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2018年2月

2018年2月28日 (水)

ブッダが天から降下した地、サーンカシャへ(インド)

先日、「インド八大仏跡巡りと三大仏教美術館 13日間」より帰国しました。

今回のツアーは、ブッダの生涯80年のゆかりの地を13日間で巡りました。
4大仏跡と言われるブッダ誕生の地「ルンビニ」、菩提樹の下で悟りを開いた「ブッダガヤ」初めて説法をした「サールナート」、涅槃に入った「クシナガル」に加え、竹林精舎のあった「ラージギール」ブッダが娼婦から食をうけた「ヴァイシャ―リ」祇園精舎、舎衛城で有名な「サヘト・マヘト」そして、「サーンカシャ」の八大仏跡を巡りました。
ブッダは、生まれて1週間後に母親マヤ夫人を亡くしました。悟りを開いた後、天上界にいる母親にブッダは説法をしたいと考え、そしてある時、祇園精舎近辺から天上界へ行き、3カ月間母親と天人達に説法をし恩返しをしたと言われています。
そして、再び天から地上に降りた場所が、サーンカシャです。

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<サーンカシャの丘の頂上にて>

お釈迦様がこの地に降りてきたとき、三道宝階といって、インドラ神(ヒンドゥー教の神様)が中央が黄金、左が水晶、右が白銀で出来た階段を作りました。ブッダは中央の階段から降り、ブラフマー神(ヒンドゥー教)が白銀、インドラ神が水晶の階段から降り、天人達は花吹雪で祝ったそうです。
現在のサーンカシャは小高い丘になっていて、周辺には大きなガジュマルの木、菩提樹、ブッダゆかりの地に後のマウリヤ朝のアショーカ王が建てた象頭の石柱、伝説の様子を描いたレリーフがあります。ブッダが降下したと言われる丘の上には、ヒンドゥー教のシヴァの神妃ディーヴィーを祀っているお堂があり、堂内や周辺の木々には、沢山の鈴があります。インドでは、仏教の生まれた地ですが、ヒンドゥー教が約8割と、仏教、ヒンドゥー教が混じりあっている国です。サーンカシャでも、その特徴がみられました。
静かな場所で、太陽の光が木々の間から差し込み、まるでブッダが天界から天人達を従え再び降りてきそうな雰囲気でした。(南雲)

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2018年2月27日 (火)

歩くからこそ見られる絶景!様々な表情を見せる名峰フィッツロイ(パタゴニア)

先日、「歩いて巡るパタゴニア 三大氷河と四大名峰満喫の旅 16日間」の添乗より帰国致しました。ツアータイトルに「歩いて巡る」とある通り、今回のツアーはハイキングツアー!ハイカーの聖地と言われるエル・チャルテンに3連泊し、たっぷり歩いてパタゴニアの大自然を堪能しました。

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今回最初に歩いたのはロス・トレス湖へのコース。エル・チャルテンで一番人気とも言われるハイキングコースですが、距離にして全体で約20キロ。スタートして前半は南極ブナの森を進みます。パタゴニアの代名詞でもある強風が吹いても、木に守られて歩けるので安心です。一日の中に四季があると言われるくらいお天気がコロコロと変化するパタゴニアですが、幸いにもお天気に大変恵まれ、フィッツロイがはっきりと見られました!途中ポインセノットのキャンプ場でお昼休憩をとり、ロス・トレス湖まではいよいよ残り2キロ程度!となるのですが、ここが難所。一気に400m上がっていく中級コース。上り坂がずっと続き、場所によっては手をつきながら岩場をあがることもあり、息が上がります。普段運動をまったくと言っていいほどしない私にとっては、想像以上に体力が必要で、途中でまだ着かないのかと心が折れそうにもなりました。それでも、ロス・トレス湖に到着すると頑張った分だけの、もしくはそれ以上の絶景が待っていました。

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すぐ目の前に迫る名峰フィッツロイの迫力は言葉では表現できません。かつて先住民に「煙を吐く山(チャルテン)」と呼ばれていた山は、その名の通り、山頂に白い雲がかかりとても幻想的でした。ロス・トレス湖のエメラルドグリーンの湖面と真っ白な氷河も彩りを添え、ずっと見ていても飽きることはない景色でした。また、神様は最後まで私たちに味方してくれたようで、朝日に染まるフィッツロイやセロトーレも綺麗に見ることができました。日中の白く輝く雄大な姿とは一味違う、燃えるような赤に染まったフィッツロイは大変美しく、今も脳裏に焼き付いています。
圧倒的なスケールを誇るパタゴニアの大自然。雄大な山々や氷河に魅了され続けたあっという間の16日間でした。(市川)

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2018年2月23日 (金)

砂漠の町ジャイサルメールはなぜ「ゴールデンシティ」なのか?(インド)

先日、「謎のインダス文明遺跡ドーラビーラーと砂漠の国ラジャスタン 12日間」のツアーより帰国致しました。
インド北西部に位置し、パキスタンとも国境を接するラジャスタン州は、色に例えられた街が点在するのが特徴です。例えば、州都ジャイプルは風の宮殿やシティパレスに代表される建造物の外観が赤みがかった土の色を持つことから「ピンクシティ」、美しき湖を擁するウダイプールは白い建物が多いことから「ホワイトシティ」と呼ばれます。さらにこのツアーでも訪れるジョドプールは、メヘランガル城砦から旧市街を見下ろすと青い建物が点在することわかり、このことから「ブルーシティ」と呼ばれます。これは、インドに根強く残るカースト制の中で一番上の階層の「ブラフマン(僧侶)」が住んでいた家の外壁が青く塗られたそうです。

そして、ジョドプールから西へ荒野の中を290kmほど走り、砂漠の中から忽然と現れた城塞都市こそがジャイサルメールであり、城砦を取り囲むように町が形成されています。この町は「ゴールデンシティ」と呼ばれていますが、城砦およびそれを取り囲む建物はおおむね砂岩でできていますので、「なぜゴールデンなの?」と首をかしげざるを得ません。正直「イエローシティ」の方がしっくりくるようなこないような・・・。

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<昼のジャイサルメール城砦>

この胸のつかえが取れないまま、夕方、サンセットポイントへ。ここからは城砦を遠望することができるのですが、そこに着いた時に見た城砦の色は、昼間に見たそれとはまったく違い、夕陽に照らされ、少し赤みがかり、それが神々しく感じました。「これがゴールデンなんだ!」と妙に納得しましたが、ただその時間は長く続きませんでした。しかし日の入り後、しばらくその場で佇んでいると、城砦のライトアップが徐々に始まりました。完全に暗く成りきる前の空と下で灯りに照らされた城砦も「ゴールデン!」と思ったのは、私だけではないと思いつつ、その場を後にしたのでありました。(斉藤信)

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<夕陽に照らされたジャイサルメール城砦>

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<ライトアップされたジャイサルメール城砦>

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2018年2月22日 (木)

クスコからチチカカ湖へ、アンデスを超えてゆく列車の旅(ペルー)

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<チチカカトレイン>

先日、「ペルー・ボリビア、アンデス物語 14日間」の旅から帰国しました。
内容はというと、ナスカの地上絵、マチュピチュ、チチカカ湖、そしてボリビアのウユニ塩湖へ、名だたる絶景の地を巡るオイシイところ取りの旅。ゆっくり高所順応をしながらの日程のお陰か、最後まで高山病に悩まされることなく過ごすことができました。
その高所順応のポイントの1つだったなと思ったのは、クスコからチチカカ湖への列車の旅です。よくあるバスでの旅は、約7時間ほど時間がかかります。当然ながらバスの中で身動きはほとんど取れませんし、食事も車内でお弁当ということがあります。飛行機で行くこともありますが、高所順応の為には少々辛いことがあります。そこで、第3の手段が、列車です。バスで走行するルートにほぼ併走するように列車が走行しており、そこを走るのが「チチカカ・トレイン」。今回はこのチチカカ・トレインに乗車して、チチカカ湖畔のプーノへ約10時間30分の旅を楽しみました。


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<落ち着いた雰囲気のラウンジカー>

列車を運行するペルー・レイル社は、あのオリエント急行を運行するベルモンド社とペルー資本によって共同運営されているということで、車内はとてもクラシックな雰囲気。乗車早々、テンションが上がります。

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<ゆったりした椅子が快適な客車>

列車は定刻通り7時10分にクスコを出発。時速40㎞ほどのゆっくりした速度で、汽笛を鳴らしながらクスコの市街地を走ります。
クスコを抜けたころ、ラウンジカーではフォルクローレショーが始まりました。ペルーの民族楽器を用いた演奏と、民族衣装のファッションショーで盛り上がります。ウェルカムドリンクとペルーのおつまみもごちそうに。

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<車窓に迫るアンデスの山々>

ショーを終えて一息つくと、列車は徐々に標高を上げていき、アンデスの山並みが迫ってきました。車窓はさながら、某テレビ番組のように。カメラを構えたくなる瞬間が増えていきます。
そして、昼過ぎには最高地点4,319mのラ・ラヤ峠へ。約15分ほど写真ストップがあり、外へ出ると、カラフルな民族衣装を売る店がこんなところでも商売熱心に声をかけてきました。
汽笛が鳴って車内へ戻ると、お待ちかねのランチタイム。
アンデスの食材をふんだんに使った3コースメニューをゆっくりと堪能。
ほどなくすると、フォルクローレショー第2弾が開始!そして、アフタヌーンティーサービス。到着の30分ほど前からチチカカ湖が車窓に見え、18時過ぎにプーノに到着です。

時にはおしゃべりを楽しみ、時には車窓の景色をのんびり眺め、気が向けば最後尾の展望車へ行って写真を撮る…。椅子もゆったり仕様なので、疲れた体を休めるのにも好都合!
暇を持て余すことなく、お腹も心もいっぱいになる体にやさしい列車の旅。お陰で(?)、体に負担をかけることなくチチカカ湖、その後のウユニ塩湖の滞在を楽しむことができました。(江間)

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2018年2月21日 (水)

かわいいだけじゃない!ベビーラッシュ(ケニア・タンザニア)

先日、ケニア・タンザニアのツアーの添乗より帰国致しました。
例年、この時期はタンザニアのセレンゲティ国立公園で動物が子供を産み、北のケニア・マサイマラ国立公園へ向けて移動の準備を整える時期です。

草食動物の群れの中、よく目を凝らすと大人たちに守られているかのように小さな影がひょっこりと顔を覗かせてくれます。愛くるしいその姿に、時間を忘れて見守っていたい気持ちに駆られます。

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<セレンゲティで出会ったライオン達>

我々のグループは大変運が良く、至近距離まで車で近付き、動物たちをじっくりと観察することが出来ました。と言うのも、例えばタンザニアのセレンゲティ国立公園なら、広さは四国と同じ位! この広い土地の中で生息する動物たちに会いに行くのが、そう簡単ではないことにお気づき頂けますでしょうか。

ですが、現地のベテランドライバーさんなら、抜群の視力を生かして私たちには見えない場所にいる動物も見つけてくれます。次々と出会う大物達に、カメラをしまうことがなかなか出来ない時間が続きました。

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<セレンゲティで出会ったゾウの群れ>

セレンゲティ国立公園で出会ったゾウの大群。よく見るととても小さなベビーが! 移動に疲れて地面に寝転んだところをお母さんゾウが鼻でつついて起こしたり、家族がベビーを囲う陣形を崩さずに移動をしていたり。野生動物ながら家族への深い思いやりにジーンとさせられました。

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<マニヤラ湖の微笑ましいヒヒの親子>

そんな中、とある場所にもベビーラッシュの波が押し寄せていました。
マサイ村で、羊がまさに赤ちゃんを産もうとしている場面に遭遇! 苦しそうな母親羊を皆で囲んで見守り、生まれた瞬間に拍手喝采でお祝いをしました。

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<マサイ村で羊の出産を見守りました>

実はちょうどライオンの捕食シーンを目撃した直後のこと。
アフリカならではの、生命の始まりと終わりに立ち会うことのできたとても貴重な一日でした。(三好)

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2018年2月20日 (火)

メコン川クルーズで“何もしない”をする旅(ラオス)

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<メコン川クルーズ>

先日、「ラオス大紀行~メコン川クルーズで古都ルアンパバーンへ~12日間」のツアーから帰国致しました。

ハイライトはなんといってもメコン川クルーズ。実は、メコン川のそのままの風景が残っているのはラオスだけなのだそうです。
リゾート感溢れる船に乗り、出航!
ゆっくりと進む船の上でバナナチップスをおやつにラオコーヒーを飲み、景色を楽しみます。
水牛やぶた、小舟に乗って魚を捕る家族、砂金採りをしている人々、焼畑をしている小さな農家がぽつぽつ。

時計もない船で時間に追われることもなくゆっくりと過ごす。日本にいたらこれはなかなか難しいです。

船旅の途中で少数民族の村に立ち寄りました。村の入り口には竹でできた大きな門。これは悪霊が入ってこられないようにしているので、触ると怒られてしまいます。ラオスでは仏教が主ですが、このような少数民族の村では精霊信仰が多いのです。
一歩踏み入れれば、たくさんの子どもたち。人懐こくすぐによってきて何だか一生懸命話しかけてきます。
男性は働きに出ているそうで、村はほとんど女性と子供のみ。
女性は織物を織っていて、シン(ラオスの伝統的なスカート)を作っている人もいました。

夜はメコン川沿いのロッジに泊まり、夕食前にはラオルー族の子どもたちのショー。
眠るときは虫の声しか聞こえないほど静かな中で、星がとても綺麗に見えました。

翌日もメコン川のクルーズをたっぷり楽しみ、古都ルアンパバーンへと到着。
1泊2日のとても贅沢な時間でした。(小嶋)

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2018年2月16日 (金)

チェンマイのフラワーフェスティバルへ(タイ)

先日、「タイ大周遊 10日間」より帰国しました。
タイ北部のチェンライから古都チェンマイ、世界遺産のスコータイ、アユタヤを見学後、東北部へも足を伸ばす周遊ツアーです。
タイというと、首都バンコクやパタヤやプーケットといったビーチリゾートで知られていますが、他の地方都市も見どころ満載です。

バンコクの北方約720キロに位置するタイ第2の都市チェンマイは、「北方のバラ」とも称される美しい古都です。
市内には数多くの寺院が点在し、夜はナイトバザールでタイシルクや民芸品などのショッピングも楽しめます。

そんなチェンマイでは、毎年2月上旬に、フラワーフェスティバルという年に一度のお祭りが開催されます。期間中は市内で花の展示会やミス・ミスターコンテスト、コンサートなど様々なイベントが行われます。

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<タイ フラワーフェスティバル>

今回のツアーでは、その中でもハイライトのフラワーパレードを見学しました。
色鮮やかな生花で飾られた山車が、チェンマイのナワラット橋からタペエー門、そして堀に沿って市内のノーンブアックハット公園までの約5キロの道を進みます。
フラワーパレード当日はホテルを早めに出発したにも関わらず、スタート地点のナワラット橋付近では既に沢山の人で賑わっておりました。

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<タイ フラワーフェスティバル>

まず、パレードが開始するまで待機中のフラワーフロート(山車)を見学。
色彩豊かな日本ではなかなか見る事の出来ないお花で飾られた美しいフロートの数々に思わずうっとり・・・。
パレードがスタートすると、タイの民族衣装を着た美男・美女がニコニコと手を振ってくれました。中にはニューハーフの方も!
日本ではまだまだ寒い日が続きますが、タイで一足早く春の訪れを感じることが出来ました。(鈴木)

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2018年2月15日 (木)

五島列島を食べ尽くす!

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<マルゲリータホテルのイタリアンの夕食>

先日、「“祈りの島”五島列島探訪の旅 3日間」のツアーへ行って参りました。今回は、お勤めされていらっしゃる方にもご参加頂けるように、3連休を利用した新ツアーです。五島列島は、日本で最も島が多い長崎県にあり、四方八方海に囲まれていて、朝陽が昇り、夕陽が沈む場所となっており、絶景が望める島です。そんな美しい場所だからこそ、滞在先の宿も非常に重要だと思います。今回のツアーでは、五島列島の中通島にある「ホテル マルゲリータ」に宿泊致します。

元々は、国民宿舎として利用されていたのですが、2012年に海をのぞむ高台に、修道院をイメージした素敵な十字架の形をしたリゾートホテルとなり、オープンしました。上五島内には教会が29あるのですが、ホテルの部屋数も29室に合わせてあるのだそうです。景観も、施設もお部屋も素敵なのですが、何と言っても、最大の魅力は、お食事と言っても過言ではありません。食というのも旅を左右する程重要なものだと思います。ホテルは、マルゲリータという名からも分かるように、イタリアを基調にしているようです。ホテルスタッフの制服は白×紺のお洒落なボーダーTシャツで、レストランに入ると「ボンジョルノ~!」と爽やかにイタリア語で迎えてくれます。そして、夕食は2泊すると、イタリアンと和食を1日ずつ交替で提供してくれます。

甲乙つけ難いのですが、お勧めは、イタリアンかな、、と。私が宿泊した際のコースメニューの一例ですが、まず、オードブルです。大きなお皿には、旬のフルーツや魚介やお肉等の食材をふんだんに使用した3~4種が美しく盛られてきます。そして、その後、真鯛、からすみパスタ、五島牛の赤ワイン煮こみとリゾット、島檸檬ケーキ。と贅沢な全5皿 です。一皿一皿に、趣向が凝らされており芸術作品の様に美しいので、手を付けてしまうのが勿体ない程です。どのお皿も五島の旬の食材を活かしており、新鮮でかつ絶品で至福の時間が続きます。五島列島の味を堪能した後は、そのまま余韻に浸りながら眠りにつくのも良いでしょうし、ホテル内の温泉にゆっくり浸かるのも良いでしょう。

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<マルゲリータホテルの和朝食>

因みに、朝食は、和食か洋食のセットメニューを召し上がって頂いた後には、何と、オプションと言われる別メニューの中から好きなだけオーダーが出来るのです!例えば、五島うどんや、アップルパイ等多数ありますが、どれも美味しいので是非、胃に余裕がある方は、是非食べて頂きたいものです。五島列島を訪れた数日間は、思い切ってこの際周りの目を気にせず、五島の新鮮な美味しい食材を堪能する事に集中してはいかがでしょう!?(井手)

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2018年2月13日 (火)

轟音響くイグアスの滝(アルゼンチン、ブラジル)

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先日、「天空の鏡ウユニ塩湖とパタゴニア、イグアスの滝 14日間」の添乗より帰国致しました。
今回は、南米の絶景を巡るツアーで最も日本から遠いパタゴニアから始まり、次にウユニ、最後にイグアスへ移動していきました。
特に印象に残ったのは、ブラジルとアルゼンチンにまたがる世界三大瀑布の1つイグアスの滝でした。
現地に到着すると、雨期+夏の時期なので最高気温は32度とまさに日本の夏のような気候。イグアスの滝で水浴びするのには、ベストな状況でした。
まずは、国境を渡りアルゼンチン側へ。イグアスの滝最大の悪魔ののど笛を目指しました。
国立公園の入口からトロッコに15分程乗り、次に約1.1kmの遊歩道を歩いて展望台へ。

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雨期のイグアスの滝は、毎秒6万5000トンもの水量が流れ落ちるため、遠くからでも水煙が見られます。
目の前まで行くと、まさに悪魔ののど笛という名前にふさわしく、ゴー、ゴーと轟音を立てて凄まじい量の水が流れ落ち、ずっと見ていると飲み込まれそうなほどの迫力がありました。
悪魔ののど笛を後にして今度はブラジル側へ。今度は滝を下から望みます。
約1.5kmの遊歩道を歩いた先には、先ほど見た光景とはまったく別の景色が広がっていました。

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展望台は滝に囲まれているためびしょ濡れになりますが、とても気温が高かったため濡れたほうがかえって気持ち良く感じました。
ブラジル側の展望台からは、イグアスの滝の全景を見渡すことができ、迫力ある光景がほぼ360度広がります。
イグアスの滝を見た後では、どの滝を見てもスケールが小さく思えるということを実感した瞬間でした(山下)

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2018年2月 9日 (金)

新世界への近道!?マゼラン海峡(チリ)

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<マゼラン海峡の砂浜に座礁した羊の運搬船>

先日、南米のパタゴニアから帰国しました。

パタゴニアとはアルゼンチン・チリ南部地域のことです。
南米大陸を南北に7500キロに渡って貫き、チリとアルゼンチンを 分かつ雄大なアンデス山脈の峰々の下で銀嶺を眺めながら歩き、 巨大氷河の崩落を間近で観察し、手付かずの自然を楽しむ ことができる場所です。今までの添乗員ブログではモレノ氷河や クライマーの聖地フィッツロイ、チリのアンデス山塊パイネなどが度々 紹介されているので、今日はパタゴニアの隠れた見どころの一つ、 マゼラン海峡をご紹介します。

マゼラン海峡は、初めて世界一周を成し遂げたマゼラン提督が 発見した海峡です。コロンブスの新大陸発見後、ポルトガルやスペインなど当時の海運
国の次なる目的は黄金の国ジパングや香辛料諸島に辿り着くこと でした。コロンブスが発見した新大陸(インド)をぐるりと南まわりで 回り込むと大きな湾があり、そこに黄金の国や香辛料諸島があると 思われていました。 マゼランはいくつもの湾や川をしらみつぶしに徹底的に探索しては 失望し、そしてついに発見したのがマゼラン海峡でした。

ところが海峡を抜けた後にあるはずの大きな湾や黄金の国ジパングや 香辛料諸島はなく、その代わりに広がっていたのはとてつもなく広い 太平洋だったのです。
当時のマゼランはそんなことを知る由もなく、太平洋を横断し、 東南アジアのセブ島とマラッカに辿り付いたのでした。

当時のマゼランにとっては海峡を越えた後は全くの未知の世界 でした。食料や水も尽き果てる中、残りどれほどの日数で目的地に 辿り着けるかも定かでないまま、島影一つ見えない大海原に乗り出していったマゼランと航海士達の冒険心や勇気を想うと感心 せずにはいられません。

ツアー中にはこのマゼラン海峡沿いをバスで走り、最も狭くなっている 6キロの幅の海峡をフェリーで渡りました。
知らなければただの海峡ですが、マゼランの壮大な挑戦を思い 浮かべながら、マゼラン海峡を見渡します。
たったの30分足らずの航海でしたが、自分で未知の世界へ冒険した 訳でも無いのに何だか感無量になりました。(上田)

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2018年2月 8日 (木)

心に残ったタクツァン僧院の初詣(ブータン)

先日、「ブータン・ハイライト 7日間」の添乗から帰国致しました。ブータンは、険しい山と急な渓谷によって国土が分断されており、九州ほどの小さな面積に多様で複雑な文化が詰まっています。今回のハイライトで訪れるブータン西部は、チベット文化が色濃く残っており、言語も似たものがあります。また、西部には首都や国際空港があり、政治・経済の中心となっています。

17世紀初めにブータンを建国したガワン・ナムゲルは、城塞・政府出張所・僧院を兼ねたゾンと呼ばれる建物をブータン各地に残しました。昔はゾンを結んで自動車道路が建設され、地方都市が発展していきました。現在でもゾンの多くが県庁として使われており、ツアー中はパロとティンプー、プナカなどの立派なゾンの数々を巡りました。

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その他、ツアーでは各地に建てられた寺院を観光します。ブータンはチベット仏教を信仰しており、シッキム王国がインドの一部となってからは、チベット仏教を国教としているのは世界で唯一ブータンだけです。ブータンの仏教の象徴とされているのが、ここに仏教をもたらしたグル・リンポチェです。ブータン各地の寺院で、グル・リンポチェの仏像を拝むことができます。そして、ブータンで最も信仰を集める聖地が、タクツァン僧院です。8世紀にグル・リンポチェが飛虎の背に乗って舞い降りたという伝承から、ここは「タク(虎)+ツァン(隠れ家)」と呼ばれています。

私達はブータンで新年を迎え、幸運にもこの聖地「タクツァン僧院」で初詣をすることができました。簡単に初詣と言っていますが、この寺院までの道のりは易しいものではありません。駐車場から寺院までは2時間半から3時間ほどのハイキング。まず、マニ車があるエゾマツの林を抜けると、パッと視界が開けて、断崖に聳える小さなタクツァン僧院を遠望することができます。「あんなところまで登るの!?」と戸惑いの声が上がりますが、グループ一丸となり、僧院を目指します。途中の第一展望台までは、ところどころ急な上り坂もありますが、基本的には緩やかな道が続きます。第一展望台に到着したら、現地の方からクッキーと紅茶を頂いて休憩です。そして、第一展望台から第二展望台からまで、少し急な山道を上がっていきます。第二展望台まで上がると、タクツァン僧院の距離がぐっと近づいてきました。目の前に迫るタクツァン僧院の姿が力になり、この後の道のりも自然に足取りが軽くなります。第二展望台からは、階段の上り下り。皆様思い思いの気持ちでタクツァン僧院へと向かいました。

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僧院に入ると、グル・リンポチェの像の数々や、彼が3ヶ月瞑想したといわれる洞窟。たくさんの信者がチベット式のお祈り、五体投地をしています。そんな彼らの横で、私達も本堂でお祈りをしました。無事に2018年を迎えられたことに感謝し、また新たな気持ちで一年間頑張ろうと決意ができました。タクツァン僧院での初詣を終え、今度は皆様それぞれのペースで元の道を下っていきます。全員が無事に出発点に戻ってきた際には、拍手が飛び交いました。グループが一丸となった瞬間でした。

幸福の国ブータンを旅していると、のどかな風景と穏和な人々のおかげで、とても穏やかな気持ちになれます。また、ガイドさんからブータン人の幸福論についての話をしてもらい、自分自身を見つめ直すきっかけもできました。一年の締めくくりと幕開けの年越し旅行に、ぴったりな場所だと感じました。(松本)

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2018年2月 7日 (水)

大航海時代はここから始まった。独立を守り通した記念に捧げられた、バターリャ修道院へ(ポルトガル)

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<バターリャ修道院/回廊より>

先日、ポルトガルの添乗から帰国致しました。
大航海時代の富に支えられ、数多くの壮麗な建築物が残るポルトガル。航海用具や南国の植物などをモチーフにした独特のマヌエル様式を始め、壮麗な建物が好きな方なら絶対に訪れて損はない国ですが、そんな中でも今回特に目を引いたのが、ポルトガル中部、アレンテージョ地方の小高い丘にそびえるバターリャ修道院です。

バターリャ修道院の正式名称は、モステイロ・デ・サンタ・マリア・ダ・ヴィトリア、「勝利の聖母マリア修道院」。14世紀半ばから、ポルトガル王ジョアン1世が建設を始めました。さて、「勝利の」という言葉は、ジョアン1世がお隣スペインのカスティーリャ王国との戦いに勝ったことを意味します。
というのも、ペドロ1世の庶子であったジョアン1世は嫡男であった兄・フェルナンド1世が亡くなったため王位を継ぎますが、兄家族に血縁関係のあったカスティーリャ王国はこれを根拠にポルトガルの王位継承権を主張します。アルジェロバッタの戦いと呼ばれるこの王位継承戦争に負ければ、ポルトガルはあわやスペインに併合されてしまう!というところで独立を守ったのが、このジョアン1世なのです。
彼は約50年の治世の中でポルトガルの最盛期と築き上げ、この国に富と名誉をもたらした大航海時代を切り開きました。彼の5人の息子の一人が、日本でも有名なエンリケ航海王子です。未知の大陸からもたらされた目新しい植物や、航海用具の装飾が所狭しと施された屋内は、その素材が石だとは信じられないほど。繊細なレースのような彫刻には目を奪われるばかりです。
そんなポルトガルの黄金時代を築き上げたジョアン1世は、今も妻フィリッパと5人の息子たちとともにこのバターリャ修道院に眠っています。彼があの戦いに負けていたら、大航海時代もマヌエル様式もなかったのだろうか。そんな風に思いを巡らさずにはいられない歴史の転換点を感じられる修道院でした。(松永華)

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2018年2月 6日 (火)

ポルトの街でぷらり女子旅散策(ポルトガル)

先日、北ポルトガルへ行って参りました。リスボンにはいかず、ポルト近辺の街を巡ってきました。冬のポルトガルは、日本の寒さに比べると日中は晴れると暖かく、ポルトに関しては気温が17℃~20℃くらいまであがりました。内陸部ドウロ渓谷あたりでは、風はひんやりしていましたが日中晴れるとぽかぽかした日差しが心地よかったです。朝晩は、どこも10℃前後でしたが、関東での朝晩が0℃前後に比べれば暖かい方ですね。

今回、ポルトガル第二の都市ポルトでは街散策を楽しみました。
有名な美しい本屋レロ・エ・イルマオンは、冬の時期はなんと並ばずに入れました!夏の時期では狭い店内に約3,000人が入るという店員さんの話を聞き、冬の特権ともいえる空いている店内でラッキーと思いながらじっくり過ごしてきました。素敵な空間のお礼に、私はレロ・エ・イルマオン書店オリジナル装丁の「星の王子様」(英語)を購入しました。約20ユーロしましたが、本の小口に金箔、表紙をめくると本屋の名前が印字されたページがあり、手の平サイズ。旅の良い思い出にもなるお土産となりました。

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<レロ・エ・イルマオン書店>

そのあと、ぷらぷら歩きアールヌーヴォー装飾のカフェ・マジェスティックへ。ここもやはり冬の時期はお昼前の時間でしたが空いていてちょっとティーブレイク。そのときカフェの近くの建物で12時のからくり時計が動きました。ポルトガルに関係する歴史上の人物たちの人形が出てきました。お店の人もわかっているので、「ちょっと外を見に行っていい?」というとニッコリとドアマンが外への扉を開けてくれました。

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<カフェ・マジェスティック>

ポルトの街は坂道の街。アップダウンをしながら通りの美味しそうなお菓子屋のショーウィンドウに並ぶたくさんのスポンジ(カステラ)系のお菓子をみるだけで脳内が至福に満たされ、可愛らしいお土産を並べているお店で商品を眺め、ときに立ち寄り購入。古び、くすんだいい色合いの黄色い路面電車がうんしょうんしょと坂道を歩いているときに横を走ると嬉しさでちょっと疲れが軽くなりました。

さらにうんしょうんしょと歩いてサンベント駅では、美しいタイル装飾の駅舎を眺め、そこからでて一旦地下を走る電車を地上から追いかけて、地上に出てドンルイス1世橋を走るのに並走して自分も橋を渡る。橋を上から下から眺めるのも、橋の上からの景色は、日中でも素敵ですが、早朝、夜はまた格別。

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<ドン・ルイス1世橋>

カテドラルのバルコニーはちょっとした展望台で、そこから眺める景色は、魔女の宅急便のキキが暮らしていたような景色。家の窓には洗濯物。のんびりポルトを楽しむはずが、あれもこれもと可愛らしい見どころがあちこちにあり、結局がっつりと散策してしまいました。

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2018年2月 2日 (金)

仏歯寺にて初詣と、思いがけぬ日本との繋がり(スリランカ)

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<仏歯寺にて>

先日、スリランカのツアーから帰国致しました。

冬に覆われる日本を出発し、年中最高30度程度の熱帯気候の国、スリランカで年越しを過ごしました。
今回のツアーでは、スリランカの世界遺産をシンハラ朝~歴史に沿って巡りながら、道中は本場のセイロンティーを楽しみました。「セイロン」という言葉は、元々の「シンハディーバ(ライオンの国)」という言葉がアラビア系商人により「セレンディーブ」と転じ、それがポルトガル人により「セイラーン」、イギリス人により「セイロン」と変化していったそうです。
スリランカでは上座部仏教が発展したため仏教寺院を巡ってきたのですが、その中で1月1日、新年にスリランカ仏教最大の聖地、仏歯寺にて初詣に行くことが出来ました。仏歯寺の周りには多くの信者が並び、中に入るとテレビカメラも入っていました。信者の方々と一緒に並び、仏歯の前でお祈り。その後は「プージャ」と呼ばれるお祈りの儀式も見て、仏歯寺を後にしました。
旅の終盤ではアンバランゴダの仮面博物館にて悪魔祓いの儀式に用いられる仮面を見ました。スリランカでは、人との繋がりを失った人が悪魔に憑かれ、病や不幸に見舞われると考えるのだとか。そしてそうなった人を再び人の輪に戻すために、一晩中仮面をつけて踊り明かすのだそうです。因みに今日本で一般的に使われている「癒し」という言葉は、この悪魔祓いについて研究された上田紀行氏によって広められたそうです。彼はこの儀式を「コミュニティから孤立した人の人間関係を再構築する」と論じ、その中で生まれる繋がりが「癒し」と言っています。最近日本では孤独死やいじめがよくニュースに取り上げられていますが、日本人が研究したスリランカの文化から、現代日本の問題を解決する糸口も掴めるかもしれませんね。
スリランカの歴史を感じながら最後は現代日本の問題を考える、そんな8日間でした。(永田)

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2018年2月 1日 (木)

世界で最も美しい鳥ケツァルに出会えました!(コスタリカ)

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<ケツァル発見!>

先日、「コスタリカ大自然紀行 9日間」の旅より帰国しました。今回のツアーの目的は、ケツァル(和名:カザリキヌバネドリ)を見ること。全長30㎝ほどで、オスは更に長さ60cm以上もの飾り羽を持っています。輝くエメラルドグリーンの羽と真っ赤な胸毛を持つ、色鮮やかなケツァルは、世界で最も美しい鳥と言われています。性格は、かなり臆病でなかなか人前には現れず、中米では、翡翠に継いでケツァルの羽根が珍重され、かなりの数が乱獲された過去から、その数がめっきり減ってしまいました。見ることが難しい「幻の鳥」として、現地でも「見た人は幸せになれる」と言われています。

今回のツアーでは、モンテベルデ、サン・ヘラルド・デ・ドタ、セロ・デ・ラ・ムエルテにて計4回チャンスがありました。結果は…なんと計7羽見ることが出来ました!近づくとすぐに逃げてしまう為、声をひそめて、望遠鏡からケツァルを見ます。そこで、便利なのがスマートフォン。レンズに近づけて撮ることで、望遠鏡で見たものをそのまま写真に収めることができます。この方法で撮ったものが上の写真です。可愛らしいまん丸な目と美しい羽に目が釘付けになりました。

こんなにケツァルが見られたのだから、これからとてつもない幸せが来ると信じています。むしろ運を使い果たしてしまったような気もしますが…。(五島)

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