2017年12月14日 (木)

バスクといえば美食だけ?(スペイン)

11月9発「現代アートの街ビルバオとスペイン・バスク周遊 9日間」の添乗に行って参りました。バスクは最近では非常に人気の旅行先になり、様々なメディアにも取り上げられ、耳にする機会が多くなりました。それでも『バスク』という単語だけを聞いて、どれだけ『バスク』の物事を思い浮かべますでしょうか?おそらく多くは〝美食”や〝ピンチョス”などのフレーズではないかと。
バスク地方のリゾート地サンセバスチャンの旧市街にある各バールには、スライスしたフランスパンに色鮮やかな食材を美しく見惚れてしまうように盛り付けられたピンチョスがカウンターに並びます。それにあわせてバスク地方で作られたワイン、チャコリ(バスクのスパークリングワイン)やリンゴ酒を楽しみます。一軒ではちょっと食べて次のお店へと数件巡るのがバスク流儀。それにより小さなバルが混んでいても人の回転が速く、かつ様々なお店の味や雰囲気を楽しめます。バールというと大人の行く店の印象が強いですが、行ってみると早い時間では子供を連れてきている家族の姿も。注文するドリンクはお酒でなくとも、コーヒーやカプチーノもあります。デザートもあるので子供はピンチョスに甘いケーキを食したりしていました。またお値段も非常にお安く、ワインなど一杯2-3ユーロ、ピンチョスも同様。3~4軒巡り、ちょこちょこ食べ飲みでお腹いっぱいになりました。立ち飲みのカウンターだけのバールもあれば、テーブル席もあるバールもあるので、お店によってはゆっくり席に座って食すこともでき、ピンチョスではなく注文されてから作る暖かい料理も食べることができます。

サンセバスチャンのバルカウンターに並ぶピンチョス

このような美食の印象が強いバスクですが、バスクにはもっと興味深いバスクならではの物事があります。そもそもバスク地方は北スペインのビスケー湾に面していますが、海岸から30~1時間内陸に走れば、山と丘陵地帯になり、緑の牧草地が斜面を覆い、そこに羊や牛が放牧されています。それゆえにバスク地方は海の幸と山の幸と両方の美味しい食材が手に入るのも美食につながっています。そこから話を膨らませると、山バスクでは羊の羊毛から作られた帽子を男性が着用していますが、それは私たちもご存じのベレー帽です。ベレー帽はバスク発祥で、いまでもバスク地方の街を歩くと、素敵なオジサマが格好よくベレー帽をかぶっています。海バスクでは当然猟師や船乗りにつながります。世界史の教科書で世界一周航海を成し遂げた人物としてマゼランが載っています。しかし実際には彼は航海の半ばでセブ島で亡くなり、彼の後に戦艦を率いてスペインに戻った際の船長がバスク人エルカーノだったということはあまり知られていない驚きの事実。その他には日本にキリスト教を布教しにきたフランシスコ・ザビエルもバスク人です。画家ゴヤの生まれはアラゴン州サラゴサ近郊ですが、父親はバスク人。スペイン内戦時には世界各地にバスク人が移住しましたが、サッカー前日本代表監督を務めたアギーレ監督の両親は、メキシコに移住したバスク人です。

バスク版サンタはオレンツェロ

このように『バスク』を掘り下げていくと、実は私たちの身近にバスクが存在していることに気づかされます。さらにバスクは独自の文化や伝統があります。美食だけではないバスクならではの歴史、芸術、文化などもバスクの魅力です。
ユーラシア旅行社で行くバスクの魅力は、こちら
ユーラシア旅行社で行くスペインのツアーは、こちら

| | コメント (0)

2017年12月12日 (火)

トリュフ市は大賑わい!美食のピエモンテ州への旅(イタリア/トリノ)

先日、ビジネスクラスで行く、栄光のジェノヴァとトリノの休日より戻りました!
北イタリアは美食の町々が点在する地域ですが、例えばパルマと言えば、パルメザンチーズ、ジェノベーゼパスタはジェノヴァ、チョコレート、トリュフが有名なトリノ。これら舌鼓を鳴らす料理が自慢の町を、9日間でゆったり巡る贅沢ツアーに行って来ました。
美味しいものには目がない私が、もっとも楽しみにしていたのは、なんといってもこの時期に収穫を迎えるトリュフ!キャビア、フォアグラに並ぶ世界三大珍味の一つです。
ツアー中でも、11月発のツアーではトリュフ料理が用意されますが、今回はトリュフのパスタを食べました!
 
トリュフパスタ
トリュフは香りが強いので、オリーブ油とバターを絡めたシンプルなパスタに乗せるだけで、絶品の一品になります。
口に入れた瞬間、トリュフの香りが広がり、バターの甘みと絡んで何とも言葉に出来ない程、とても美味しかったです。
アルバと言う町では、10月上旬から11月の下旬にかけてトリュフ市場が開催され、大勢の人で賑わっています。

トリュフ市の様子


トリュフ市の為に特設された会場内に入ると、ふわりとトリュフの美味しそうな香りが漂っていました。トリュフの品々を扱うお店がいくつも出店しており、トリュフその物だけではなく、トリュフのオリーブオイル、トリュフチーズ、トリュフブレッド、トリュフチョコ、地元で製造しているパスタやワインもありました。
気軽に試食もさせてくれるのも嬉しいポイントです。
お気に入りの製品に出会ったら即お買い上げ!
私はトリュフを交ぜてつくられた、パルメザンチーズとオリーブオイルを衝動買いしました。
他の国では、鼻を聴かせて豚がトリュフを収穫するそうですが、イタリアでは犬がその役割を担います。
自分のご自慢の愛犬と一緒に、トリュフを探している最中の写真を飾りながら、採れたてのそれらを販売している農家の方々もいました。
トリュフは高値で売買されるので、思わずここ掘れワンワンと宝を探し当ててくれる花咲か爺さんの物語を思い出してしまいました。(笑)
ちなみに、今年の最高値で取引された白トリュフは何と880グラムで990万というので驚きです。堤

| | コメント (0)

2017年12月 1日 (金)

モンタルチーノでつぐみ祭!(イタリア)

先日、「華麗なるイタリア紀行 イタリア・ルネサンス芸術と古都を巡る11日間」より帰国しました。このツアーはミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマと主要都市を回る王道コースですが、それだけではなく途中の街、ラヴェンナやサン・ジミニャーノ、シエナ、アッシジなども丁寧に巡るため、イタリア初心者からイタリアリピーターまでご一緒した皆様がお楽しみ頂けていたのではないかと思います。そんな今回のツアーではさらにプラスしてモンタルチーノの街へ訪れ年に1度の“つぐみ祭”を堪能してきました!

つぐみ祭は毎年10月の最後の金土日と3日間にかけて行われます。このお祭りが開催されるようになったのは50年ほど前とまだまだ新しいのですが、中世の頃から狩りの成功を祈って行われてきた伝統的な慣わしをモチーフにしたものです。中世の時代、男たちが獲物をどっさり抱えて狩りから帰ると村では女・子供がごちそうと赤ワインを準備して待っており、宴が繰り広げられます。中世の時代から良く食べられていたのがつぐみ鳥の焼き鳥です。当日も町の広場にはつぐみの焼き鳥の屋台をはじめ豆のスープやホットドッグなどが売られていました。これが祭りの名前の由来にもなっています。

このお祭り、とっても素朴なのです。お祭りのハイライトは町のメインストリートを中世の衣装に身を包んだ地元民が行進するパレードです。農民風の衣装もあれば、貴族のような華やかな衣装も。これは、狩りの成功を狩人・農民だけではなく街に住む貴族・商人みんなで喜んだことに由来しているそう。

つぐみ祭

つぐみ祭


モンタルチーノと聞いてピンとくる方は少ないかと思いますが、ワイン愛好家の方でしたらきっとイタリアが世界に誇る赤ワイン、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノをご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。繊細かつ優雅な香りでイタリアワインの女王とまで呼ばれるこのワイン。パレードが催されるメインストリート沿いにはワイン屋さんがずらり。パレードを鑑賞しながら赤ワインをお楽しみになるお客様もいらっしゃいました。これも小さな町の素朴なお祭りならでは。大混雑必至の有名なお祭りでは赤ワインなんて飲んでたら人にぶつかりシミを作ってしまいますものね。

 

パレートは20分程で終わってしまいますがその後もワインをたしなんだり、町自慢のはちみつを試食してみたりとゆっくり、のんび~りと過ごしました。そしてこの時期ならではの見事な黄葉まで!素朴でそれでいて贅沢な時間を過ごすことが出来ました。(岡山)

 

ユーラシア旅行社で行くイタリアツアーの一覧はこちら

| | コメント (0)

2017年11月29日 (水)

サン・マルタンから授かった「サン・マルタンの夏」

11294

先日、「サン・サヴァンと西フランス・ロマネスク」の旅から帰国しました。旅はフランス南西部の町ボルドーから始まり、パリが終点でした。このルートは、サンティアゴ・デ・コンプステラへの巡礼路でもあります。イエスの使徒の一人、聖ヤコブの遺骸が9世紀に発見されると、各地から巡礼者が訪れるようになり、キリスト教の聖地となりました。お今回は、その巡礼路の途上にある街や村でロマネスク教会をめぐることが目的の旅でした。主に11世紀~12世紀頃に建てられた小さな教会は、村の中に溶け込むように佇んでいます。そんな教会の内部壁一面のフレスコ画や彫刻で装飾されているのが特徴です。

今回、訪問した教会の中でも印象的だったのが、ノアン・ヴィック村サン・マルタン教会のフレスコ画です。この時代は文字の読めなかったキリスト教徒にわかりやすいように、聖書の物語が描かれています。「受胎告知」や「東方三博士の礼拝」といった場面も臨場感のある活き活きした表情で描かれていて、感嘆するばかりです。
この教会の名前は「サン・マルタン」ですので、マルタンに捧げて創設されました。マルタンは4世紀に古代ローマ帝国に生まれた軍人でした。アミアン(現在のフランス北部)に派遣されていたマルタンは、ある寒い日に物乞いに自分のマントを半分に切って施します。実はその物乞いはイエス・キリストであったことから洗礼を受け、ポワティエやトゥール周辺で、伝道活動を続けました。フランスでは大変人気のある聖人です。ロワール川のほとりのサンブノワ・シュル・ロワールにあるサン・ブノワ教会の柱頭彫刻に注目してみましょう。マントの両側をサン・マルタンと物乞いが持ち、剣で半分に切っている様子が彫刻されています。

31129_2

マルタンは生涯のうちに何度も奇跡を起こし、殉教することなく、カンドという地で没しました。マルタンの没後、その遺体を聖遺物とするために、トゥールとポワティエの間に争いが生じました。そこでトゥールの人々は、夜のうちにサン・マルタンの遺体をこっそりカンドから運び出したと言われています。さて、話をノアン・ヴィックのサン・マルタン教会に戻しましょう。この教会には、マルタンの遺体を運び出す様子が壁画に描かれています。ベッドを窓から出している様子は、臨場感たっぷりです。フレスコ画からは、なんとかサン・マルタンの遺体を獲得しようと必死な様子も伝わってきます。果たして、サン・マルタンの遺体はロワール川を遡ってトゥールにたどり着き、現在もトゥールに聖遺物が伝えられているのです。

1129_2

サン・マルタンの遺体をロワール川で運んだ日は、11月にもかかわらず川岸が花で埋め尽くされるほどの暖かな陽気であったと言います。そのことから、「小春日和」をフランスでは「サン・マルタンの夏」と呼ばれるようになったと伝えられます。今回の旅行は10月下旬で、セーターやジャケットを着こむ季節でしたが、ノアン・ヴィックのサン・マルタン教会を訪れた日だけは、気温が25度ほどの暖かな陽気でした。まさにサン・マルタンの夏に、サン・マルタン教会を訪れました。これはサン・マルタンから授かったお天気のプレゼントだったのかもしれません。(斎藤さ)

 

| | コメント (0)

2017年11月28日 (火)

アグリツーリズモで南イタリアの幻のチーズ、ブッラータを食す!

先日、南イタリア・シチリアのツアーより帰国しました。夏の厳しい暑さも和らぎ、南イタリアにも秋が訪れ、日中晴れても過ごしやすい日々が続きました。シチリア島のこの時期は、ウチワサボテンの実の旬の時期で、市場を訪れると色とりどりのサボテンの実が売られていました。お客様と試しに買って食べてみました。赤い色をした実が最も濃厚な甘みを持っているので、赤いのだけ頂戴!とお店のおじさんに言ってみましたが、売っているサボテンの実は黄色、オレンジ、ピンク、赤、薄緑と様々な色をしたものがごっちゃごちゃになっていて、赤いのだけくれ、なんてことを地元で注文する人はあまりいないらしく、結局いろんな色がごちゃごちゃになった状態で渡されました。あまり細かいことは気にしない。さすがはイタリア人です。どんな味かというと・・・それは食べてみてください。説明が難しいです。
サボテンの実
シチリア島の周遊を終え、メッシーナ港から、イタリア本土への玄関口となるビラ・サンジョバンニへ、フェリーで移動し、カラーブリア州に入り、更に北へ北へ、プーリア州にやってきました。まるで妖精の家ような不思議な民家が立ち並ぶ風景で有名なアルベロベッロのある州で、イタリアの国土のブーツの形の、踵部分に当たる州です。今回、ツアーではその隣のバジリカ―タ州との州境のアグリツーリズモで昼食を食べました。アグリツーリズモとは一体なんでしょう?アグリ=農業 ツーリズモ=観光 という意味の言葉なのですが、田舎から都市への人口流出を防ぐ為に、農家の古い建物を使ってホテルにしてみたり、出来立ての農作物を使ったレストランを作ったりと、田舎を盛り上げるための政策の一つです。イタリア全土の田舎にあるアグリツーリズモですが、アグリツーリズモでの食事は素晴らしく、新鮮そのものな食材を使った郷土料理や旬の料理を楽しむことができるのです。実はシチリア島のピアッツァ・アルメリーナ近郊のアグリツーリズモ「GILIOTTO」にも訪問しましたが、美味しいカポナータ(イタリア風ラタトゥイユ)を頂きましたが、田舎の古い建物を使ったとても良い雰囲気のレストランでした。
シチリアのアグリツーリズモ”ジリョット”
さて、バジリカ―タ州で訪問したレストランの名前は「AGRITURISMO LE MATINELLE」。マテーラ近郊の片田舎、農場の間の小道をごとごと進んだ先にある、まさに農家といった風情のレストランです。
サラミと生ハム、モッツァレラチーズ2種とこれまた旬のオリーブの実、ハムのオリーブオイルがけオレンジピールのせ、モッツァレラチーズと茄子入りの卵焼き、茄子の酢漬けとズッキーニのグリル、茄子のトマトソースとパルミジャーノチーズのグリル、小麦のスープ、ヒヨコマメのペースト・・・などなど、どれも美味しくて脳が追い付かないくらいなのですが、それはもう、どんどん出てきました。そして、最後に出てきたのが・・・ブッラータです!
ブッラータ
ブッラータはモッツアレラのようなフレッシュチーズなのですが、イタリア語のバターを意味するburroブッロという言葉をもとに名づけられたチーズです。1920年頃、この南イタリアプーリア州で生まれたチーズで、その歴史は意外と浅いです。モッツァレラチーズを作る過程でなんとか無駄を省きたいと地元の人が考えて、余ったモッツァレラを使って作った巾着の中に、モッツァレラチーズを細切れにしたものに生クリームを混ぜたストラッチャテッラというチーズをいれて包んだもの。食べるときは巾着の紐を取り、真ん中にざくっとナイフをいれます。すると、とろーっとした生クリームがこぼれだします。それを絡めて頂くのです。それはもうフレッシュで、とってもクリーミーで、ほんのりとした甘味と、モッツァレラチーズのもぎゅもぎゅとした触感がたまりません。こうやって思い出しながら幸せに浸ってしまうほど。ブッラータはそのままで頂いても大変おいしいですが、トマトやオリーブ、バジルなどと一緒に食べても美味しいです。持って帰りたいと常々思っているのですが、それはできないのです。なぜなら賞味期限は24時間だから。ブッラータの中身、ストラッチャテッラには生クリームが使われているので、あまり低い温度で保存すると、生クリームが固まってしまって、そのフレッシュさは損なわれてしまうのです。最近は日本でもブッラータを作って提供している店もあるのですが、本場のブッラータは本場でしか、食べることはできないのです。しかしながら、この南イタリア、現地でブッラータを食べたなら、大変幸せな気持ちになれることでしょう。(留置)

| | コメント (0)

2017年11月21日 (火)

世界遺産のモエ・エ・シャンドンの迎賓館での優雅なランチを楽しむ(フランス・シャンパーニュ地方)

___171019wfw9tc_56

先日、「ビジネスクラスで行く 東フランスの美しい村と美酒の郷 9日間」より帰国致しました。秋は夏に比べ、観光客も少なく、普段は混み合う美術館をゆっくり堪能でき、街や村、教会も黄金色の木々に彩られ、写真の撮りがいがあります。そして、何よりも黄葉した並木道や大地が広がり、普段は何もない車窓からの風景も思わず溜息が出るような黄金色に輝く秋のフランスを満喫してきました。

今回のツアーではシャンパーニュ地方で最大規模を誇るモエ・エ・シャンドンのセラーを訪問しました。
モエ・エ・シャンドン社があるのはシャンパーニュ地方の小さな町エペルネという街。街には周辺に広がるシャンパン専用のぶどうを使ったシャンパンカーブが立ち並んでいます。
その中でも、1743年創業のモエ・エ・シャンドン社はドンペリ"こと、ドンペリニヨンのブランド名を所有する世界有数の会社。
本社の入り口にはシャンパンの生みの親とも言われるベネディクト会の修道士、ドン・ピエール・ペリニヨンの像が聳え立ち歴史と威厳を実感します。
発泡性ワインの誕生には諸説ありますが、その1つにこのドン・ペリニリョンが発酵中のワインを瓶詰めして放置したところ、偶然シャンパンが出来たという逸話が残っています。
なぜ、モエ・エ・シャンドン社が、ドンペリニヨンの名前を使用しているのかというと、ドン・ピエール・ペリニヨン他界後の1797年から彼が一生を捧げた修道院とブドウ畑を所有し、商標権を獲得したから。

建材用の採石場跡を利用して作られたセラーの中は全長は28kmにも及び、まだ瓶内の二次発酵の状態でラベル付けがされていない貴重な何百万本のシャンパンが眠っていました。中には鉄格子の中で保管されているシャンパンも。モエ・エ・シャンドン社のシャンパンは通常のシャンパンでも最低2年半、ヴィンテージで約5年、ドン・ぺリにおいては7年も熟成しなければなりません。長い熟成期間を設けてどこまでも品質にこだわっているそうですが、現存する最古のものは19世紀に作られたシャンパンを今でも熟成し続けているそうです。

___171019wfw9tc_17_2

その後は、今年世界遺産に登録され、モエ・エ・シャンドンが世界の要人たちをおもてなしする為に使われて来たオランジェリー(迎賓館)に移動して、私たちだけの貸切ランチ。
4コースの料理とその料理ごとにシャンパンを飲み替えて、料理とシャンパン両方をお楽しみ頂きました。

___171019wfw9tc_27

今回出てきた料理とシャンパンは

前菜
シャンパンに一度泳がせ香りづけをし、茹でたオマール海老エンドウ豆と共に
シャンパンはブリュット アンペリアル白 2012年

メイン      
牛ヒレ肉のグリルとフォラグラ、季節の野菜添え グラン
シャンパンはヴィンテージ ロゼ 2008年

チーズ      
三種の牛のチーズ(24ヶ月 18ヶ月 12ヵ月熟成)
シャンパンはヴィンテージ 白 2008年      

デザート
赤いフルーツのミルフィーユ
シャンパンはネクターインペリアルのロゼ 2010年      

___171019wfw9tc_37

卓越した創作性溢れる料理の数々とモエ・エ・シャンドンが誇るシャンパンとのマリアージュ、洗練されたおもてなしとその全てが満たされた心地よさはこの地を訪れたからこそ出来る体験。
一生思い出に残るであろう、優雅で贅沢なランチタイムでした。(三浦)

>>>ユーラシア旅行社のフランスのツアーはこちら

| | コメント (0)

2017年11月 8日 (水)

秋の南西フランスで中世の村での暮らしを思う

 この度「南西フランス、絵のような風景へ 13日間」より帰国しました。
 秋の南西フランスは絶景の連続。

サン・シル・ラポピー

 赤砂岩で造られたコロンジュ・ラ・ルージュ、ドルドーニュ川沿いの断崖にへばり付くようなラ・ロック・ガジャック、聖地ロカマドゥールなど、本当に絵に描いたような風景が見られます。
村の多くは都会から離れた山間にあり、暮らすにはとても不便。住む人が減って過疎化しています。だからこそ、近代化せずに、中世の面影を残す美しい村となっています。
 例えば、ロット川沿いの岩山の上に佇むサン・シル・ラポピー。かつては川を往来する船から税金を取って栄えていたそうですが、現在は人口わずか200人の静かな村です。サン・シル子爵が住んでいた城跡を利用した展望台から、可愛らしい村と周辺に広がる美しい自然そして蛇行して流れるロット川がよく見えました。

サン・シル・ラポピー title=

 展望台までの坂は少し急ですが、村は小さいのであっという間に絶景ポイントに行けます。「こんな絶景を眺めながら暮らしていたのかぁ」と羨ましく思いながらも、雨の日は大変だろうな、とか、ちょっと物を落としたらコロコロと村の外まで転がって行ってしまうのかなとか、色々想像してしまいました。
 展望台から眺めるその絶景は頑張った分だけ新鮮に、いつまでも心に残る風景となるでしょう。
 

朝のコンク

また、サンティアゴ巡礼路の途中にある聖地コンクでの早朝散歩は、まるで中世の村に迷い込んだかのような体験ができます。
 早朝、ようやく辺りが明るくなってきた頃に外に出ると、息も白く、ぶるぶるっと震えがくる位寒いけど、澄んだ空気で深呼吸すると身も心も浄化されたようにすっきりします。
 辺りは深い朝靄で包まれ、周りは何も見えません。足元の石畳の模様を目印に歩いていると前方にうっすらと黒い影が浮かび上がってきました。本当に中世だったら、山賊か?魔物か?とおびえるシーンかも知れません。恐る恐る歩みを進め、徐々に形がハッキリしてきて、威厳あるサント・フォア教会の姿に安堵するのです。
 正面のタンパンには実に見事な最後の審判の浮彫が装飾されています。天国の場面にすまし顔の天使や聖人、善人が整然と並べられています。一方、罪人や悪魔がごちゃごちゃといる地獄の場面。大きく口を開けた怪物の口から人間の足が出ていて、まさに地獄に引きずり込まれる様子を表現しています。地獄の世界では様々な苦痛が待っています。棒に縛り付けられて火炙りにされている人間、それを運んでいる悪魔はいかにも悪い奴といった顔です。首をつられていたり、舌を抜かれていたりしている罪人のそれぞれの表情や動きがとてもリアルで、でもちょっとコミカルで、怖いのに見ていて飽きません。そのうちに、「こうはならないように、真面目に生きよう」と思って教会の中に入ります。

Photo_4

 朝の光を取り入れ輝くステンドグラスや天上まで美しく伸びた列柱を見ると、心が落ち着きます。厳かな雰囲気の中で、天国への導きを願い、神の家に辿りついた事に感謝し、また新しい一日を有意義に過ごそう!と心に誓うのです。
 秋は夏より観光客が少ないので、観光客が帰った夕方以降は他に人がいないんじゃないかと思うほど静かです。車も乗り入れできないので、現代的な物が一切目に入らず、本当に中世のヨーロッパにいるように感じられます(関根)

| | コメント (0)

2017年10月25日 (水)

秋色染まるアイスランド!柱状節理から流れ落ちるスヴァルティフォスの滝

Photo

先日「アイスランド周遊と秋のオーロラ 10日間」の添乗より帰国致しました。秋色に深まるアイスランドは大変美しく、月面にたとえられる溶岩台地に、苔や地衣類が黄色や赤色に染まったツンドラ台地は絶景でした。また、北部ミーヴァトン地方では、見事なオーロラを鑑賞することができました。
さて、アイスランドと聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。国土の10%以上を覆う氷河、今も活動を続ける火山、地球の割れ目ギャウ、ミネラル豊富な温泉等、アイスランドは魅力たっぷり。もちろんこういった魅力もツアーのハイライトではありますが、ツアーで沢山ご覧頂くのが、数々の滝!ツアー終盤には、たくさんの滝の種類に名前が覚えきれない!とお声を頂くほどです。しかし、アイスランドの滝はそれぞれ特徴があり、いくつ見ても飽きることはありません。

Photo_2

なかでも今回印象に残ったのが柱状節理の岩壁から流れ落ちるスヴァルティフォスの滝。この滝は、ヴァトナヨークトル国立公園の中にあり、滝まで片道45分ほどのハイキングがあります。お天気にも恵まれ、空は快晴!あたりは秋色深まり、黄葉を楽しみつつ、なだらかな上り坂を進んでいくのはとても清々しく、気持ちのいいものでした。黒い玄武岩の柱状節理は見事で、細かい縦線がはしる様子はパイプオルガンのよう。そこから流れ落ちる澄んだ水。あたりの黄葉の美しさも重なって、その風光明媚な景色に思わずため息が出るほど。滝といえば、三大瀑布のような水量があり迫力があってこそ!と思っていた私の概念を覆すようでした。その他の滝でもマイナスイオンたっぷりの水量のある滝から、滝の裏側を歩いてその迫力を体感できるものまでさまざまありますが、どれもたっぷり楽しみました。(市川)

| | コメント (0)

2017年10月 6日 (金)

シチリアの絶景ポイント!ファビニャーナ島とレヴァンツォ島(イタリア/シチリア島)

レヴァンツォ島

先日、イタリア・シチリア島から帰国いたしました。今回は通常の日程に追加して、絶景ポイントであるファビニャーナ島とレヴァンツォ島へ行ってきました。
エガディ諸島を構成するファビニャーナ島とレヴァンツォ島周辺には、グランブルーの透き通るような美しい海があり、国内外からの観光客が賑わうリゾート地として有名です。海の透明度が高く、浮いている船が宙に浮いているように見えることから、ガイドブックなどでも盛んに紹介されるようになり、人々の注目を集めています。
この日、朝一番にホテルを出発し、まずは海に突き出た細長い岬にあるトラパニ港へ向かいます。早い時間にも関わらず、港には島へ行く観光客で大いに賑わっていました。いよいよ出航時間となり船に乗り込むと、スタイリッシュなイタリア人の船長がお出迎え。これから見るであろう海の色を思い浮かべると心躍るようです。
他の島にも寄航しながら、約45分で、まずはレヴァンツォ島に到着です。
レヴァンツォ島は人口約200人の小さな島。船を降りると、すぐ近くに漁船が数隻浮いている小港がありました。この島に1本しかないだろうという舗装された坂の小道を進んでいきます。途中に垣間見る町角は、どこを切っても絵になるので、ついつい足を止めて写真を撮りたくなってしまいそうです。少し散策をし、小高い丘に差し掛かったときに、これまで歩いてきた方を振り返ると、そこからレヴァンツォ島の海岸と、先ほど降り立った港の全景を眺めることができました。透き通る海の上に浮かぶ船は、少しだけ宙に浮いているようにも見えて、ちょっと興奮!
「次に訪れるファビニャーナ島も楽しみだ」と話をしながら、次の船が来る時間まで散策を続けました。
さて、次はファビニャーナ島へ向かいます。レヴァンツォ島からは約10分ほどで到着です。ファビニャーナ島はエガディ諸島の中心となる島で約1200人が生活しています。また、この地域では毎年初夏になると海流に乗って大きなマグロが産卵のためこの一帯にやってくるそうです。その為、昔からマグロ漁が盛んに行われ、伝統的なマグロ漁法「マツタンツァ」が現在でも年に数回行われているそうです。ファビニャーナ島の港にはいり、一番最初に目に入るのは、かつて使われていた大きなマグロ加工工場。シチリアはワインでも有名ですが、この加工工場は、シチリアの有名なワイン会社フローリオ社が所有していたのだそうです。現在は、この地域で行われていた漁法を今に伝える博物館となっています。
港に降り立つと、先ほどのレヴァンツォ島と比べものにならないほどの、何倍もの数の観光客です。
早速、10名ほどのボートに乗り込み、この島でも一番の絶景スポットといわれている「カラ・ロッサ」へ。さあ、いよいよ船が宙に浮いているような綺麗な海が見えるぞ!と意気込んでいましたが、、、、!残念ながらこの日は、天気はいいものの風が強く水面が立って、船が浮いているようには見えませんでした。船が浮いているように見えるためには条件いろいろ揃わなければいけないのですが、なかなかそれが難しい日もあるようです。しかしながら、海底まで見えるくらい透き通ったグランブルーの海を体験することができて、本当によかったなと思いました。
この日のランチは、ファビニャーナ島のビーチに面するレストランで召し上がって頂きました。期待通りのシーフード料理に舌鼓を打ちながら、この後に続くシチリア旅行の話に花を咲かせました。(堤)

| | コメント (0)

2017年10月 5日 (木)

アイスランドにて食欲の秋を満喫

9月中旬、アイスランドに行ってきました。夏はほぼ日が沈まず、冬は日照時間最短4時間のアイスランドですが、今回の旅はちょうどその中間。日中の観光、黄色に色付きはじめた木々、オーロラ鑑賞が楽しめる一石三鳥のおいしい季節でした。
 アイスランドは食事の面でもとっても美味な国。食欲の秋という言葉の通り、アイスランドならではの食をお腹一杯堪能してまいりました。本日はアイスランドで出会った食べ物BEST3をご紹介します。
第3位は地熱パン。海面から顔を出した海底火山の上にあるアイスランドは、地熱エネルギーの宝庫です。そんなアイスランドならでは、地熱で24時間蒸して作ったのが地熱パン。じっくり時間をかけて蒸したパンはしっとりと柔らかく、黒糖が混ぜてあり上品な甘みが口いっぱい広がりました。アイスランド産の混ざりもののない純粋なバターを付けると、塩分と砂糖の按配が素晴らしくより絶品に!
第2位はロブスター。アイスランドで良く獲れます。日本でいう手長エビに近いもので、想像するよりも小ぶりなため目の前にすると少しがっかりするかもしれませんが、味は保証します。とても濃厚で甘みもある味わいは病み付きになりました。口に入れると噛む必要がないくらい柔らか。あっという間にとろけてしまいます。

170910wna0_98

第1位はやっぱりスキール。アイスランドで知らない人はいない、アイスランドの国民食です。ホテルの朝食バイキングでもよく見かけました。スキールはチーズの一種ですが、食べてみると少し固めのヨーグルトといった感じ。濃厚でおいしいのに、高タンパク、低脂肪、低カロリーでダイエットにも最適という素晴らしい一品! 旅の途中にはスキールケーキも食べてみました。固めたスキールの下にタルト生地を敷き、ベリーソースをかけたもので、こちらもおいしかったです。早くもスキールが恋しい今日この頃。日本でも買えるようになる日を待つばかりです。
さてこれまで私のお気に入りのアイスランドグルメをご紹介してまいりましたが、最後にアイスランドに棲むトロールに人気のおやつをご紹介しましょう。それはマシュマロです。最近はイチゴ味やミント味、北欧ならではのリコリス(甘草)味など、味の種類も増えてきているそう。私も実際に旅の途中でこのマシュマロを何度も見ました。さて皆様、このトロールのマシュマロとは一体何をそのように例えているのだと思いますか?アイスランドでは刈り取った牧草を米俵のようにまとめてビニールコーティングを行い、牧場の至る所に並べてあります。大きくて丸くて、色とりどりのビニールに包まれた牧草の俵は、トロールを信じるアイスランドの人々には巨大マシュマロに見えるという訳です。ユーモアがあっておもしろいですね。(佐藤)

| | コメント (0)

より以前の記事一覧