カムチャツカでいい湯だな♪(ロシア)
2018年7月17日発「【ヤクーツク航空直行便利用】クリル湖からゲーゼル渓谷へ、カムチャツカの大自然を極める 8日間」(EK08)の添乗に行って参りました。
第一弾・第二弾カムチャツカブログのテーマは火山とヒグマについてでした。今回はカムチャツカ温泉についてのお話です。
カムチャツカは火山の島です。ここカムチャツカも日本のように温泉が有名です。西欧・東欧でも温泉が有名な国はありますが、体験された方はお分かりかと思いますが、ぬるいですよね。しかし、ここカムチャツカは熱い湯が好きな日本人好みの温度。源泉80~100℃ 温泉38~40℃ほど
その温泉というのは、ツアーでご案内するのはすべて野外。まさに屋根も囲いもない本当の意味での露天風呂です。水着着用です。カムチャツカの野外(露天)風呂は壮大でいて自然そのものの湯といえます。
温泉の様子は様々。今回添乗したツアーでは、1)ホドトカ野外温泉 2)ナリチェボ渓谷野外温泉 3)マルキ野外温泉の3か所に行きました。
1)ホドトカ野外温泉 2)ナリチェボ渓谷野外温泉(又はシュバンワ川野外温泉)は、ヘリコプターツアーでしか行けない場所なので、ある意味では秘湯です。
1)ホドトカ野外温泉は浅い川に源泉が流れ込んでいるタイプ。その為、まるで見た感じは川そのもの。え?ここが温泉?と思ってしまいます。ちょっと川底に藻が生え、ぬめぬめしたところもありますが、自然そのものの温泉なのでそれもカムチャツカ温泉♪と思ってください。気になる方はビーチサンダルを履いたまま入りましょう。また川の中に温泉が入り込んでいるので、場所によってはぬるかったり冷たかったりです。ベスト湯温スポットを見つけ出すのも楽しみの一つ。(※余談:泳いで奥の方まで行けるかしら?と挑戦された方もいましたが、川の流れが思ったより速かったようで断念されました。)
<川そのもの!ホドトカ温泉>
2)ナリチェボ渓谷野外温泉は、川の水と源泉が川からちょっと横にはいったところで混じり、しゃがめば肩まで浸かれる水深があります。ヘリコプターツアーでは、当日の他のヘリツアーとの兼ね合いでナリチェボ渓谷野外温泉又はシュバンワ川野外温泉のどちらかになります。今回のツアーではナリチェボ渓谷野外温泉でしたが、足湯だけでも数分浸かると全身ポカポカします。肩までつかればまさに「いい湯だな~」と歌いたくなります。温泉の周囲の緑も写真のようにとても美しい。また遠くには雪化粧をした山々も見ることができます。温泉に入らずとも、山と花を愛でながらのんびり過ごすのにも良い場所でした。
<ナリチェボ渓谷野外温泉>
3)マルキ野外温泉は、陸路バスで行くことができます。ここにはキャンプサイトもあり、週末になると地元の人が家族連れで訪れ、とても賑やかです。源泉が湧き出るところに川の水を引き込み、周りに石を置いて自由に形作ったような温泉も川沿いにいくつか見られます。源泉のお湯+川の水割りがうまくいっている場所にはたくさんの人が浸かっています。逆にうまく水割りが出来なかった場所は非常に熱いので、誰も入っていません・・・。混み具合で入る場所を選択するのもひとつですが、入る前に少し足先をつけて熱さを確かめてからも入るかどうか判断することをお勧めします。このような手作業水割り温泉は非常に浅いので、寝そべって全身をお湯に浸からせることになります。すこし奥に同じく人工的ですが手作り感のない大きさの水割り温泉ですと子供が浮き輪をつけて泳げるくらいの水深です。
<マルキ温泉>
カムチャツカの野外温泉は、簡素ですが着替える場所があります。シャワールームはありませんが、硫黄泉ではなく、ほぼ無臭の温泉なので、さっとタオルで拭いて衣服を着用しても気にはなりません。
このような天然温泉があるのならば、日本のような『温泉街』っていうのがあるのでは?と思われた方もいるかもしれません。ペトロパブロフスク・カムチャツキーからバスで約1時間の距離にあるパラトゥンカがカムチャツカにおける温泉街です。この街の宿泊ホテルには屋外(ホテルによっては屋内)温泉プール(水着着用必須)があります。しかし『温泉街』といっても温泉まんじゅうや土産屋が軒を並べる・・・といったものは一切ありませんのでご注意を。。。
<地元の人にも人気のマルキ温泉>
このように温泉もカムチャツカならではを感じられるものでした。
ユーラシア旅行社で行くカムチャツカ・ロシアツアーの魅力はこちら
→「壮大なスケール!火山の野外博物館 カムチャツカ」はこちら
→「野生のヒグマの楽園!カムチャツカ」はこちら
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