2017年6月22日 (木)

ブルチノフ村の王様の騎馬行進

先日「チェコ・スロヴァキア・ハンガリー物語 15日間」より帰国致しました。

中世の歴史、文化、芸術の詰まったチェコ、ドナウ川に面するスロヴァキア・ブラチスラバ、大平原の広がるハンガリーの3ヶ国の魅力をたっぷり堪能して参りました。

今回のツアーでは、5月ならではのプラハの春音楽祭、一面に新緑の広がるモラヴィアの大草原など盛りだくさんの日程でした。

中でも、チェコの小さな村ブルチノフでは、年に一度「王様の騎馬行進」と言うお祭りが開催されます。200年以上の伝統を持つこのお祭りはユネスコ世界無形文化遺産にも登録されています。毎年5月の最終日曜日に行われるお祭りで、村から10歳くらいの男の子が一人選ばれてその年の王様となります。この王様の騎馬行進は、当時モラヴィアとの戦いに負けたボヘミア王が、敵に見つからないように国から逃げるために、女装をして町を去ったところから始まったと言われています。王様の選出には、お金もかかるので両親のサポートがなければ王様にはなれません。1月に選ばれて、このお祭りに向けて準備をします。


ブルチノフ村は人口3000人ほどの小さな村なのですが、村に到着すると、モラヴィアの民族衣装を着た地元の人々や観光客で大賑わい。年に一度のこのお祭りの日は、周辺の村からも多くの村人が集い、楽団の演奏や子供たちの遊戯など、とにかく地域が一体となって盛り上がる瞬間です。村ごとにデザインが異なり、どれも特徴的な彼らの民族衣装は、実は古くはその衣装を着て結婚相手を探していたのだそうです。同じ村の者同士での血縁婚をける為に、自分と異なる民族衣装の相手を選ぶ必要があったのです。

王様の騎馬行進

お祭りの雰囲気を味わいながら、王様の男の子の家へ。家の前にはテレビの取材や観光客でいっぱいです。徐々に衛兵の騎馬が家の前に列を作ります。衛兵は同じくこの村の18歳の男の子のグループで、毎年お祭りの最中に、当時17歳の男の子を集める馬車が走ります。これは立候補制で誰でも参加することができます。そしていよいよ王様の登場!王様は口に白いバラを咥え、二人の護衛を従えて馬に乗って静かに行進します。王様が身に纏う白いバラと白い衣装は純潔を表しており、ボヘミア王は花婿のもとへ向かう花嫁に扮して国外逃亡を謀ったのです。可愛らしい王様とイケメンの衛兵たちに見惚れて行列を追っているとあっという間に時間が過ぎていきました。

王様の騎馬行進はかつては各村で行われていた行事だったのですが、現在毎年行っているのはブルチノフ村のみとなってしまいました。小さな村の大きなお祭りに今後の発展に期待が膨らみます。(西澤)

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2017年6月20日 (火)

今年は10周年特別記念!プライベートバラ祭り

この度、「ルーマニア・ブルガリア物語 16日間」より帰国致しました。

今回のツアーのメインイベントはなんといってもブルガリアでユーラシア旅行社のお客様だけに特別に開催される“プライベートバラ祭り”です。

ブルガリアと聞くとヨーグルトを想像されることが多いですが、実はブルガリアは世界有数のバラ生産地として知られています。

バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれた一帯は綺麗な水に恵まれ、温暖な気候が香油用のバラに適していることから「バラの谷」と呼ばれています。

かの有名なイヴサンローランはじめ世界の香水の7~8割に、このバラの谷で咲いたバラの精油が使われています。私たちが訪れた5月下旬はバラが咲き誇り、バラの花びらの収穫が始まるシーズンです。

バラの谷では、カザンラクのバラ祭りが有名ですが、ユーラシア旅行社ではバラ祭りが始まった当初と同じようにバラの谷の村々で、素朴でのんびりとしたお祝いの祭りをお楽しみ頂くプライベートバラ祭りを毎年行っています。

今年は開催10周年目にあたる特別な年です。
私たちはカザンラク郊外のレジーナ村を訪れました。村に近づき車窓を見ると、村人たちが笑顔で手を振ってくれています。なんと歌を歌いながら、私達の出迎えをしてくれていました。


ブルガリア

この地方で採れるバラは小さなピンク色の可愛いダマスクスローズという種類です。ローズオイルやローズウォーターに使われています。大変香りの良いバラで、畑についた瞬間からバラの甘い香りが私たちを包み込むように広がっていました。

歓迎の歌を歌ってもらった後、バラ摘みにご案内します。

村人が1人1人に丁寧にバラの摘み方を教えてくださいました。
一見難しいように感じますが、花のすぐ下を折ると簡単に摘むことができます。

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あっという間に皆様のカゴはバラでいっぱいに。

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30分ほどバラを摘んで頂きましたら、昔ながらの天秤で計量大会。今回は1キロ摘んだ方が優勝です。
全員に手作りのバラの証明書が配られました。

その後は公民館に移動し、ご昼食兼村人との交流の時間。公民館に入る前に、パンとバラのジャムを頂きました。これはパンを自分の人生に例え、甘い人生になるようにハチミツをつけて食べるというブルガリア伝統の出迎え方法です。

中に入ると子どもから大人まで30人近い村人が私たちのために集まってくれていました。
子どもたちはブルガリア伝統の歌や踊りを披露してくれました。
また日本語とブルガリア語の講座が開催され、普段なかなか機会のない現地の人々との交流をお楽しみ頂きました。習ったブルガリア語を使って、ブルガリアの歌「若さ溢れる青年よ」と「美しい森」を村人と一緒に歌いました。

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楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

お別れの時には10周年特別記念にバラのリキュールとハーブのお塩のプレゼントを頂きました。

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(手作りの証明書、ハーブのお塩、10周年特別記念バラのリキュール、摘んだバラの一部)

摘んだバラと頂いたお土産のおかげでいつでもブルガリアでのひと時を思い出すことが出来そうです。
村の人々と過ごした時間は束の間でしたが、非常に貴重な時間で、村を出発するときは名残惜しくずっと手を振っていました。
また訪れたいと思いながら、バラの香りで包まれたバスに乗り込みレジーナ村を後にしました。(白井)

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2017年6月 7日 (水)

“アドリア海の真珠”ドブロヴニク(クロアチア)

ドブロヴニク

先日、スロベニアとクロアチアの11日間のツアーより帰国致しました。
今回のツアーではアドリア海沿岸の2ヶ国を北から南へと縦断するツアーでしが、ベストシーズンの5月だったので現地ではほとんど快晴恵まれました。おかげでアドリア海沿岸ドライブの際も海がとても青くはっきり見られました。

今回の日程で一番印象深いのは、クロアチアの南に位置する城壁に囲まれたドブロヴニクでした。
観光当日、朝起きてホテルのカーテンを開けると快晴!ホテルの部屋からは、美しいアドリア海が見渡せました。胸を膨らませていざ観光スタート。

まずは、ドブロヴニクの旧市街が一望できるスルジ山の展望台へ。
クロアチア内戦の際、被害を受け2010年に完成したスイス社製のロープウエイに乗り、展望台に到着。すると、まさに期待通りと言って良い、オレンジ色の屋根で統一されたドブロヴニクの旧市街と青く光るアドリア海の絶景が広がっていました。

しばらく堪能してから旧市街へ。
この場所がクロアチアの内戦の舞台だったことなど感じさせない程、街の中は修復されていました。
午前中は旧市街の観光地を巡り、お昼のレストランで一休みし、午後は城壁を一周。

城壁は一周約2kmで40分から1時間程あれば回り切れます。
城壁に上ってみると、角度によって見える景色が異なってくるため写真を撮る手が止りません。また、城壁の上はたくさん階段がありますが、美しい景色のおかげもあり全く苦になりませんでした。

城壁の観光を終え、自由時間で散策し夕食を食べ、旧市街の夜景を見てとたっぷりと満喫し旧市街を後にしました。(山下)

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2017年5月31日 (水)

じゃがいも好き必見!ポーランドの魅力あふれる「ポテトパンケーキ」

先日、「連泊で楽しむポーランド8日間」の添乗より戻ってまいりました。このツアーでは、グダニスク・クラクフ・ワルシャワと、ポーランドの主要な3都市を訪れました。特に魅力がよく感じられるのが、ポーランドの名物料理の数々です。

ポーランドには、ポーランド人以外にユダヤ人・リトアニア人・ドイツ人など、その他多くの民族の食文化が入り、伝統料理のバラエティが非常に豊かとなりました。ポーランド料理は家庭料理から生まれ、素朴な味ですがとても美味しく、日本の方にも大人気です。ポーランドの厳しい冬に体を温める数々のスープ、ポーランド風餃子のピエロギなど、日本人好みの料理がたくさんあります。

キノコスープ

その中でも私が最も好きなポーランド料理が、「placki ziemniaczane(プラツキ・ジムニアチャネ)」。こちらでは「ポテトパンケーキ」と呼ばれています。女子高生に人気が出そうな名前ですが、これもポーランドの家庭料理で作り方は至って簡単です。摩り下ろしたじゃがいもと玉ねぎ、塩と胡椒、卵、小麦粉、を混ぜて焼くだけです。ポテトがカリッとしていてそのままでも美味しいですが、そこに各家庭、レストラン特製のソースをつけて食べられます。特に、シチューのようなグラーシュと食べられることが多いです。これが味わい深く、ポーランド人の温かさをよく感じることができます。北欧・東欧でも広く食べられていますが、ポーランドのポテトパンケーキが一番美味しいです。ポーランドでは、ツアー中に1度、そして自由食でもう1度、合計2度も食べることができます。ポテトパンケーキでお腹も心も満たされたポーランド8日間でした。(松本)

ポテトパンケーキ

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2017年4月13日 (木)

極寒のシベリア、バイカル湖で氷上ドライブ

 この度、ユーラシア旅行社の「氷結のバイカル湖、聖地オリホン島とシベリア絶景紀行 5日間」より帰国しました。
 東京の真冬よりも寒い3月のシベリアは予想通り白銀の世界。玉ネギドームのロシア教会や田舎町の木造建築、どこまでも続く白樺の林など、ロシアの典型的な景色が雪で埋もれていて夏とは別世界です。

タリツィ木造建築博物館

もちろん、そんな冬景色が見たいが為に極寒のシベリア行ったわけではありません。
 今回の旅の目的は「氷結のバイカル湖」です。
 バイカル湖は琵琶湖の47倍もの大きさ。東京から広島位までの距離の細長い湖という、とにかくバカでかい湖なんです。そんな湖が全部凍ってしまう程のシベリアの寒さ、、、想像するだけで大変ですね。
 

分厚い氷

 ツアーではブリャート人の聖地と言われるオリホン島を訪れました。通常時だとフェリーに乗って島へ行きますが、湖が凍ってしまっているこの時期は、なんと!凍った氷がそのまま道路になるのです。道路標識もちゃんと設置され、氷の上とは思えないくらいスムーズに走れました。

巨大氷

 観光の日は何度も車を止めて周辺の景色と共に氷結バイカルを堪能しました。氷の厚さは70cm~1m位。その下は1620mもの深い谷だと思うとゾッとする時もありましたが、氷が造りだすいろんな表情に夢中いなっているうちにすぐに忘れてしまいました。
 巨大なつららや御神渡りのように盛り上がった氷、氷に閉じ込められた気泡や魚など、一日中見ていても飽きません。
 また、夕焼け時や朝日に染まるシベリアの空がとても美しく、涙がでるほど感動してしまいました。
 ちなみに、氷点下になるシベリアでは涙も凍るかと心配しましたが、その時の気温は-7℃で涙は凍りませんでした。

バイカル湖の夕日

 帰国直前に見た夕日は格別でした。空はオレンジ色に染まり、表面が凍ったバイカル湖から少しずつ氷が剥がれアンガラ川に流れていきます。その行方を見ながら私たちもバスに乗り込み、バイカル湖を後にして町に向かいました。
 もっとここにいたい、明日もまた氷の上を歩きたい、ツアーがもう一日あれば、、、と去りがたい気持ちになりました。(関根)

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2017年2月24日 (金)

みんな集まれ!101のなまはげ大集合!(ブルガリア)

1月23日発「ブルガリア国際仮面フェスティバルとルーマニア8日間」に行ってきました。
今年は数十年ぶりにルーマニアの首都ブカレストに雪が積もり、フランス様式の建物と雪景色は美しいものでした。また遠出して観光したブラン城も周囲の木々の枝に雪の結晶が包み込み、枝を白く染め、氷の城になったブラン城という冬限定の光景に感動しました。

今回のツアーでは、タイトルにあるように、ブルガリアの首都ソフィアから西にバスで約40~50分の場所に位置するペルニックにて開催された“国際仮面フェスティバル”を見学してきました。国際仮面フェスティバル?というとどのような仮面をイメージされるでしょうか。冬に開催される仮面フェスティバルといえばヴェネツィアのカーニバルが有名ですが、そのような華やかで妖艶な仮面?道化師的なユニークさを持つ仮面?なかなか正解の想像は難しかったと推測します。というのも、仮面だけではなくこのフェスティバルは全身コスチュームといってもいい姿だからです。

羊毛と木の仮面をつけた装束

ブルガリア各地方で行われる時期は異なりますが、12月~3月に日本のなまはげのような恰好をした人々が民家を訪れ、その異形の恰好と腰につけたカウベルの音で災いを追い出し、幸福・健康祈願などを行います。各地方で仮面・装束が異なります。ペルニック地方の伝統では、木でできた仮面に動物の毛皮などで出来た衣装、腰にはカウベルをたくさんつけます。羽装飾は20世紀になってから出てきた歴史の浅い仮面です。また伝統的には独身の15~17歳の男性のみのグループで構成されますが、コンテストの要素があるフェスティバルに出場するグループの場合は女性や子供たちの参加が認められています。2017年のフェスティバルでは、ブルガリア国内だけでもなんと101ものグループが参加!そのグループが、審査会場となる広場で次々とパフォーマンスを行います。腰につけたカウベルの音をスキップのように飛び跳ねることで鳴らしますが、数十人が鳴らすカウベルの音が重なりあい美しく聞こえるには相当な練習が必要とのこと。また、重い鉄のカウベルを数個から数十個までつけ、もこもこの衣装、大きな仮面と装束の総重量は20~60kgにもなるので、歩くのも飛び跳ねるのも一苦労。その証拠に、当時-5℃の外気温でしたがパフォーマンス終了後の人たちが仮面を外すと、その顔には大量の汗が流れていました。グループが行うパフォーマンスには、古い年から新しい年を迎えること、新しい物事の始まり(門出)、今年の収穫の豊作祈願、悪霊退散などの意味合いが込められているので、グループ内に、花婿・花嫁の役と祝福する神父の役、畑を耕す農民の役、牛の役、熊と熊飼いの役など仮面以外の役の衣装をまとった人たちもまぎれ、面白おかしくそれぞれの役の動きをします。

靴まで伝統的2
このようななまはげに似た冬の行事は、ブルガリアだけではなくギリシア、マケドニア、アルバニア、スロヴァニア、スイスなど欧州の他国でも地域によっては行われています。国際仮面フェスティバルなので、諸外国団体もこのフェスティバルに参加し、特設ステージでパフォーマンスが行われました。
フェスティバル会場には、たくさんの屋台も出ていて、まさにお祭り気分満載!豚の丸焼きの屋台、綿あめの屋台、お菓子の屋台、ブルガリア産のハチミツやジャムを売る屋台、クケリの人形やキーホルダーなどなど。見ているだけでも買っても楽しい気分に♪
会場にいるパフォーマンス前後の仮面グループの人たちは、気さくに写真撮影にも応じてくれます。仮面をつけた迫力のある姿も、仮面を外しての美男子っぷり?男っぷり?な仮面の下にわくわくしたり、子供の可愛らしさにメロメロになったりと、寒い外気温の屋外で一日いても飽きがこなく楽しいお祭りでした。フェスティバルを訪れての良かったことのもうひとつは、カウベルが鳴り響きつづける会場にほぼ1日いたので、今年一年の厄落としに健康&幸福祈願をたんまりしてもらえ、幸先の良い一年になりそう❤ということでした。 (高橋)

ベルの総重量はいかほどか?!

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2017年1月27日 (金)

寒い季節の楽しみ方は寒い国が1番よく知っている?冬のポーランドに行ってきました!

ワルシャワの王宮前広場_2

先日、年末の「ポーランド航空利用 連泊で楽しむポーランド 8日間」の添乗から帰国しました。
この年末のツアーの中でもっとも寒い地域に行ったのではないかと思いますが、実際に行ってみたところ、「しっかり防寒対策をしていれば恐れるほどではない」というのが正直な感想です。

むしろ、冬だからこそ楽しい景色に出会うことができ、また違った一面を知ることができました。
例えば、町の広場にはスケートリンクが現れます。ワルシャワの旧市街広場にも、市のシンボルである人魚像を囲むようにリンクがありました。ワルシャワっ子たちはマイスケート靴を持っているくらい大好きなんだとか。

そして、まだまだ本場のクリスマスの雰囲気を楽しめるのも魅力の1つです。
日本では25日のクリスマス本番が過ぎると町は正月飾りに早替わりしますが、多くのキリスト教国では新年までツリーを飾ったり、今年はワルシャワとクラクフでマーケットがまだやったため、観光の合間に楽しむことができました。

今回のツアーでは、訪れた教会すべてで「ショプカ」と呼ばれるクリスマス飾りを見ることができました。ショプカとは、キリスト誕生の場面を華やかな人形で再現したクリスマス・ハウスで、聖母マリアとヨセフに加え、キリストの誕生に駆け付けた東方三博士や動物たち、天使がいることもあります。24日まではショプカの中心はぽっかりと空いているのですが、クリスマスの日を過ぎるとそこには赤ん坊のキリストが置かれます。かわいい幼子キリストは、教会ごとに少しずつ違った表情で、これを見比べるだけでも楽しいです。25日以降に訪問するからこそみられる、冬のお勧めです。
さらにクラクフは、ショプカ・クラコフスカと言われるミニチュア教会型のショプカが有名です。大人の上半身ほどもあろうかという派手な色合いのショプカは、クラクフの職人さんが冬の間の手仕事として作ったのが始まりで、やがてお金を払ってまで見たい!という人が現れ、現在ではショプカ・コンクールも行われるほどの、冬のクラクフの風物詩となりました。
また、忘れてはならないケシの実ケーキもこの時期ならでは。黒く小さなケシの実をすりつぶしたの餡は、黒ゴマのような風味豊かな味わいで、大変好評でした。この時期ならホテルの朝食でも見つけることができますよ。

冬の観光はもちろん防寒ばっちりで臨みますが、雪化粧のクラクフ旧市街やアウシュビッツもこの先ずっと忘れない光景となりました。

余談ですが、ポーランドの雪は吹けば飛びそうな軽い雪。山間部にほど近いクラクフなどは雪が降りますが、あまり濡れるような水分の多い雪ではありませんし、ワルシャワなどでは朝方少し凍結するくらい。もともと湿度が低いせいか積雪何十センチとは滅多になりません。町歩きも普段の観光用の靴で問題ありません。

さあ、これで冬のポーランドを楽しむ準備は万全です。

2017年の年の瀬は、直行便が就航したポーランドでお待ちしています。(松永華)

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2016年11月25日 (金)

秋深まるルーマニア!伝統が息づくマラムレシュ地方にて

先日、「フォークロアの郷、ルーマニア紀行 10日間」の添乗より帰国致しました。

ルーマニアでは、木々も色付き始め、すっかり秋が深まりつつあります。日本の紅葉といえば、真っ赤なモミジを想像されるかと思いますが、ルーマニアでは赤や黄色、橙色といった多色に染まります。このツアーでは、カルパチア山脈やトランシルヴァニア山脈がそびえる起伏に飛んだ国土を南はブカレスト、北はウクライナ国境近くのサプンツァの村まで、国土をぐるりとバスで巡ります。秋だからこそお楽しみ頂ける黄金色に輝く“黄葉ドライブ”も旅の醍醐味と言えるでしょう。

ビエルタンの要塞聖堂

その中でも旅の中盤で訪れた「マラムレシュ地方」では、古き良きヨーロッパを感じさせるという観点からヨーロッパ内でも注目されています。ルーマニアは元々イタリアやスペインといったラテン系の民族の国ですが(ルーマニア語もイタリア語にそっくり!)、歴史の波に飲まれ、ドイツ系の住民やハンガリー系の住民、ジプシー(ロマ)など多様な民族が現在も住んでいます。そのため、家の材質や街並み、言語、宗教、生活などは村によって様々ですが、このマラムレシュ地方の村々は生粋のルーマニア人しか住んでいないため、昔ながらの素朴な伝統や暮らしが今なお息づいています。

この伝統を身近に感じられるのは、日曜日のミサです。村人たちは、民族衣装を身に付け教会へ集います。各国共通かもしれませんが、年配の方を大切にするという習慣から年配の方は教会の中で、若者は教会の外で祈りを捧げます。ミサは大体10時頃から始まるのですが、村人たちは朝から何も口にしません。ミサを終えて、清やかになった身体にパンとワインを口に入れた後、家路について、ようやく最初のお食事をとります。
ミサの日は働き者の村人たちは、お仕事はお休み。お食事の後は、家の門のベンチで日向ぼっこです。彼らは電気は生活に必要ないと考えるため、まだ明るいうちに夕食を食べ、月曜日からのお仕事に備え、暗くなる頃には床に就きます。

マラムレシュ地方のミサ帰りの村人

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2016年11月11日 (金)

ロマンチックなブレッド湖(スロヴェニア)

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先日「スロヴェニア・クロアチア物語16日間」の添乗より帰国致しました。秋で木々が徐々に黄葉しはじめたスロヴェニアから旅は始まり、澄んだ空気の中でのハイキングやヨーロッパ最大級の鍾乳洞を見学したら、アドリア海の海岸線を南下し美食の宝庫イシュトラ半島の街や、風光明媚なプリトビッツェ国立公園、オレンジ色の屋根が可愛らしいドブロヴニクで旅を締めくくる!毎日見所に溢れ、あっという間の16日間でした。
個人的にスロヴェニアとクロアチアはヨーロッパの中で3本の指に入るくらい好きなところで、「どの観光地が好き?」と聞かれると、一つに絞るのは難しいのですが、スロヴェニアのロマンチックなブレッド湖は私のお気に入りの場所です。

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ブレッド湖に浮かぶ小さな島・ブレッド島には聖母マリア教会があります。ここに伝わる逸話によると、その昔、愛する夫を失った女性が、夫が生き返ることを願って崖から湖にベルを投げました。しかし夫は生き返らず、女は悲しみに暮れ、修道女になりました。当時のローマ法王がこの話を聞き、すべての人の願いが叶うことを祈って、教会に鐘楼を寄付しました。

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もちろん、その鐘楼は現在も存在し、聖母マリア教会に入ると、中央にロープが垂れ下がっています。このロープを引いて鐘がなると願いが叶うと言われています。神社の鈴とは違うので一度ロープを引けは音が鳴るというものではなく、音を鳴らすには少しコツがいります。ポイントは吊るされている鐘が左右によく揺れるように、間を空けず連続で3~5回ロープを力いっぱい引くということ。そうするとカラーン、カラーンと外から鐘の音が聞こえてくるでしょう。
また、聖母マリア教会はスロヴェニア人の憧れの結婚式場なのだとか。ここで結婚式を挙げるカップルには最初の試練が待ち受けています。教会までは約100段の階段が続くのですが、新郎は新婦を抱きかかえてこの階段上りきるという伝統があるのです。その為、結婚式の日取りが決まったら、新郎は筋トレ、新婦はダイエットに励むそうです。こんな可愛らしい場所で結婚式が挙げられるのなら、この為に努力しようという花嫁たちの女心にも納得です。私も結婚式を挙げるなら是非ここで!と憧れてしまいます。まずは相手を見つける必要がありますが、相手が見つかったときに向け、ダイエットも同時進行で励まなくてはと心に誓う今日この頃です。(市川)

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2016年10月22日 (土)

地元チェコ人に愛される『ドヴォルザーク・プラハ・フェスティバル』に行ってきました!

ネオ・ルネサンス様式のルドルフィルム

 先日、「チェコ世界遺産と珠玉の町々 10日間」の添乗から帰国致しました。先日ホラショヴィツェの記事を書きましたが、今日は『ドヴォルザーク・プラハ・フェスティバル』の様子をレポートします。
 プラハの音楽祭といえば、『わが祖国』で有名なスメタナにちなんだ“プラハの春音楽祭” が有名ですが、毎年9月に開催されるドヴォルザーク・プラハ・フェスティバルでは、チェコを代表するもう一人の作曲家アントニン・ドヴォルザークに敬意を表し、彼とその弟子たちの作品が演奏されます。
今回は、数週間に及ぶプログラムの中でも、目玉であるチェコ・フィルハーモニーの演奏にご案内しました。
 会場となるのは彼らの本拠地ルドルフィヌム。その中で最大のドヴォルザークホールは、ヨーロッパでも最古のホールの1つと言われ、その音響効果で知られていますが、開演早々その素晴らしさを身を以て体感することになりました。
 というのも、第1曲目のドヴォルザーク作曲『詩篇 第149番』は合唱曲。プラハ・フィルハーモニー合唱団は、管弦楽団に負けない声量、いいえ、ともすればそれをしのぐほどで、その力強い響きに圧倒されました。ドヴォルザークの弟子マルティヌーの『野外のミサ』でも男声独唱でホールが満たされ、鳥肌が立ちました。
 プラハでは毎日どこかでコンサートが行われており、地元の人たちにとって音楽会はとても身近なものだそう。今回も国際的な音楽祭でありながら地元の人が多く、日本人は珍しかったのか「どこからきたの?」と尋ねられることもありました。
ドヴォルザークの『謝肉祭』で締めくくられたコンサートは、沸き起こるようなスタンディングオベーションで幕を閉じ、熱っぽく感想を語る人波がライトアップされたプラハの町に消えていきました。もう一度来たい!と思わせてくれる、素敵なコンサートでした。(松永華)

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