タムガリ遺跡で岩絵探し(カザフスタン)
先日、「遊牧の大地を行く、カザフ・キルギス紀行 9日間」より帰国致しました。
今回のツアーは、カザフスタンのアルマトイから始まり、歩いて国境を越え、天山山脈の麓、キルギスのカラ・コル、玄奘三蔵も立ち寄ったというアク・ベシム遺跡などを巡り、再び、アルマトイに戻ってくるツアーです。
中でも印象に残っているのは、カザフスタンにある世界遺産の「タムガリ遺跡」です。この遺跡にはおよそ3500haの敷地内に約5000の岩絵が点在しています。最も古いものは紀元前14世紀ごろ、青銅器時代にサカ族が描いたとされるもの。遊牧民族として有名なスキタイ族もこのサカ族の一派とされ、岩絵群の最後には、サカ族・スキタイ族のお墓もあります。
「タムガリ遺跡」に到着し、最初はただ草原が広がっているだけですが、タムガリ川の跡を越えると、目の前に大きな岩が現れます。岩絵はすべてが固まっているわけではなく、いくつかの岩の斜面に点在しています。見るためには、岩絵のある岩に登り、看板にある絵の特徴を頼りにたくさん書いてある中から小さな岩絵を探しに行きます。「こっちにあるよ!」と声を掛け合いながら、動物、人、車や太陽などを描いた岩絵をあちらこちらに移動しながら見つけ出し、写真を撮りました。
次はどんな岩絵があるかとまるで宝探しみたいな岩絵探しに、楽しい時間を過ごしました。(保坂)
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