2018年6月26日 (火)

ジョージアの昔ながらのワイン醸造所(コーカサス三国/ジョージア)

先日「コーカサス三国物語15日間」のツアーより帰国しました。今回のツアーはオイルマネーで潤うアゼルバイジャンのバクーから始まり陸路にてジョージアへ。クタイシやテラヴィ、軍用道路などのハイライトに加え、スワネティ地方の塔の家が立ち並ぶメスティヤやさらにその奥にあるウシュグリ村まで足を延ばし、最後は、アルメニアにてアララト山を望み、旅を締めくくりました。

世界各地にワインの名産地はありますが、今回、旅の大半を過ごしたジョージアは「ぶどう発祥の地」と言われています。陶器、青銅、銀で出来ている古代のワイン容器やワインを飲むための金のカップ、ワイン樽が発掘され、青銅器時代の古墳で見つかったブドウのつるの種は、8000年を超えるワイン文化の歴史を物語っています。人類の歴史とともにワイン作りが発展し、この地からメソポタミアを経由してエジプトにワインが伝わりました。
ジョージアワインのサペラヴィ種のブドウから赤、ムツヴァネ種からは白が作られ、フヴァンチカラ、ムクザニ、ツィナンダリなどさまざまな銘柄があります。 ジョージアの東部に位置するカヘチ地方には500以上のワイナリーが点在し、いくつかの醸造所では昔ながらの作り方を守っています。今回のツアーでは、カヘチ地方にある熟年夫婦が営む小さなワイン農家を訪問し、サペラヴィ種のワイン作りの様子を見学しました。

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ジョージア人の自家製ワインはクヴェヴリ製法で作られています。クヴェヴリとは「壺」の事で、この中に葡萄を入れ、醸造させます。収穫し軸を取ったブドウをつぶし、床下にある素焼きの壺に流し入れて発酵。沈殿したのちに壺を入れ替えてさらに熟成、皮や種もそのまま発酵させます。これを造るには正しい土と熟練の技が必要で、工場での大量生産はできません。しかし今職人不足で、クヴェヴリ文化存続の危機だといいます。2013年には世界無形文化遺産に登録されたクヴェヴリ製法。これを機に益々の保護活動が活発になり、昔ながらの伝統が守られますよう願っています。(大和田)

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