2018年4月 5日 (木)

記憶に刻まれたオーロラとの遭遇(カナダ・イエローナイフ)

先日、「オーロラのメッカ、イエローナイフ滞在6日間」の添乗より帰国致しました。この旅の目的はただひとつ、オーロラを見ることです。

実は、イエローナイフが位置する北半球又は南半球の緯度60度~70度のあたりでは、オーロラが年中発生していますが、それを肉眼で見るには、空に雲が出ていないこと、空が暗いこと、太陽活動が活発なこと、全ての条件が揃わないと見えません。私達が訪れた3月のイエローナイフは降雪量が少ないので晴天率も高く、オーロラが姿を現す確率も上がります。また、12月や1月のイエローナイフは-30度から-20度の極寒の日々が続きますが、今回は最低でも-15度ほどで観光客にとって観測しやすい時期でした。それに加え、今回の出発日は新月にあたり、月の光が見えないので、オーロラの光がより強く見える絶好の鑑賞日和でした。

オーロラ観測は計4回。私達が期待していたのが、観測予報が出すオーロラの強さレベルが最も高い3日目でした。その夜は、20:30ごろに日が暮れてすぐ、オーロラ観測場所に向かうバスの中で、すでに白いオーロラが出ていました。現地ガイドさんも、「こんな早くからオーロラが見えるなんて珍しいです」と話しており、私達の期待もふくらみました。焦る気持ちを抑え、到着してすぐに防寒コートやフェイスマスクなどを装備し、観測に出掛けました。

22:00を回った頃、それまでぼんやりと薄白かったオーロラがどんどん濃い緑色に変色していき、さらに風を受けるカーテンのようにひらひら揺らいできました。そして、その時が来ました。それまで彼方に見えたオーロラが、何かに反応したかのようにクネクネと素早い動きを見せ、どんどんこちらに向かってきました。色は、緑から紫、ピンクへと変わっていきます。とうとう、オーロラが私達の頭上を覆った時には、その場の歓声がもはや悲鳴に変わった気がしました。それほど、今まで経験したことも想像したこともないほど刺激的で不思議な感覚でした。私の頭の中では、スティーブン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』の交信音が鳴り響くほど、非現実的な出来事でした。

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このオーロラの動きは、オーロラ・ブレイクに近い現象だったようです。オーロラ・ブレイクとは、オーロラが空全体に一気に広がり、空が破れたかのように見えることから、その名が付きました。ギリシアの哲学者アリストテレスは、これを「天の裂け目から吹き出す炎である」と表現しています。

オーロラ鑑賞は全てが運次第ですが、実際に足を運ばないとオーロラを見るチャンスもありません。また、万が一オーロラが見えなくても、満天の星空に言葉が出ない程の感動を味わいました。ここは、一生に一度は訪れるべき場所だと感じました。(松本)

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