玄奘三蔵も訪れたキルギスへ
<アク・ベシム遺跡、発掘現場>
先日「地獄の門と中央アジア4ヵ国周遊 18日間」のツアーより戻りました。
このツアーでは、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタンの自治共和国のカラカルパクスタンとウズベキスタンのヒワ、トルクメニスタン、最後にウズベキスタンのブハラやサマルカンド、タシケントと周ります。陸路での国境越えや、地獄の門のテント泊と普段体験できないことがたくさん詰まった旅でした。
今回のツアーで特に印象に残ったのは、最初のキルギスの観光です。アク・ベシム遺跡と呼ばれるこの遺跡はかつてシルクロードを歩いた玄奘三蔵が訪れたとされています。また唐代の詩人李白が生まれたのがこの地とする説があるとガイドさんからお話しがありました。私たちはたまたまこの時期に発掘調査に来ていた帝京大学の山内教授の発掘現場を見学させて頂きました。また直接山内先生からお話を聞くことができました。普段はめったにみることのできない光景にお客様も興味深々でした。
<イシク・クル湖>
また玄奘三蔵がインドを目指し天山山脈を越えた後に訪れたイシク・クル湖にも訪れました。この湖は世界で2番目の透明度を誇る湖として知られています。今回宿泊したホテルからは歩いてイシク・クル湖を楽しむこともでき、日の出観賞された方もいらっしゃいました。またこのイシク・クル湖の底には文明があったとされる遺跡があり、海中探索中の様子や出土品は、後日訪れた首都のビシケクの観光でみたロシア・スラブ大学付属博物館にて知ることができました。他にも謎の多いイシク・クル湖のクルーズはこれから砂漠の景色に向かう私たちに潤いを与えてくれました。
今回のツアーでは陸路での国境越えがいつも難関になりますが、ウズベキスタンの査証免除や税関申告書の提出不要など、より観光客が来やすいように態勢が変わり、いつも以上にスムーズに国境を超えることができました。これからも中央アジアの国にさらに多くのお客様が訪れるように願っています。(森)
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