2019年1月10日 (木)

2017年世界遺産登録コロンス島とは?!(中国)

先日、「福建省を巡る、客家土楼と海のシルクロード~2017年世界遺産登録コロンス島に2連泊~8日間」のツアーから帰国致しました。
毎日がハイライトのツアーですが、特に印象に残っているのが客家土楼の他に、2017年に世界遺産に登録されたばかりのコロンス島です。
コロンス島は福建省アモイ島の西南部に位置し、対岸のフェリー乗り場との距離は1キロもなく10分ほどで到着します。面積は1.78平方キロメートルで、定住人口は2万人でとても小さな島です。
 アヘン戦争後の1842年に結ばれた南京条約で開港しイギリス、アメリカ、フランス、日本などの列強が領事館や病院、学校、教会などを建設し、租界地特有の豪華な洋風建築が島内のあちらこちらで見ることができます。今でも当時の建物が多く残され、「万国建物博覧」とも呼ばれることから世界遺産に登録されました。

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<洋風建築>

日本領事館もあります。

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<日本領事館>

また、コロンス島は、音楽の島としても知られています。西洋のピアノが流行したことに始まって、 お金持ちの華僑の人が沢山ピアノを買って集め、子供たちにピアノを習わせ、著名なピアニストを多く輩出しました。ピアノの普及率は世界でもこの島が一番高いです。

島内にはピアノ博物館もあります。

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<ピアノ博物館>

また、この島では車やオートバイの通行が一切認められていないため(電気自動車のみ)、騒音がなく、とても静かです。
路地を歩いていると、どこからかピアノの音が聴こえてきます。

島内はゆったりとした時間が流れながらも多くの観光客でにぎわっています。

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<園酒店>

私たちが宿泊したホテル「海上花園酒店」の庭から海を見下ろすと・・・

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<夕日>

きれいな夕日が見られました。

中国に位置しながらも、ヨーロッパの街並みがずらりと並ぶコロンス島にて、中国とヨーロッパの両方の雰囲気を一気に味わえました。(金井)


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