カテゴリー「地域:中近東・北アフリカ」の171件の記事

2009年12月11日 (金)

ピンク色に染まるローズバレー(トルコ)

Rosevalley先日、「トルコ自然・歴史遺産と古都サフランボルを訪ねる」より帰国致しました。12日間で、首都アンカラから西トルコを時計回りに一周するイスタンブールまでの旅で、車窓からの風景の変化も楽しむことができます。初めはアナトリアの大地・小高い山や丘が広がり、コンヤを過ぎて地中海が近づくと木々が多くなり、ポプラ並木は黄色く、アメリカンチェリーの葉は赤色に紅葉が始まっていました。そして、“ヨーロッパとアジアの架け橋”であるボスポラス大橋を渡ると、6世紀のアヤソフィアをはじめとするモスクと近代の街並みが共存するトルコ最大の都市イスタンブールに到着します。

この旅で最も印象に残ったのは、カッパドキアのローズバレーです。その名の通り岩全体がピンク色を帯びている谷で、周辺を1時間程度散策するというものです。歩き始めて30分、喉も渇き休憩をしようと思ったところに、生しぼりフルーツジュース屋さんがありました。オレンジとザクロがありましたが、全員日本ではあまり見かけないザクロジュースを注文。絞り器からコップに注がれるザクロの果汁は、輝くようなピンク色をしていました。独特な渋みもありましたが、ローズバレーで飲んだその味は格別!元気100倍で後半の道を進みます。
途中には、岩の住居跡や教会、岩壁に穿たれた無数の鳩の巣が見られます。鳩の巣が多くあるのは、ここで集めた鳩の糞を畑の肥料として利用していたからで、今は何もないこの谷に人々の暮らしがあったことがわかります。歩道の脇には、小花やベリーの赤い実、立派なぶどうが実っており、思わず口に入れてみると、期待していた以上の甘さで皆びっくり。
夕刻となり、雲も多く出ていましたが、時折姿を見せてくれるオレンジ色の夕日に照らされたローズバレーは更に赤みを帯び、燃えているように見えました。

続きを読む "ピンク色に染まるローズバレー(トルコ) "

| | コメント (0)

2009年12月 9日 (水)

笑顔溢れる秋のモロッコ

Fez 先日、モロッコ大周遊、幻想のサハラ砂漠より帰国致しました。今がベストシーズンのモロッコ。国民の99パーセントがイスラム教徒という国です。毎日5回、アザーンによってお祈りの時間を知らせ人々は熱心に礼拝を行います。信仰深い人々が多い国です。
本日は、モロッコでの現地の人々とのエピソードをご紹介いたします。

私たち添乗員はツアー中、現地のガイドさんと協力しながら現地についてご案内をします。歴史の話や言葉、宗教などがそうです。その中の言葉についてですが、通常長いバスでの移動中、ガイドさんと一緒に簡単な挨拶を中心にアラビア語の練習をします。その中で特に使える、また印象に残っているのが“アンタアホヤ”というフレーズです。関西風の言葉にも聞こえますが、これは“あなたは私の友達です”と言う意味です。この言葉をモロッコ人に言うと凄く喜び、人々は笑顔になります。

続きを読む "笑顔溢れる秋のモロッコ"

| | コメント (0)

2009年12月 4日 (金)

ようこそ、旧約聖書の世界へ(ヨルダン編)

Nebo1 先日「薔薇色のペトラと、巨大遺跡パルミラを訪ねる旅 9日間」の添乗より帰国致しました。
このツアーにおいてヨルダンでは、タイトル通り世界遺産にも登録されているペトラ遺跡に訪れますが、魅力はそれだけではありません。実はヨルダンには旧約聖書ゆかりのある地が点在しています。

まず最初に訪れるマダバには「ネボ山」がございます。こちらはかの旧約聖書に登場するモーセの終焉の地であると言われています。モーセと言えば、映画「十戒」をご覧頂いた方もいらっしゃるかと思います。その中でも有名なのが、エジプト人に追われたモーセが紅海を真っ二つに割るという奇跡を起こすシーンですが、エジプトの王の前でモーセが自分の持っていた杖を蛇に変えるという奇跡もございます。なんとその蛇の形をした杖のモニュメントがこのネボ山にございます。また、展望台からは死海、ヨルダン川、さらにその奥にあるパレスチナのエリコの町を遠望することができました。

続きを読む "ようこそ、旧約聖書の世界へ(ヨルダン編)"

| | コメント (0)

2009年11月30日 (月)

聖地の魅力 ~ベツレヘム~(イスラエル)

Church 先日、イスラエルより帰国致しました。10月に外務省の海外安全情報でパレスティナ自治区であるキリスト生誕の地、ベツレヘムの注意喚起が「十分注意してください」に下がったため、急遽、ご案内させて頂くことになりました。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であるエルサレムより車でわずか20分。分離壁で仕切られたベツレヘムへ到着し、早速、生誕教会へ向かいました。夕刻、風が涼しくなったころでしたが、聳え立つ要塞のような建物を前に、お客様も私も心なしか興奮していました。

続きを読む "聖地の魅力 ~ベツレヘム~(イスラエル)"

| | コメント (0)

2009年11月26日 (木)

異界の大地シリア・ヨルダンへの旅

El_khazne 「シリア・ヨルダン隊商の道 13日間」のツアーから帰国した。
シリアやヨルダンでは、私たちを取り囲む情景があまりに日本と違うため、まるで一瞬「別の惑星」に降り立ったかのような不思議な感覚に陥る。乾いた砂漠や岩の大地が広がり、高速道路の名前はなんと「砂の道」(デザート・ハイウェイ)、ただひたすらに荒涼の一本道が続く。秋から冬にかけては特に乾燥しているため、たくさんの小さな竜巻が遠く砂煙の渦を巻き起こし、いっそう異次元の世界を演出する。
それと同時に、この地が有する歴史の深みに一歩足を踏み入れると、「シリア」とか「ヨルダン」という国境線は、あまり意味をなさないことに気付く。独立からたかだか六十数年、二つの国として違う道を歩んで来ても、それを大きく上回る六千年以上の長い間、シリアもヨルダンもあるいはイスラエルも、ヨーロッパからアフリカ、アジアへつながる交通・戦略上の要所として、怒濤の「政権交代」の物語を刻みつけて来た「ひとつながり」の場所だ。
だから両国を「なんとなく、イスラム圏」と考えている人は、間違いでなくとも正解には遠い。ツアーでもしっかり訪れる、先史時代の文字や音楽発祥の地に始まって、モーセの没したネボ山や、パウロが落馬して改心した新・旧聖書ゆかりの場所。他にも中世十字軍の要塞クラック・デ・シュバリエや、あるいは現代史ではオスマン・トルコ支配の足跡に、現代紛争が生み出したパレスチナの難民キャンプ(傍をバスで通過する)・・・・・・シリアヨルダンには、世界史がそのまま凝縮されたかのように人類の歩みが刻まれている。ツアーは正に、その怒涛の歩みを追跡、体感する日々だった。
そんな中でも格別に迫力溢れる旅のハイライトは、やはり「ペトラ」を抜きに語ることはできない。

続きを読む "異界の大地シリア・ヨルダンへの旅 "

| | コメント (0)

2009年11月17日 (火)

ローマ遺跡とサハラ砂漠へ(リビア)

先日、「リビアの神髄 10日間」の添乗より帰国しました。リビアは、一般的には、まだまだ知られていない国のひとつであります。どこにあるの?と正確な回答がなかなか出てこない国かと思います。リビアは、2003年12月に大量破壊兵器の放棄によりテロ支援国家としての経済制裁が解かれようやく観光産業が始まったばかりの国です。

Gaisenmonblog_2 リビアの観光の目玉は、大別して2つ―サハラ砂漠と地中海沿岸に残る古代ローマ遺跡かと思います。リビアの地中海沿岸都市は、古代ローマ帝国時代、ローマの穀物庫として栄えました。その為、多くのローマ遺跡が残っています。

続きを読む "ローマ遺跡とサハラ砂漠へ(リビア)"

| | コメント (0)

2009年10月29日 (木)

第2のエルサレムと称される「ラリベラ」にて巡礼(エチオピア)

Lalibela 先日「神秘の歴史エチオピア周遊」の添乗より帰国致しました。
エチオピアは世界的に見てキリスト教国家として、最も古い国の一つに数えられます。エジプトのコプト教の流れを汲むエチオピアのキリスト教は正教(オーソドックス)です。

首都のアディスアベバからラリベラへ。
12世紀頃、伝説のラリベラ王が君臨していた頃に建造されたラリベラの町は第2のエルサレムと称されます。当時エルサレムへの道のりがイスラム教徒により占領されて巡礼が困難になったため、エルサレムを模して造られたのです。そのラリベラに建つ教会群は岩を刳り貫いて造られた世界的に見ても珍しい建築手法で大変興味深いものです。

観光では、ヨルダン川と名づけられた川を挟んだ全11の教会にご案内します。このラリベラの11もある教会の中で、一番の私のお勧めは写真の聖ジョージ教会です。岩を刳り貫いて作っている岩窟教会の中でも建物自体がマスカル(十字架)の形をしており、ラリベラ教会群の中でも一際人目を引きます。教会内部は、演奏をする場所、祈りを捧げる場所、聖職者のみが入れる聖域の3層構造になっています。我々が訪れた際にはエチオピア国内からの巡礼者も多くいらっしゃいました。

続きを読む "第2のエルサレムと称される「ラリベラ」にて巡礼(エチオピア)"

| | コメント (0)

2009年10月21日 (水)

とにかく「歩く」エチオピア人とマスカル祭

Maskel 先日「【マスカル祭】エチオピアの神髄 11日間」より帰国致しました。知られざるエチオピアの魅力をぎゅっと凝縮したこちらのハイライトコース。天気にも恵まれ、毎日爽やかな青空の下観光を楽しんで頂けました。

今回のツアーを終え、頭に焼き付いているのはひたすら「歩く」人々の姿です。麦の緑が広がるのどかな景色の中、長い棒をもった男性が牛を追い、女性は頭に水の入ったタンクを載せてバランスよく歩き、子供達は裸足で砂利の道も構わず歩きます。都市ではもちろん車が走っていますが田舎ではまだ多くの人にとって歩くことが唯一の交通手段なのです。

続きを読む "とにかく「歩く」エチオピア人とマスカル祭"

| | コメント (0)

2009年10月20日 (火)

夏の終わりのシリア、ヨルダン

Saint_george 夏の日差しが和らぎ、観光中に頬を掠める風が心地よくなってきたシリア・ヨルダンより帰国致しました。赤い実が木になるピスタチオの収穫時期と重なり、店先に生のピスタチオが並んでいました。ベストシーズンといえる時期での出発となりました。
シリア・ヨルダン両国から連想される物・事と言えば何があるでしょうか。世界遺産にもなっている、薔薇色のペトラ、巨大遺跡パルミラでしょうか。この2つの遺跡も歴史があり見ごたえ、迫力は十分ですが、今回はヨルダンのマダバという小さな町にある聖ジョージ教会についてご案内致します。

続きを読む "夏の終わりのシリア、ヨルダン"

| | コメント (0)

2009年10月13日 (火)

ラマダン イン リビア

Ksar 先日「サハラのオアシス・ガダメスとリビア探訪 12日間」のツアーより帰国致しました。今回はイスラム教の断食月ラマダンにかかった為、普段とは違う体験をすることができました。
ラマダン中はご存知の通り、コーランの教えに従い、イスラム教徒は太陽の出ている間に断食をします。ラマダンは新月にスタートし、新月に終わります。今回、ツアーを一緒にまわったリビア人はコーディネーター、ドライバー、ツーリストポリスの3人でした。3人に断食をいつ始めたのか質問したところ10歳、8歳、12歳という答えが返ってきました。ラマダンは妊婦・病人・子供等は免除されていますが、子供がいつ断食をスタートするのかは、家庭によって開きがある様です。

続きを読む "ラマダン イン リビア"

| | コメント (6)

より以前の記事一覧