2018年8月16日 (木)

東トルコの大自然と世界でも珍しいオッド・アイの持ち主ヴァン猫

この度、ユーラシア旅行社の「東トルコ・大自然と伝説の大地を巡る 10日間」」より帰国しました。
今回の旅は天候にも恵まれ、トルコ最高峰アララト山がとても綺麗に見えました。

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<アララト山>

アルメニアを旅した方にとってはトルコ側からもアララト山を見たいという想いがあったようです。アララト山のある場所はかつてアルメニアの領土であり、アルメニア人にとっての心の故郷のような存在です。また、19世紀末~20世紀初頭に起きたアルメニア人虐殺など、涙なしでは語れない場所なのです。ここだけに限らず国境地帯では悲しい歴史の話がつきものですね。

東トルコはシリアとの国境が近く、治安を心配される声がありますが、周辺は大自然が広がり、人も少なくとてものどかです。また、各地に検問があり、国を挙げて治安維持に力を入れています。検問では、日本人グループと言うとチラっと覗くだけであっさり終了。こんな辺境地でもトルコの親日家の多さを感じられました。
一度だけパスポートの提示を求められましたが、若い係員が日本人のパスポートを見てみたかっただけのようです。
東トルコにはトルコ最大のヴァン湖もあります。内陸のヴァンから一番近い海でも600㎞近く離れているので、この辺に住む人はヴァン湖をヴァン海と呼び、夏は海水浴を楽しみます。

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<ヴァン湖クルーズ>

塩分濃度が高く、海面はとても濃い美しい青色です。湖沿いをドライブしていると砂浜で作業している人や水遊びをしている人々の姿が見えて本当に海のようでした。

実はヴァンには有名な猫がいます。それが、左右の色が違うオッド・アイの持ち主、ヴァン猫です。白くてふわふわの毛の猫で、生まれたばかりの頃の目は灰色ですが、生後1~2か月の間に色が変わってくるそうです。残念ながら原種は既に絶滅したと言われていますが、ヴァンにある大学のヴァン猫研究所で、この可愛いヴァン猫に会う事ができます。
猫たちは広いスペースで昼寝したり、他の猫と遊んだり、元気に過ごしています。売店に売っているエサを買えば柵の中に入れるのでより近くでヴァン猫の綺麗な目の色を眺める事ができますよ。

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<ヴァン猫>

人懐っこくて元気な猫たち、写真を撮っているとカメラめがけて突進してきたり、写真を撮りたいこちらの気持ちもお構いなく、きょろきょろして落ち着きません。
撮影したい方は、ちょっと眠そうにしている猫がねらい目です。うとうとして何かの拍子に目を開けた瞬間を撮影すれば、綺麗なオッドアイの写真が撮れるでしょう。
くれぐれもフラッシュをたかないようにお気を付け下さいね!(関根)

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