2019年1月17日 (木)

キューバ人家庭を訪問(キューバ)

先日、「カリブの楽園、じっくりキューバ8都市周遊 9日間」の添乗から帰国いたしました。
連日30℃を超える暑さでしばらく日本の寒さとはさようなら。
2019年はキューバ革命が起こり、カストロ政権が樹立して60周年の節目の年です。
首都ハバナはもちろんのこと、キューバ革命ゆかりの地サンティアゴ・デ・クーバやサンタクララ、石畳の街並みが美しい古都トリニダーに、フランス人によって発展していったシエンフエゴス等、キューバのハイライトが詰まったツアーでした。

以前より、現地キューバ人と触れ合いたいとの声にお応えし、今回のツアーではキューバ人家庭を訪問してきました。お邪魔したのはダグマリさんのご家庭。ダグマリさんのご両親、ダグマリさんご夫妻、そしてダグマリさんのお子さん達の3世代が3階建ての家に同居しています。

ダグマリさんには2人のお子さんがいますが、キューバでは教育は無料!大学の学費もかからないので、自分の努力次第で何にでもなることができます。将来、良い職業に就きたい人は一生懸命勉強するようです。

無料なのは教育だけではありません。医療も無料です。キューバでは医師を外国へ派遣するなどしており、医療技術も発展しています。

また、完全に無料ではないものの、限りなく安い値段で食糧が配給されます。キューバ国民は配給手帳を持っており、配給が実施される日に手帳を持って品物を買いに行きます。毎月決まった量の米、砂糖、コーヒー、卵、食用油やお肉にパンなどを買うことができます。しかし、この配給される量では全然足りず、不足分は市場等で何倍もする値段で買うそう。ダグマリさんが子供だった頃には色々なおもちゃの配給もあったようですが、今ではおもちゃの種類も減っているとのこと。
食糧が足りていないキューバですが、キューバ人はとっても明るい!
足りないものがあれば隣人同士で分け与えあう。困っている人がいればお互いに助け合う。
昔の日本にあった光景がキューバにありました。

その他、キューバについて色々なお話を聞かせていただいたり、お宅の中を見学させていただいたりと大変お世話になりました。
明るさと優しさに包まれた国、キューバで癒されたことは言うまでありません。(豊田)

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2019年1月15日 (火)

ウユニ塩湖でトリック写真大会開催!(ボリビア)

先日、「マチュピチュ、ナスカの地上絵とウユニ塩湖11日間」のツアーより帰国しました。

南米には遺跡も自然も盛りだくさん。私も特に好きな地域でもありますが、中でも今回はペルーとボリビアの2カ国の代名詞ともいえる観光地を堪能してきました。ペルーは、沿岸部のリマに始まり、インカ帝国時代の中心都市クスコや世界遺産マチュピチュへと高度順応しながらそれぞれの魅力を堪能しました。

中でも皆様が楽しみにしていたのは、ボリビアのウユニ塩湖。近年テレビや雑誌で話題となり観光客が急増している絶景ポイント。標高3656mの高地になぜ約1万2000平方キロメートルにも及ぶ大塩湖が誕生したのでしょう。実は元々海底だったところが、数百万年前にアンデス山脈が隆起した際、海底ごと持ち上げられ海水が干上がり、現在に見られるように平原に塩湖が残りました。

現地では到着した夜に大雨が降ってくれたおかげか、翌日以降はたっぷりの水量と青い空で見事な鏡張りを見ることが出来ました。

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<鏡張りのウユニ塩湖>

また、ツアーで参加するからこそできるのが、グループの皆様で協力して撮るトリック写真!現地ガイドさんが様々なアイテムを持ってきてくれて、いざ撮影大会!

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<カラフル椅子を使ってトリック写真>

鏡張りの写真から真っ白な塩の平原で目の錯覚を使ったものまで、沢山のバリエーションでお楽しみいただきました。

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<グループの皆様でおもしろ写真>

遠い地球の裏側まで足を運んだなら、目一杯思い出を作って帰りたいですよね?これから本格的に雨季を迎えるペルー・ボリビア。ますます水量も増えて、私たちを楽しませてくれることでしょう。死ぬまでに見たいと言っていた絶景に次はいつ会えるだろうかと名残惜しく、しつこくカメラのシャッターを切りながら後にしました。(西澤)


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2018年9月27日 (木)

ガイアナ三国ってどんな国でしょう?(ガイアナ、スリナム、仏領ギアナ)

先日、「南米最後の秘境、ガイアナ三国を巡る」の旅から戻りました。
・・・ガイアナ三国ってどこでしょう?どんなところでしょう?

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<ガイアナ三国の位置を確認(GoogleMAPより)>

まずは位置から。南米大陸の地図を見てみましょう。中央にどーんと鎮座するブラジル、その上の方に小さな国が3つ並んでいます。そこが今回訪れたガイアナ三国です。大航海時代に大陸の多くがスペインのものとなり、現在のブラジルである広大な領土はポルトガルのものとなった中、英国・オランダ・フランスがちょびっとだけ手中に収めたのがガイアナ(ギアナ)と呼ばれる場所で、現在はガイアナ・スリナム・仏領ギアナとなっています。ガイアナとスリナムは独立済み、仏領ギアナはフランスの海外県、要するにフランスです。
三国とも国土の8割以上は熱帯雨林で、南部にはベネズエラから続くギアナ高地が広がります。生活圏は大西洋沿いの僅かな地域に集中しています。北緯5度とあって、日中はそれはそれは蒸し暑く、夜は熱帯夜です。

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<スリナムとガイアナの国境コーレンティン川をフェリーで越える>

ガイアナとスリナム、スリナムと仏領ギアナ、それぞれの国境は「川」。陸路国境超え…というか、船でのどかに川渡りをして国境超えをします。どちらも橋はありません。また、公式な国境はどちらも1か所のみです。経済的な繋がりは旧宗主国やアメリカが大きく、横の繋がりはあまりないそう。その為、お互いの国への物資輸送もなく、このような国境でも不都合はないそうです。

南米大陸に存在しながら、カリブ諸国との繋がりが深いのも特筆すべきでしょう。ガイアナ・スリナムは「カリブ共同体(カリコム)」に加盟し、その事務局はガイアナの首都ジョージタウンにあるというから驚きです。空港や国境の入国・出国審査場では、「カリコムの住民か、それ以外か」で列が分けられていて、南米の住民かどうか?そんなの関係ないね!という感じ。それは植民地時代、宗主国主導のサトウキビ・タバコ・カカオのプランテーション産業が行われ、労働力としてアフリカから多くの奴隷が連れてこられた歴史の中で、先住民と移民が交じり合って新たな文化が紡がれてきたことが共通項としてあるようです。

英語がもっとも通じるというのも南米っぽくないところ。ガイアナにおいては公用語です。スリナムはオランダ語圏ですが、英語もよく通じます。仏領ギアナは当然フランス語で、いずれの国も、南米と言えばスペイン語でしょ!とはいきません。

食事は南米ともカリブとも異なり、アジアンテイストが至る所に。移民としてやってきた中国、インドネシアの人々がもたらした食文化が根づいていて、焼きそばや炒飯のような料理が良く出ました。おかずの味付けも何となく醤油風味だったりして食べやすかったです。この辺りではエビ漁が盛んで輸出産業のひとつだそうですが、それを食す機会にも恵まれました。なかなか大ぶりで、プリプリして美味しかったです。

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<ギアナ高地を流れ落ちるカイエチュールの滝(ガイアナ)>

そんな三国の旅の見どころはそれぞれ。仏領ギアナには、映画『パピヨン』の舞台として知られる流刑地のサリュー諸島や、欧州が共同で利用しているギアナ宇宙センターがあり、スリナムには、オランダ時代の街並みが世界遺産として残るパラマリボの町があります。旅のハイライトは、ガイアナのギアナ高地にあるカイエチュールの滝。ギアナ高地の滝と言えばエンジェルフォールが有名ですが、カイエチュールの滝は知られざる滝とでも言いましょうか…。首都ジョージタウンからセスナで約1時間飛ぶと、周囲にテプイが見え始め、熱帯雨林の中に突如として滝が現れます。落差226m、幅100mの滝をセスナから眺めたあとは、地上へ下り、展望台から迫力ある眺めを楽しめます。

南米大陸で見落とされがちなガイアナ三国…派手さはないかもしれませんが、目からウロコなことが色々見つかる場所です。(江間)

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2018年9月25日 (火)

遭遇!アマゾンに生息する動物たち(ブラジル)

先日、「ブラジル五大自然物語17日間」のツアーより帰国致しました。日本の22.5倍もの国土を持つブラジルは、リオのカーニバルなど活気あふれるイメージもあれば、世界三大瀑布に謳われる大迫力のイグアスの滝のように大自然に囲まれた地域です。今回はその大自然に触れることを主に、遠い地球の裏側まで一生に一度の大冒険をしてきました。

今回特に印象的だったのがたくさんの動物たちとの出会い。生息する動物の種類も様々で、スピードボートでのクルーズやボートサファリなどを通じて南米・ブラジルならではの動物に出会うことが出来ました。

まず驚いたのがアマゾン川に生息するアマゾンピンクイルカ。長さは6516km、面積650万平方kmと近年の計測によると今や世界最長?とも言われるアマゾン川をクルージングしているとボートから少し離れたところを何かがはねています。よく見るとなんとイルカの背びれ!このアマゾン川には「アマゾンカワイルカ」と呼ばれる淡水で生活するイルカがいるのです。色はピンクやグレーで、タンニンで濁った川の水面からはあまりよく見えない色をしています。そんなイルカたちと触れ合うことに成功!水着に着替えて川の中へ。インストラクターさんが餌でおびきよせ、目の前でイルカの大ジャンプ!普段、水族館で見るイルカと違ってとっても小さな目に大きなひれが特徴的。愛らしいとも言えず、それでも憎めないといった姿。

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<ピンクイルカとの触れ合い>

そして、中央パンタナールではボートサファリでジャガーに遭遇しました。ジャガーとは、南米のインディアンの言葉で「一突きで殺す者」という意味の言葉に由来しており、その名の通り他の動物に一切の敵なしで、特に顎の力はすさまじく、ワニですら噛み砕いてしまうほどの力があります。そんなジャガーも近年では人間の手により、生息地の開発や毛皮目的の狩猟などにより数を減らし絶滅危惧種に指定されています。しかし、この中央パンタナールでは、そのような開発・狩猟を一切禁止しているため、最近では少しずつ数を増やしているそうです。今にも襲い掛かってきそうなくらい近くでその姿をとらえることができました。対岸をじっと睨んでいるような姿。よく見ると木陰に子供を連れたお母さんジャガーが、対岸に潜む他のジャガーに向かって威嚇していました。しばらく緊迫した様子が続いた後、再び子供の下へ戻ってゴロゴロ眠る姿はまさに巨大な猫でした。

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<サファリ中に遭遇したジャガー>

他にもこれでもかと言うほど大群のワニやカピバラ、オオカワウソ、トヨヨというパンタナールの象徴の鳥など、普段の生活からかけ離れた体験のひと時に私の中に眠っていた冒険魂が目覚めたツアーになりました。(西澤)

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2018年9月13日 (木)

大迫力のエンジェルフォールを大満喫(ベネズエラ、ギアナ高地)

先日、「緑の魔境ギアナ高地とエンジェルフォール満喫の旅 9日間」の添乗より帰国致しました。地球最後の秘境と言われるギアナ高地。そう呼ばれる通り、ツアーもなかなかのアドベンチャーツアーです。

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<ラトンシート島へボートでの移動>

ツアーの一番の目的でもあるエンジェルフォールの展望台までは、まずカナイマ到着後、ボートに乗って川をさかのぼりラトンシート島を目指します。屋根も壁もない、カヌー型の木製ボートで水しぶきを浴びながら進んでいくと東京23区と同じ大きさを誇るアウヤンテプイ(卓状台地)が目の前に迫ります。雨季で雨が多く降るとテプイのいたるところから名もなき滝が流れ落ち、エンジェルフォールはまだかまだかと期待に胸が高鳴ります。そしてついに、ボートからエンジェルフォールが見えた時には歓声が上がります。世界最大の落差で979mの滝はそれまで目にしてきた名もなき滝とは比べ物にならないほどの迫力です。

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<エンジェルフォール(ロッジからの眺め)>

また、今回のツアーではエンジェルフォールをたっぷり満喫するために滝の麓のロッジに宿泊しました。ロッジといっても、設備は必要最低限。部屋にはベッドがあるだけで、お手洗いと水シャワーは共同、部屋数も少ないので2~6名様の相部屋です。出発前にご不安に思われていた方もいらっしゃいましたが、実際に過ごしてみると、なんだか修学旅行でキャンプに来た気分でワクワク。何より、立地は最高で目の前にはエンジェルフォール!お天気に恵まれれば、いつでも絶景を眺めることができます。

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<エンジェルフォール、展望台より>

このロッジからエンジェルフォールの展望台まではジャングルの中を歩いていきますが、今回は前日から雨が降りやまず、ジャングルの中は想像以上に足場は悪くなっていました。至る所から飛び出す木の根、苔で滑りやすくなった岩、普段は水たまり程度の場所が、雨で増水し小川のようになってしまっていたりと、私自身も必死に片道約2時間の道を歩きました。しかし、そんな苦労も展望台につけばエンジェルフォールのしぶきとともに洗い流されるようでした。雨で水量が増えたエンジェルフォールの迫力は、三大瀑布と肩を並べるほどでした。落差がある分、それ以上だったかもしれません。大変な思いをした分、達成感や満足感で満たされて旅を終えました。(市川)

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2018年8月14日 (火)

エンジェルフォールの麓で夢の中へ!(ギアナ高地)

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<ロッジ付近から眺めたエンジェルフォール>

先日、「緑の魔境ギアナ高地とエンジェルフォール満喫の旅 9日間」より帰国致しました。いざ、エンジェルフォールへ!今季は麓のラトンシート島に宿泊する為、天候さえ良ければ滞在中いつでもエンジェルフォールを眺められる!!という何とも贅沢な日程です。通常エンジェルフォールへは、早朝にカナイマを出発し夕刻に戻るという、体力的には少々ハードな日帰りの日程でしたが、ラトンシート島に宿泊することにより早朝出発もなく、身体への負担も軽減されます。
さて、エンジェルフォールへの道のりについては、過去のブログに多数登場しているので、今回は、「エンジェルフォール・ロッジ」泊についてご紹介させて頂きます。
エンジェルフォール・ロッジまでは、カナイマからボートで約4~5時間かかります。ラピドと呼ばれる急流を幾つも越え、川を遡って行きます。水しぶきを浴びながら、やっと到着したロッジの目の前には、あの雄大なエンジェルフォールが聳えていました!ギアナ高地に流れ落ちている何千という滝の中で最も落差が大きく、東京タワーの3個分の979メートルの落差を誇ります。初めて、このエンジェルフォールを目にしたアメリカ人のパイロットのジミー・エンジェルは、さぞかし驚いたことであろう!と思います。
天候によっては目の前でも見えないこともあるのですが、今日は、少しではありますが姿を見せてくれています。隠れたと思ったら、現れたり。と恥ずかしがり屋なのか、中々全貌を見せてはくれません。ですが、暫くしてやっと全貌を顕わにしてくれました!!霧がかった中に聳えるエンジェルフォールは、神秘的で神々しくもあり感謝の気持ちさえ出てきます。そして、このエンジェルフォールの目の前で泊まれる有り難さは、ここで宿泊した人にしか味わえないでしょう。

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<エンジェルフォール・ロッジ>

宿は、ジャングルの中にあるロッジなので、非常に簡易的な宿泊施設です。シャワー、トイレは共同で相部屋となり、停電もありますし、様々な虫達も出る事もあります。が、ジャングルの中に宿泊等、なかなか出来ない貴重な体験が出来ますし、目の前にはエンジェルフォールが聳えているので、好きな時にいつでもエンジェルフォールを臨める!というこの上ない贅沢が楽しめます。翌朝の朝食時には、再び、バッチリ!!と全貌を見せてくれました。しかも、晴天の中!昨日の霧掛かったエンジェルフォールと青空のエンジェルフォールと全く違う顔を見せてくれました。様々な表情を始終楽しめるのもエンジェルフォール・ロッジに宿泊するからこそです!!(井手)

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2018年8月 2日 (木)

まだまだ知られていない、アタカマの魅力!(チリ)

先日、アタカマ・ウユニ・レンソイスの13日間のツアーから帰国いたしました。南米の年々注目されてきている地域を一度で網羅し、大自然を満喫。乾季の時期の訪問の為、気候に恵まれ絶景続きの毎日でした。
そんなホットな場所を数々訪問したツアーですが、まだまだアタカマ高地は知名度が低く、日本人の観光客も少ない地域です。しかしながら、アタカマには見ごたえのある観光地が沢山!そんなアタカマでの観光の一日をご紹介します。

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<タティオ間欠泉>

まず、アタカマの朝は早く、日の出前にホテルを出発し、タティオ間欠泉へ。世界で一番高い所にある、南米最大の間欠泉群。80km²の広さに200以上の間欠泉があります。新しく出来てきている小さな赤ちゃん間欠泉や何百年も蒸気を噴出する年代物まで。地球の息吹を感じられます。標高が高い所だと、沸点が低く、イエローストーンのように高い飛沫が上がることはないですが、もくもくとあがる蒸気と朝日が絵になります。
午後からは、アタカマ塩湖へ。南米には大きな塩湖がいくつかあり、中でもウユニ塩湖が有名ですが、そのお隣のチリにも巨大な塩湖があるのです。ガイド曰く、大きさとしては世界で3番目だそう。アンデス山脈の隆起で出来た成り立ちはウユニと同じ。ウユニ塩湖ではあまり見られなくなったフラミンゴも、子育てをしに、アタカマ塩湖には多く飛来するのです。時期によって3種類のフラミンゴが見られます。今回はジェームスフラミンゴとアンデスフラミンゴを見ることが出来ました。そして、標高はウユニ塩湖より低く2400mほどと観光しやすい場所です。規則の厳しいチリでは塩湖に入ってトリック写真とはいかないですが、国としてもしっかりと保護されているので、ありのままの自然が残っています。360度アンデス山脈に囲まれた素晴らしい景色、普通は臆病で人が近づくものならすぐに飛んで行ってしまうフラミンゴもアタカマ塩湖ではのんびり暮らし、近くで写真が撮れるのも魅力です。

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<アタカマ塩湖>

そして夜は満天の星が広がっていました。無数の星が煌き、星降る夜とはこのことかと実感。南十字星はもちろんのこと、巨大な天体望遠鏡で土星の輪や木星の縞模様なども見ることができました。アタカマは世界一乾燥している地域で、南極に次いで天体観測に最も適している地とされているため、東京大学の研究施設、多数の国家が協力出資して、宇宙の研究をしているアルマ望遠鏡群が設置されている場所となっています。現在、星の成り立ちを解明する研究が進んでいるそうで、今後、このアタカマの観測所から今世紀最大の発見があるかもしれません。(杉林)

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2018年4月26日 (木)

秋めくフィッツロイ(アルゼンチン)

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先日「パタゴニア三大氷河とパイネ、ウシュアイア、フィッツロイ14日間」の添乗より帰国致しました。
今回は、アルゼンチンとチリ2ヶ国にまたがる南パタゴニア地方を巡りました。
日本では桜満開の時期でしたが、現地の季節は、暑い夏が終わりこれから秋を迎えようとする時期。各所で南極ブナが赤や黄色に染まり始めていました。
今回特に印象深かったのは、エル・チャルテンという小さな町からスタートするカプリ湖へのハイキング。
ハイキングスタート時点では、どんよりとした曇り空。果たしてフィッツロイ山は見られるのかと不安になりながらのスタートになりました。
ハイキングは、パタゴニア地方にのみ生息する植物に囲まれながら進み、途中から南極ブナの林へ。
南極ブナの葉は、進む足を止めて眺めていたいと思うほど真っ赤や黄色に見事に染まっていました。

その後、目的地点のカプリ湖へ到着。幸い雲が頂上よりも低い位置にあったため、見事なフィッツロイ山の全景が姿を現してくれました。
又、今回素晴らしかったのは、紅葉+カプリ湖+フィッツロイ山というこの時期にしかない光景を見ることが出来たということです。
通常であれば氷河湖であるカプリ湖とフィッツロイ山だけでも十分絶景ですが、南極ブナの紅葉が加わりより贅沢な景色になっていました。
お昼のお弁当を絶景を見ながら堪能し、エルチャルテンの町へと下りて行きました。(山下)

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2018年4月25日 (水)

世界一美しいお祭り!?古都を彩る花絨毯(グアテマラ)

先日、「グアテマラ、ホンジュラスの四大世界遺産を訪ねて 8日間」の添乗より帰国しました。グアテマラの古都アンティグアは、セマナ・サンタの真最中でした。

セマナ・サンタとは、「聖週間」を意味するキリスト教の行事です。イースター(復活祭)に先立つ1週間を意味しており、磔刑に処せられたイエス・キリストが三日後に復活したことを記念・記録するキリスト教(カトリック)において最も重要な祭りです。
セマナ・サンタでは、日本の山車や神輿のように、各教会のキリスト像とマリア像が、それぞれ大きな台に飾られ、カトリック教信者たちによって大聖堂まで街を練り歩きます。これを「プロセシオン(聖行列)」と呼びます。プロセシオンの山車は、キリストの受難、死、復活の3つの場面を表現していて、それに合わせて紫、黒、白と担ぐ方々の衣装も変わっていきます。

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<キリストの受難を表すプロセシオン>

セマナ・サンタでのさらなる目玉は、山車が通るために、町の人々が準備するアルフォンブラと呼ばれる花絨毯です。花や野菜、おかくずなどで絨毯の模様を描きます。豪華で美しい花絨毯ですが、あっという間にプロセシオンの下敷きになり、一瞬にして跡形もなくなります。この一瞬の輝きのために、アンティグアの方々は何時間も家族総出で準備をします。

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<家族総出で花絨毯の模様を描く様子>

どの場所で、どんなプロセシオンとアルフォンブラの組み合わせを見られるかは運次第。まさに一期一会の出会いです。来年はどんな出会いがあるのでしょうか?(近野)

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<色鮮やかな花絨毯(アルフォンブラ)>

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2018年4月12日 (木)

アタカマ高地で(疑似)宇宙旅行をしてきました(チリ)

先日、「宝石の道、三色の湖とアタカマ・ウユニ塩湖 10日間」のツアーより帰国しました。今回のツアーのハイライトは、アタカマ高地です。アタカマ高地は、チリ北部にある砂漠地帯で、標高1000km~4500kmの高原に位置し、銅やリチウム、鉄など鉱物資源が豊富な場所。また、アンデス山脈と海沿いの山脈に挟まれており、アンデス山脈で湿った空気が遮断されるため、「世界で最も乾燥した場所」として知られています。
そんなアタカマ高地での疑似宇宙旅行第一ポイントは、月の谷です。

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<月の谷(チリ)>

名前の通り、月面に来たと錯覚に陥る景色が広がります。粘土と岩塩が風食で削られ、このような地形となりました。バスを降りてあたりを散策すると、まるで月面散歩。ニール・アームストロング船長になった気分でした。実は“月の谷”は、ボリビアのラパスなど他の国にもあるのですが、アタカマの月の谷の方がスケールが大きく、まさしく月面といった印象です。
そして、疑似宇宙旅行第二ポイントは、星空観賞です。

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<アタカマ高地での星空観賞>

世界で一番乾燥しているといわれ、その乾燥から晴天率が非常に高いため、世界の天文台が集中しています。日本も参加しているアルマ望遠鏡プロジェクトは有名です。そんな場所で見る星空は格別!まるで宇宙の中にいるような感覚でした。また、大きな望遠鏡で天の川や南十字星をアップで観察も。満天の星を写真に撮っても、言葉に表すのは難しいですね。実際に見ることでしか味わえない感動があります。
アタカマ高地は、NASAが火星探査の探査機のテストも行う場所。ある意味、宇宙に一番近い場所かもしれない、と感じました。(五島)

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