2017年8月22日 (火)

絶景!ノルウェーのナショナル・ツーリスト・ルートを走破!

先日、「絶景!プレーケストーレンハイキングと五大フィヨルドの旅 10日間」から帰国致しました。今回はフィヨルドで入り組んだノルウェー南部に絞って5大フィヨルドを車、電車、クルーズ、6回のハイキングと様々な視点で満喫するというツアーでした。
ツアーの目玉はリーセ・フィヨルドにある水面から垂直にせり上がる約600mの一枚岩プレーケストーレンへのハイキングでしたが、特に印象に残ったのはフィヨルドや滝、牧歌的な村に湖に氷河…と各地で出迎えてくれる氷河が削りだしたフィヨルドの絶景!
いずれも美しく、ここぞ!というところでバスをとめて写真撮影したことも何回もありましたが、車窓から見える景色も全く飽き足らず毎日ホテルに着いてしまうのが惜しい程でした。

ノルウェーではこの素晴らしい景色をより楽しんでもらえるよう、「ナショナル・ツーリスト・ルート」が整備されています。
これは1990年代に始まったノルウェーの国家プロジェクトの1つで、ノルウェーの観光業を盛り上げる為に国内にある18本の風光明媚なルートが選定され、より魅力的な道路に再整備されました。
ナショナル・ツーリスト・ルートでは、海岸線や山中を抜ける曲がりくねった道、滝や急流の川近く、あるいは極北の地を走る道路など、幹線高速道路では味わうことのできない多様な自然がいくつもの場所で待ち受けています。

今回のツアーでは、
1、プレーケストーレン(第2日目)
2、ハダンゲルフィヨルド(第3日目)
3、ソグネフィヨルド(第4日目)
4、ガイランゲル~トロルスティーゲン(第8日目)
5、アトランティックロード(第8日目)
と18本のうち5本のルートを通ります。

ルート上ではずっと見ていたくなるような風光明媚な風景が広がるのはもちろん、この大自然をより体感出来るよう、斬新なデザインのトレイルや建物、展望台もあり、ただ通り過ぎるだけでは勿体無いポイントがいくつもありました。

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プレーケストーレンは、ノルウェー語で「説教壇」という意味。教会の説教壇に形が似ていることから、そう名づけられました。このプレーケストーレンに立つには、往復約5時間を自分の足で歩く以外に方法はありません!岩を登る機会が多く、大変だと思う時もありますが、登頂出来た時の達成感と頂上からの絶景は他ではスイスやドロミテ、ピレネーのハイキングでは味わう事が出来ません。

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ノルウェーで2番目に長いハダンゲルフィヨルドは他のフィヨルドよりも穏やかな山々が多く、陽光が照らされた山の斜面にはリンゴやサクランボなどの果樹園が続きます。また、この辺りはノルウェーを代表する作曲家グリーグも愛した風景で、この風景を見ながら作った曲が、かの有名なピアノ曲集抒情小曲集「春に寄す」です。他のフィヨルドでは見ることが出来ないフィヨルドの青と新緑の柔らかな色合いが美しい光景です。

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全長200キロメートルを超えるソグネフィヨルドでは切り立った山々の間を航行するフィヨルドクルーズへ!日本では体験出来ない滝、渓谷などの自然の風景を風を切りながら進む船からゆっくり眺める時間はいつまでも見ていたくなる光景です。

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「トロールのはしご」という意味のトロルスティーゲンはトロールの舌が出ているかのように崖に突き出すように建てられた展望台から雪の残る山や九十九折の道路が山肌縫って走る絶景が広がる場所です。

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8つの橋で無人島を結ぶ約8キロの道路「アトランティックロード」はフィヨルドと大西洋を見渡す事が出来る美しい道路で、イギリスのガーディアン紙が世界最高のドライビングロードに選んだこともあります。急勾配や急カーブが特徴で、場所によっては橋が途中で切れてるように見える迫力ある場所もあります。

これらはナショナルツーリストルートのほんの一部です。
ノルウェーが誇る至極の絶景は写真ではなく実際に行って体感してみてください。(三浦)

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2017年8月 3日 (木)

活かされ生き返る遺跡を体感するラヴェンナ野外オペラ(イタリア)

7/3発「ヴェローナ野外オペラとラヴェンナ音楽祭 10日間」の添乗に行って参りました。ミラノからヴェローナ、パルマ、ラヴェンナ、ヴェネツィアと北イタリアの主要な観光地を巡る日程で、ヴェローナにあるローマ時代の古代円形劇場で催されたオペラ鑑賞とラヴェンナでは指揮者リッカルト=ムーティーによるラヴェンナ音楽祭の鑑賞をしてきました。

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ロミオとジュリエットの舞台として有名なヴェローナは、ローマ時代からイタリアとドイツをつなぐ重要な街道沿いにある町として発展。その名残である、現在でもヴェローナの町の中心地に建つ古代円形劇場(アレーナ)が本来の目的である劇場として活かされた野外オペラ鑑賞は素晴らしい体験でした。

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夏の日差しがさすように強い日中を終え、太陽が西に沈むころ、まだ空は完全な暗闇ではなく、濃い黒を含ませた紺色の空の下、オペラ「アイーダ」が始まりました。古代円形劇場には屋根がなく、その背景となる空の色さえ舞台の一部。今回は舞台セットとして満月が準備されていましたが、エジプトが舞台のアイーダで本物の月(この日は三日月)が背景に現れたときは、円形劇場で劇をやるということは調整のきかない自然=空が舞台の一部として取り込まれ、自然状況によっては同じ内容でも印象が大きく変わるものなのだろうと思わされました。また観客のいる階段席から平土間脇の通路を駆け抜ける役者たち、半円舞台の後ろにある観客のいない階段席まで舞台として活用したことで、エジプトのピラミッドや砂丘、壮大な宮殿を彷彿させられました。

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かつては3万人(現在は約1万8千人)収容可能な平土間、階段席に観客が埋まる様子や古代劇場全体を舞台として繰り広げられたオペラに、ローマ時代の“遺跡”といえる古代円形劇場が2000年前に当然として使われてきた“劇場”として生き返った!と思わされたことも印象的でした。(高橋)

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2017年8月 2日 (水)

南チロル地方オーバーグルグルでのんびり山を愛でる(オーストリア)

先日ヨーロッパアルプスの懐深く 15日間のツアーから帰国しました。広大な山々に囲まれ、新鮮な空気で身も心もリフレッシュ!日本は毎日猛暑続きでしたが、ヨーロッパアルプスは高原地域が多いため爽やかな気候で、お天気にも恵まれました。
今回のツアーではヨーロッパアルプスのドロミテ、南チロル、バイエルン、エンガディン地方と山間の小さな町を巡って参りました。中でも南チロルはヨーロッパアルプスの懐深くというツアー名そのもので、エッツタール渓谷の最奥にある、オーバーグルグルの町まで参りました。なんとも不思議な名前の町でどんな町だろうと思いますが、3000メートル級の山々に囲まれた静かな町です。一番活気があるのはスキーシーズン冬ですが、夏もハイキングに世界中から観光客が訪れます。夏の間は冬ほど人は多くないため、ゆったりと山々を満喫できました。また、山を越え牧草を求め牛や羊が放牧にくるので、カラカラとカウベルの音が聞こえるほど。

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まずはオーバーグルグルから15分ほどのセルデンという町にある、ガイスラッハーコーゲル展望台へ。3048mの展望台ですが、ロープウェーが出ているため楽々展望台へアクセスできます。そして展望台では、3000m級の連山のパノラマが広がっていました。その連山には氷河もあり、そこで5000年前の世界最古の人のミイラが発見されています。またロープウェーと展望台にあるICEQという山小屋(レストラン)はジェームズ・ボンド主演の映画007「スペクター」にも登場しています。映画のロケ地らしくかなりモダンなつくりで他の展望台とは雰囲気が違います。

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次にオーバグルグルの町にある、ホーエムート展望台へ。ほとんどのツアーではここの展望台から出ハイキングでオーバーグルグルの麓の近くまで参りますが、今回のツアーは展望台にてのんびり自由時間でした。3000m以上の山に囲まれ、3つの氷河が近くで見れるホーエムート。静かに過ごすとどこからともなく氷河が溶けて流れる水のゴロゴロという音が聞こえます。この音がオーバーグルグルの町の名前の由来とも言われています。展望台の芝生の上に座り、じっくりと山を眺めるそんな山の過ごし方もいいなぁと思いました。

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オーバーグルグルや南チロル地方はまだまだ日本では知名度が高くないので、ゆったりとした滞在が魅力です。朝、カウベルの音で目覚め、朝日に染まる山々を見ながら新鮮な空気を深呼吸。素朴ですが、贅沢な時間を過ごせました。(杉林)

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2017年7月27日 (木)

モンブランをフランス・イタリアの両面から極める

先日、「氷河特急一等車 ヨーロッパ四大名峰とスイスアルプスを楽しむ  10日間」の添乗より帰国致しました。この時期のスイスは、アルペンローゼをはじめとする可愛らしい高山植物の花々が咲き乱れ、まさにベストシーズンです。
このコースでは、世界遺産のベルニナ線や“特別に急がない”氷河特急に乗って、スイスらしい車窓の眺めを楽しんでいただいたり、アイガー、ユングフラウやマッターホルンをたっぷり満喫いただきました。アルプスの山々で忘れてはいけないのが、モンブラン。スイスの山ではないですが、フランス・イタリア国境にそびえる、モンブラン(モンテビアンコ)の、その優美な姿に多くの観光客や登山家を魅了してやみません。

そんなモンブランを目指して、スイスからまずフランス・シャモニーへ。時折、自転車で峠越えをする人々に出会いました。そして、モンブランのお膝下、シャモニーからモンブランの下に造られたモンブラントンネルを通り、イタリアへ。イタリア・クールマイヨールより2015年完成の360度回転ゴンドラに乗ってまずはエルブロンネ展望台へ向けて高度を上げていきます。イタリア側のアルプスの山々は、岩肌がごつごつしており、鋭鋒が連なっています。その様子はなんだか雄々しい印象を受けます。
そしてエルブロンネ展望台から見えるのは、モンブラン、イタリア語でモンテビアンコです。しかし、フランス側から見える白い雪を被ったまん丸い様相とは全く異なり、これは本当にモンブラン?と思うほど台形で雄々しいモンテビアンコことモンブランが聳えています。

三連ゴンドラ

今回は、幸運なことにイタリアからフランスへ空中国境越えの3連ゴンドラも申し分ないお天気のおかげで運行していました。いざ3連ゴンドラに乗り込んで、約30分の空中散歩を楽しみます。眼下に広がる、氷河に圧倒され、氷河の青い部分も見ることができました。まわりにはいくつもの鋭鋒が連なり、マッターホルン北壁、アイガー北壁と並ぶ世界三大北壁のグランドジョラスも聳えていました。ふと氷河に目をやれば、何人もの登山家たちが氷河の上を歩いていたり、垂直な鋭鋒に向かって果敢にも挑んでいました。その名を残した幾多となる登山家たちも彼らと同じように難攻不落の山々を達成したんだと回顧せずにいられません。
そして終点のエギーユ・デュ・ミディ展望台に到着し、空中散歩は終わり。エギーユ・デュ・ミディ展望台では、フランス側からみる、まさに女王の名にふさわしい雪の冠を被ったモンブランを間近でお楽しみいただくことができました。

モンブラン

今回、申し分ない天気のおかげでぐるっと一筆書きで空中国境越えが叶いましたが、この3連ゴンドラに乗れることは本当に幸運なこと。運行していることを確認するまでドキドキでしたが、なんと実際は快晴で、風も全くなく、澄んだ青空の中氷河の下の空中散歩は、感動もひとしお。地球の素晴らしさを改めて体感することができました。

スイスに来たからには是非とも訪れたいモンブランは、忘れられないアルプスの山の一つになりました。(角田)

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2017年7月25日 (火)

英国で贅沢な午後のひと時を

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先日、「英国物語15日間」の添乗より帰国致しました。スコットランドから旅は始まり、新世界遺産にも登録された湖水地方、ハニーカラーの可愛らしい家が並ぶコッツウォルズとイギリスの魅力を堪能してきました。
さて、イギリスと言えば、やはり紅茶のイメージが強いのではないでしょうか。大航海時代が始まり、1610年頃オランダの東インド会社が中国茶を持ち帰り、西欧諸国に広まります。イギリスでは「万病の秘薬」として最初にお茶が売られ始めます。その後、1662年にチャールズ2世に嫁いできたポルトガル女王のキャサリンがお茶に大変貴重だった砂糖をたっぷりいれて飲むという贅沢を毎日繰り返したそうです。それが貴族の間で大流行。最初中国から伝わったのは緑茶でしたが、次第にウーロン茶や発酵の度合いを強めた紅茶が人気になります。英国貴族の社交場となっていたコーヒーハウスが商品として販売を始め、次第に大衆化して一般家庭にも広まっていったそうです。
そして、最近は日本のホテル等でも楽しめるようになってきたアフタヌーンティー。ご存知の通り、イギリスで生まれた文化です。始まりは1840年代。その頃イギリスでは食事は朝食と夜8時以降の夕食の2回。ベッドフォード伯爵夫人アナ・マリアは、空腹を紛らわせるためにお茶と軽食を午後3時頃に食べるようになります。その後、友人を招き、美味しい紅茶とサンドイッチなどの軽食とお菓子を味わいながら談笑し、優雅な午後のひと時を過ごすという習慣が貴族の間で広まりました。

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ツアーでは、マナーハウスで伝統的なアフタヌーンティーを楽しみました。紅茶がサーブされて一息つくと、ティースタンドがテーブルに運ばれてきます。一番下の段にはシンプルでさっぱりとしたサンドイッチ等軽食、二段目には焼きたてのスコーン、一番上に一口サイズのケーキや焼き菓子が並べられ見ているだけで気分が高まります。下の段から順番に食べ進んでいくと、あまりのボリュームにびっくり。日本人の考える「3時のおやつ」とは異なり、通常の食事と変わらないほどのボリュームがあるかもしれません。しかしながら、当時の貴族になった気分で、お菓子と紅茶をたっぷり頂くと会話もより弾むような気がします。たまにはこんな贅沢なひと時もいいものです。(市川)

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2017年7月21日 (金)

スイス、可憐な山リギ

先日、「ゆったりスイス周遊12日間」のツアーより帰国しました。
旅はイタリア北部、スイスとの国境の町ルガーノからスタートし、サン・モリッツ、ツェルマット、グリンデルワルドなど、アルプスの美しい山々を巡りました。有名なマッター・ホルンやユングフラウももちろん見ましたが、今回最も印象に残ったのは、リギという、小さな山でした。
標高1,798mのリギ山は、4,000m級の山々の中では地味に映るかもしれませんが、実はしばしば、「山の女王」と形容される、スイスの山々の中でも重要な山なのです。女王と呼ばれるのは、その優美な曲線と、周りの山を従えるようにたたずむ姿が故なのだとか。

リギの登山鉄道

このリギ山には小さな登山列車で登ります。スイスのちょうど真ん中あたりにあるフィア・ヴァルトシュテッテ湖という大きな湖の湖畔の町ヴェッギスから、リギ山の山頂までのこの登山列車は、なんと1871年、つまり約150年近く前に造られたヨーロッパ初の登山列車なのです!スイスの数ある登山列車、というか、登山鉄道の歴史は、このリギ山から始まったといっても過言ではありません。ちょうど中腹あたりの駅リギ・カルバードで一度列車を降り、ホテルにチェックインをし、荷物を置いて、再度列車に。次は山頂のリギ・クルムまで登ります。

リギ山からの眺望

リギ・クルムからはそれはもう美しい、フィア・ヴァルトシュテッテ湖の景観を眺めることができました。可憐な花々が咲き、ほんの小さな山なのに花を見ようか湖みようかなどと迷ってしまう程。山を囲むように点在する湖のほとりの小さな町々もとても美しかったです。この山は、山頂からみると地平線まで高い山がなく、台地の真ん中あたりにぽつんとそびえる独立峰なので、360度の眺望を楽しむことができる、スイスの中でもちょっとユニークな山なのです。ちなみに、中国の峨眉山と姉妹峰の提携を結んでいるのでこんな石碑もあります。夕暮れ前にはまた中腹のリギ・カルバードへ戻り、一泊しました。

湖が見える展望台

翌朝、また登山列車に乗り下山。湖畔を走り、次はルツェルンの町へ向かいます。あんなにきれいな景色を見せてくれたリギ山を離れるのは、なんだかさみしいなあと思っていたら、ルツェルンの町、大きな湖の向こうに、リギ山が見えました。あの山が愛されて止まないのは、山頂からの景色や咲く花々だけでなく、街からも見える、湖とともに映る可憐な姿があるからなのかなと、感動してしまいました。(留置)

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2017年7月20日 (木)

奇跡の晴天の中、絶景ソグネフィヨルドクルーズへ(ノルウェー)

フィヨルドクルーズにて

先日、「北欧の優雅な休日~2大フィヨルドと2大絶景鉄道~ 11日間」より帰国致しました。デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーの北欧4か国を訪れ、それぞれの首都を中心にハイライトを巡って参りました。
 一番のメインは、何と言ってもノルウェーのフィヨルドクルーズ。ノルウェー語で「入り江」という意味をもつフィヨルドは、約100万年前の1,000mを超える厚さの氷河が、約1万年前に溶け出し、海側に移動する際、その重さで谷底がU字型に削りとられ、そこに海水が入り込んで形成されたとされる地形です。そんなフィヨルドの中でも、ソグネフィヨルドは、全長204km、最深部の水深が1,308mにも及ぶ世界最長のフィヨルドです。今回は、そのソグネフィヨルドの支流である、ネーロイフィヨルドとアウランフィヨルドのクルーズへご案内しました。
クルーズ船には、船首から乗船。グドヴァンゲンを出発すると180度回転をしてから進みますので、場所取りには注意が必要です。英語、ノルウェー語、スペイン語などに続いて、日本語のアナウンスもあり、屋外のテラス、もしくは屋内のサロンから景色を眺めます。
フィヨルドクルーズで一番の難点は、天候。山の天気は変わりやすいとはよく言ったもので、晴れていても霧がかかったり、曇ったり、雨もしばしば…くるくると天気が変わります。しかし、皆様の日ごろの行いのおかげで、晴れ渡る青空の中、フィヨルドクルーズができました!
最初に通るのはネーロイフィヨルド。世界遺産にも登録されているネーロイフィヨルドは、幅の狭さが特徴。最も狭いところは250mしかありません。その分、険しい山並みが続き、いく筋もの滝が勢い良く流れ落ちています。250mは結構広いと感じますが、ソグネフィヨルドは幅が4kmあります。それに比べるとかなり幅の狭さが分かります。続くアウランフィヨルドも、両側が1,000m級の山々に挟まれ、迫力満点。途中ウンドレダールとアウランのふたつの町に寄港します。可愛らしい家が立ち並ぶ小さな町で、「こんな景色の良い所に住めるなんて羨ましい!」という声と「こんな所でどうやって生活するんだ?」という両極端な声が聞こえました。
迫ってくるような断崖絶壁と青空のコントラストは、まさに絶景!どこまでも続くこのフィヨルドを氷河が削って作ったのだと思うと自然の力の凄さを実感します。岩壁をよく見ると家がぽつぽつと見えるではありませんか。そこは今や無人の農場。りんごなど果物を育てたり、山羊の牧畜をしていました。農場までは梯子を使わないと行けず、危険な為子供は常に命綱をつけていたのだとか。その梯子は、唯一徴税人が来た時だけ外され、徴税を回避していたのだそうです。そんな自然だけではなく、人の生活の跡も見ることができるのは驚きでした。
約2時間のクルーズは、あっという間に終了し、終点のフロムに到着。奇跡としか思えない、素晴らしい晴天の中のフィヨルドクルーズに、ただ天気運の良さに感謝するばかりでした。(五島)

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2017年7月14日 (金)

可憐な花を探し求めてピレネー山脈を東から西へ大横断

ガヴァルニー圏谷でのハイキング

先日、「ピレネー山脈大横断、ガヴァルニー3連泊とパラドール滞在の旅 13日間」より戻りました。6月後半、気温が予想外に上がって毎日30度になるほどで、思わぬ暑さに心折れそうに…。しかし、概ね晴天に恵まれたのはやっぱりありがたく、お陰で、ピレネーの山々の素晴らしい風景や一気にピークを迎えた花々を毎日堪能することができました。

ヨーロッパで山と花を楽しむというとアルプスが思い浮かびますが、欧米ではピレネーもアルプスに匹敵する(と思っています)人気の山岳観光地。とはいえ、観光客はまだアルプスほど多くなく(日本人や中国人もまだ少ない気がします)、山あいの村はこじんまりとしてのんびり過ごせ、個人的にピレネーは穴場です。

ピック・ドゥ・ミディ展望台からピレネー山脈を一望

氷河が削り出した圏谷(カール)・U字谷などの迫力ある風景や、ピレネー固有の花をハイキングで楽しむことにはもちろん、4WDに乗って氷河湖と山を楽々と見学したり、ケーブルカーで2800mの山頂まで登って東西に広がるピレネーを一望したり、山あいを走る観光列車に乗ったりと、様々な方法でピレネーを楽しみました。

ピレネーの花々

中でも思い出深かったのは、どこに行ってもたくさんの花を見つけられたこと。足元をキョロキョロしながらまだ見ぬ花を探し、見つけたら本で名前を調べ、写真を撮り、また少し進んでは次の花を見つけ…。今回は、ガイド自ら率先して(夢中になって?)花を探してくれたお陰で、日本ではお目にかかれないピレネーの花にたくさん遭遇。近年、アルプスではなんだか見つけにくくなったエーデルワイスにもたくさん出会えました。「少し寄り道してマーモットを探しに行こう」と言われ、歩いた先では、ちゃんとマーモットに遭遇!ガイドは「マーモットに予約を入れておいたからね!」と冗談を言っていましたが、出会えそうなところを知っているのはさすがでした。

ピレネーの花々

みんなで目を凝らして新しい花を見つけるのはとても楽しく、毎回充実した時間に。ハイキングとは言いながらもなかなか前に進めなかったり、つい「もっともっと!」と欲が出てしまって去りがたいこともあったり、それも楽しかった思い出です。暑い毎日に、いよいよバテそうになる時もありましたが、背後に聳える雄大なピレネーの景色がそれを吹き飛ばしてくれたのも忘れられません。

山と花を楽しみながら、ピレネーを東から西へ大横断した今回の旅は、スペインとフランスを行ったり来たり。言わずもがな、ピレネー自体が二国の国境で、ドライブしているといつの間にか国が変わっています。ただ、注意深く景色を見ていると、国境を挟んで山の様子がちょっと違うことに気づきました。フランス側は木々が少なく草原が広がる牧歌的な風景、一方、スペイン側は木々が生い茂って深い森になっていたのです。陸続きなのに山の様子が変わっているのは何とも不思議。それぞれの国の性質が山にも現れてくるのかしら?なんて思ってしまいました。
そんな風に国境を意識しつつも、旅が進むにつれ「どっちがスペイン、どっちがフランスなんて気にするのはピレネーではナンセンス?」とも思い始めました。良く考えると、ひとつの山脈をこんなに簡単に両側から楽しめるところは意外と少なく、これこそがピレネーの魅力に思えてきたからです。となれば、スペインとかフランスとかそういうことではなく、ここは「ピレネー」でいいじゃないかと。みなさんはどう思われますか?(江間)

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2017年7月11日 (火)

アーサー王が眠る地グラストンベリーへ

先日、ユーラシア旅行社の「英国南西部、ウェールズとコーンウォール半島 13日間」より帰国。ウェールズやコーンウォール半島をはじめ、イギリスの南西部を旅してきました。
ウェールズにコーンウォール半島といえば、アーサー王伝説!円卓の騎士や魔剣エクスカリバー、魔法使いのマーリン。真実はわからないけれど、その土地に残る伝説は旅にスパイスを加えてくれるような気がします。今回の旅でもアーサー王ゆかりの地をいくつか巡りました。グラストンベリーもそのひとつ。なにせアーサーのお墓があるとされている場所なのです。
グラストンベリーはイングランドのサマセット州にある、人口約9,000人の小さな街。訪れたのは、歴史を振り返ればイエス・キリストの時代まで遡ることのできるグラストンベリー修道院。あのアーサー王のお墓があるのだからさぞかし立派なのだろうと思いきや、敷地に入れば見渡す限りの美しい芝生。あれ、建物はどこだろう?よーく見てみると衝立のようなものがぽつんと立っているではありませんか。なんとグラストンベリー修道院は、天井は疎か、壁だってほとんど残ってない廃墟の修道院だったのです。こんなところに本当にアーサーの墓があるのだろうかと半信半疑で探していると、なにやら修道院の内部だったと思われる場所に看板が立っていて、看板のすぐ下には長方形のラインが引かれていました。なんだかお墓みたい…看板を読んでみると、やはりこれがアーサー王のお墓でした。伝説のヒーローのお墓まで廃墟!!(というか跡形も残っていない。)何故こんなことになってしまったのかというと、16世紀にヘンリー8世が発布した修道院解散令により、破壊されてしまったから。ヘンリー8世はこれにより、ローマと繋がりの深かった修道院の勢力を削ごうとしたのです。
しかしながら廃墟の修道院はなかなか良いものでした。哀愁漂い、味があって、何よりもかつてはどんなところだったのだろうと想像力が掻き立てられるのです。アーサー王のお墓にしても、本当にここに眠っているのか、もしかしたら生きているのではないかなんて、仰々しく装飾されているよりも想像が膨らみました。お墓の近くには、芝生に座ってのんびりすごす家族がいました。話しかけてみると、このあたりはパワースポットなのだそう。その家族に習い、私も芝生に腰掛けてみました。もしかしたらアーサー王のパワーを分けてもらえたかもしれません。(佐藤)

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2017年6月27日 (火)

初夏限定の風景探しinスペイン

 

トレド大聖堂


 先日、「華麗なるスペイン紀行 10日間」のツアーから帰国しました。首都マドリッドから南下し、アンダルシア地方を巡った後に飛行機でバルセロナへ。道中、様々な場所で初夏ならではの光景に出会いました。
 まずはスペインの京都ともいわれる古都トレド。6月15日に行われるキリストの聖体祭に向けて街全体で準備が行われていました(私たちが訪れたのは5月末)。聖体祭は復活後に地上にとどまっていたイエス・キリストが天国へ帰っていったとされる、毎年イースターより60日後に行われるお祭りです。お祭り当日には大聖堂の宝物室に保管されている金・銀・宝石類が散りばめられた重さ370kgの聖体顕示台を担ぎ、トレドの街中を2.5km練り歩きます。私たちがツアーで訪れた時には既に、そのルートに天蓋用の布が張られていました。
 次にコルドバ。ゼラニウムの花がきれいに咲く花の小道を通りました。通り自体に花の小道という名がついていますが、コルドバはこれからどんどん気温が上がり、一番暑い日には50度近くになることあります。そんな時にはさすがにお花も枯れてしまい、名前負けの通りに・・・。この通りの一番の見どころは、振り返るとメスキータのミナレットが正面に見えること。メスキータとはスペイン語でモスクという意味ですが、レコンキスタ完了後、イスラム教のモスクをそのままカトリックの大聖堂に改築したという面白い歴史があり、イスラム教とキリスト教が混在した世にも珍しい建物となりました。このミナレットも現在では大聖堂の鐘楼になり、白壁に赤やピンクのゼラニウムが咲く小道の雰囲気と相まってベストショットが撮れます。ちなみにお花の水やりはお役所の仕事なのだそう。

ひまわり畑


 そして最後に、バスでロンダからセビージャへと向かう途中に咲き誇っていたアンダルシア名物ひまわり畑。右も左も一面黄色で、青い空とのコントラストが映えます。コルドバもそうですが、アンダルシア地方で本格的な夏が到来すると基本的に40度越えも珍しくなく、お花も枯れてしまう程の暑さになります。オイル用として育てられるひまわりも例外ではなく、よって短い初夏の時期にしか見られないこの季節限定の光景となるのです。今回はドライバーさんに頼んで、道端でバスを止め、満開のひまわり畑を貸し切りで記念撮影。これからの季節、どんどん暑くなるアンダルシア地方もギリギリ快適に観光出来て良かったですねと談笑しながら、一路バルセロナへと飛行機に乗り込みました。(日裏)

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