チュニジアで街散策に出かけよう!
先日、「チュニジア・サハラ浪漫紀行 10日間」のツアーから帰国しました。チュニジアには立派なローマ遺跡やサハラ砂漠に映画のロケ地、繊細なモザイクなど様々な見どころがありますが、街散策も楽しみの一つです。
まずはイスラム教の聖地ケロアン。メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ第4の聖都で、ケロアンへ7度訪れることはメッカへ一度巡礼するに値すると言われるほど重要な都市です。ナツメヤシのペーストをセモリナ粉の生地で包んで揚げたケロアン名物マクルードを試食しながら、メディナ(旧市街)散策。メッカの聖なる湖に通じていると言われている、ラクダが水をくみ上げる井戸も見学しました。
<トズールのメディナ>
トズールのメディナは他にない、粘土と土を練って焼いた日干しレンガで建物が覆われています。面白いのはレンガの積み方で凹凸を出し、様々な幾何学模様の装飾が壁に施されていること。この辺りはナツメヤシのオアシスでもあり、固いナツメヤシの幹や枝は柱や天井、梁にも使用されています。
昼食を食べるために寄ったハマメットでのメディナ探訪は、小道の雰囲気が素敵で、多くの芸術家たちが魅了されたのも納得です。
<シディ・ブ・サイド>
石畳の街シディ・ブ・サイドは、白壁とチュニジアンブルーの窓やドア、そして青空のコントラストはどこを切り取っても絵になります。魔除けのファティマの手や星、太陽、魚と家によって異なるドアの装飾も、間違えてノックしないように気を付けながら写真に収めます。家の窓枠やドアの装飾と同じ模様が可愛らしい、丸い形の鳥籠はおしゃれなインテリアにぴったり。小さなサイズだとお持ち帰りにもベストです。カフェに入って名物の松の実入りミントティーでほっと一息つきながら、ぼーっと景色を眺めるのも贅沢な瞬間です。
最後はチュニジア一の大きさを誇る首都チュニスのメディナ。街の中心にグランドモスクを構えたアラブの街で、周りを取り囲むスーク(市場)には所狭しと物が並び地元の人も観光客も入り交じり大賑わいでした。
どの街がお好みかは人それぞれ。カメラを片手にお気に入りのスポットを探したり、愛らしい猫たちと戯れたり、ずらりと並ぶお土産を前にして値段交渉に精を出したり、カフェでのんびりミントティーを飲んだり・・・。チュニジアの街歩きはいくら時間があっても足りません。(日裏)
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