芸術と音楽の国、ドレスデンとベルリンを訪ねて(ドイツ)
<ドレスデン、「アルテマイスター絵画館」にて>
先日、「ドレスデンとベルリンの休日 8日間」の添乗より戻りました。今年の冬は、ヨーロッパや北米で寒波の嵐が吹き荒れました。そんな、2月中旬に訪れたドイツ。確かに、外は寒いのですが、厚手のセーターにダウンコート、東京の同じ時期の服装に更に一つ加えれば準備完了!今回の旅は、連日、晴天に恵まれ、キリっとした空気の中での観光は気持ちがよかったです。
歴史の深いドイツは、大きな街ともなると魅力的な美術館や博物館が多く、観光のベストシーズンには入場の行列も出来ることも少なくありません。しかし、訪れたこの時期は観光客も少なく、人気の美術館、博物館をじっくり訪れるには最高の時です。ドレスデン、アルテマイスター美術館では、ラファエロの「システィーナのマドンナ」も私たちのグループで貸切状態。なんとも贅沢な時間を過ごしました。
<ベルリンフィルハーモニーホール>
今回の旅で多くのお客様の一番の目的は、ベルリン・フィルハーモニーの演奏を今年の夏で退任するサイモン・ラトル指揮で、ベルリン・フィルハーモニーホールで聴くこと。ラトルがタクトを振り上げた瞬間から、二千人もの聴衆の耳がザット吸い込まれるような、うまく表現できませんが、各楽器が一つとなって圧倒的な音を作り出します。オーケストラなのだから、一つとなって音を作りだすのは当たり前の事かもしれませんが、世界最高峰の音とはこういうものなのか、と私はすっかり圧倒されてしまいました。普段からクラシック音楽ファンのお客様方も、大変ご満足されていらっしゃいました。フィルハーモニーホールの造りも個性的です。演奏ステージを360°囲むように客席が設置されていることは有名。内部見学の時のガイドさんによると「このホールはどこに座っても音がいいんですよ。」とのこと。天井からは反射板が吊り下げられ、ホールの形から壁から、オーケストラの音響効果、残響を周到に計算して設計されているそうです。ドイツはやはり、音楽の国。コンサート会場にも老若男女、様々な年齢層の姿があり、自然体で音楽を楽しんでいる様子が素敵でした。(帯津)
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