2018年3月27日 (火)

民族衣装を着た人々に出会えるカック遺跡祭り(ミャンマー)

先日「カック遺跡とインディン遺跡、ミャンマー絶景巡り 12日間」のツアーより帰国しました。
仏塔が林立するカック遺跡、インディン遺跡、無数の仏像が眠るピンダヤ洞窟に加え、バガンの仏教遺跡やチャイティーヨパゴダなどミャンマーの絶景ポイントをくまなく巡るツアーです。
今回のツアーでは、年2回、3月と11月の満月の日に行われるカック遺跡祭りに行って参りました。

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<ミャンマー カック遺跡>

カック遺跡はミャンマーの東部シャン州インレー湖の近くに位置しています。
少数民族パオ族の特別地区にある為、シャン州の州都タウンジーにてパオ族の現地ガイドと合流してから向かいます。
観光では立ち寄りませんが、タウンジーには国立大学がありこの辺りでは大都会。この時期だと街中に紫色が美しいジャカランダの花が咲き誇ります。
タウンジーからバスを走らせること約1時間、ニンニク畑やパオ族伝統の家屋を車窓から見ながら、いよいよカック遺跡に到着です。
カック遺跡は紀元前3世紀頃、インドのアショーカ王が仏教の繁栄のため様々な地域に4万8千のパゴダを造ったうちの1つだと言い伝えられています。
12世紀、アラウィンスィート王がシャン族とパオ族にパゴダを寄進するように命じてから数が増え、現在2478基あります。
様々なタイプのパゴダが参道沿いに林の様に立ち並んでおり、その光景はまさに絶景!

今回はお祭りの為、民族衣装で着飾った沢山のパオ族の方がお参りに来ていました。
パオ族の男性は、襟なしの白シャツに黒色か紺色の上着を重ね着して、ズボン型のロンジーと呼ばれる民族衣装を履いています。
女性の場合は、5枚の布に分かれた黒色か紺色の上着を重ね着し、スカート型のロンジーです。
男女ともに頭にはカラフルな色のタオルを巻き、タオルの色に合わせたシャンバッグ(斜めがけバッグ)をかけています。

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<民族衣装を着たパオ族>

伝説によるとパオ族の祖先は超人の父親と竜の母親から生まれたそうで、カック遺跡の中には超人と竜の彫刻の施された仏塔もあります。
重ね着は母親のウロコを表していると言われています。
また、頭に巻くタオルの巻き方は男女で意味が違い、男性の巻き方は超人の頭を表し、女性は竜の頭の形をしていると言われています。女性は巻いたタオルの前方に独自のかんざしを飾り、それは竜の目を表しているそうです。
人々の厚い信仰心に圧倒され、民族衣装に身を包んだパオ族の方々に心が癒されました。(鈴木)

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