イランでは、すれ違うたくさんの人々が「ウェルカム!ようこそ、イラン!」と迎えてくれます。そんな温かい国イランの人間が編み出した技術のレベルの高さに感動してやみませんでした。(角田)

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