まだまだ知られていない、アタカマの魅力!(チリ)
先日、アタカマ・ウユニ・レンソイスの13日間のツアーから帰国いたしました。南米の年々注目されてきている地域を一度で網羅し、大自然を満喫。乾季の時期の訪問の為、気候に恵まれ絶景続きの毎日でした。
そんなホットな場所を数々訪問したツアーですが、まだまだアタカマ高地は知名度が低く、日本人の観光客も少ない地域です。しかしながら、アタカマには見ごたえのある観光地が沢山!そんなアタカマでの観光の一日をご紹介します。
<タティオ間欠泉>
まず、アタカマの朝は早く、日の出前にホテルを出発し、タティオ間欠泉へ。世界で一番高い所にある、南米最大の間欠泉群。80km²の広さに200以上の間欠泉があります。新しく出来てきている小さな赤ちゃん間欠泉や何百年も蒸気を噴出する年代物まで。地球の息吹を感じられます。標高が高い所だと、沸点が低く、イエローストーンのように高い飛沫が上がることはないですが、もくもくとあがる蒸気と朝日が絵になります。
午後からは、アタカマ塩湖へ。南米には大きな塩湖がいくつかあり、中でもウユニ塩湖が有名ですが、そのお隣のチリにも巨大な塩湖があるのです。ガイド曰く、大きさとしては世界で3番目だそう。アンデス山脈の隆起で出来た成り立ちはウユニと同じ。ウユニ塩湖ではあまり見られなくなったフラミンゴも、子育てをしに、アタカマ塩湖には多く飛来するのです。時期によって3種類のフラミンゴが見られます。今回はジェームスフラミンゴとアンデスフラミンゴを見ることが出来ました。そして、標高はウユニ塩湖より低く2400mほどと観光しやすい場所です。規則の厳しいチリでは塩湖に入ってトリック写真とはいかないですが、国としてもしっかりと保護されているので、ありのままの自然が残っています。360度アンデス山脈に囲まれた素晴らしい景色、普通は臆病で人が近づくものならすぐに飛んで行ってしまうフラミンゴもアタカマ塩湖ではのんびり暮らし、近くで写真が撮れるのも魅力です。
<アタカマ塩湖>
そして夜は満天の星が広がっていました。無数の星が煌き、星降る夜とはこのことかと実感。南十字星はもちろんのこと、巨大な天体望遠鏡で土星の輪や木星の縞模様なども見ることができました。アタカマは世界一乾燥している地域で、南極に次いで天体観測に最も適している地とされているため、東京大学の研究施設、多数の国家が協力出資して、宇宙の研究をしているアルマ望遠鏡群が設置されている場所となっています。現在、星の成り立ちを解明する研究が進んでいるそうで、今後、このアタカマの観測所から今世紀最大の発見があるかもしれません。(杉林)
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