2017年9月30日 (土)

幻の花を求め、花々の楽園へ!(西オーストラリア)

幻のリースレシュノルティアを発見!
先日、「西オーストラリア周遊とワイルドフラワー観賞の旅 9日間」より帰国しました。
南半球のオーストラリアは秋の訪れを感じる日本とは逆の季節。そう、現在、春爛漫。
そしてこの時期は桜前線ならぬ花前線が、西オーストラリアの北から南へと南下、これにあわせ毎年ワイルドフラワー観賞ツアーが人気です。ですが、そこは行けば確実に見ることが出来る遺跡群や建造物などと違い、花の開花の時期はその年の雨や気温などの自然現象に左右されます。それ故、行く前はいつも以上にドキドキが止まりません。
オーストラリアの国花でもあるゴールデンワトルはオーストラリアに春を告げる花。州都パースをバスで出発すると、次から次へと目に入るワトル(ミモザ)の黄色い花に心を奪われます。西オーストラリアに自生するワイルドフラワーはなんと約1万2000種!この先どんな花々に出会えるのかな!?いつしかドキドキはワクワクに変わっていました。
時にバスを止めてフラワーハンティング!とにかく種類が多いので正式な名前を調べるのも大変ですが、それを本で探し当てた時の嬉しさったら!!「ここにある花はまだ見てなかったわよね?」「この花はこの前見たのと同じかしら?」このようにツアー中、花探しはたびたび行われ、色々な花を見る事ができました。
その中で一番の人気はなんと言っても通称リースフラワー(リースレシュノルティア)。その名の通りクリスマスリースのように放射状に茎が伸び、ピンクの花を咲かせるこの花はほんの一部でしか見る事の出来ない希少種で、その美しさや珍しさから乱獲され今は僅かしか存在しないと言われる幻の花。前年にそこにあったからといって今年も同じところで咲いているとは限らない。道行く先のホテルやインフォメーションなどで情報を入手し、いざその場所を訪れると・・・。
リースレシュノルティアの群生

リースフラワーを発見!その一株にバスを下車し拍手喝采。おや?その周辺に目を向けると、な、なんと沢山のリースフラワーが列をなして迎えてくれているではありませんか!!それもまだまだ花のない小さな子供?から見事花をきれいに咲かした大人?まで。「幻の花が幻で終わらなくて良かった~。」と、喜びと共に安堵に胸をなでおろしたのでした。
オーストラリアはこれから夏を迎えそして冬が来ます。花の命は短いですが、必ずまた春はやってきます。来年も再来年も、そのまたずっと先も、きっと花々は美しく私達を迎え続けてくれることでしょう。そんな場所を守り続けなければ、と旅の最後に誓いました。(岩間)

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2017年8月 1日 (火)

建国150周年、記念すべきカナダでハイキング

カタクリ(グレイシャーリリー)

先日、「歩いて感じる大自然!カナディアンロッキーハイキング 9日間」のツアーから帰国致しました。

この時期は、初夏のベストシーズンで涼しい気候の中、さらに沢山の高山植物をご覧頂きながらハイキングをお楽しみ頂きました。

 今回のツアーで一番初めにご案内したバンフ国立公園のサンシャインメドウ。このハイキングコースは沢山雪が残っており、今シーズンハイキングコースがオープンしたのは、なんと私たちが訪れる2日前。オープンしたばかりということもあり、まだあまり人もおらず、じっくり高山植物を楽しみながらハイキングすることが出来ました。沢山の種類の高山植物が育つこの地域ですが、このサンシャインメドウで一番有名なのはカタクリ(グレイシャーリリー)の花です。私たちも、カタクリを探しながらのハイキング、なかなか見つからず今年は少し早かったかと諦めたその時、坂を上りきると綺麗なカタクリの群生が目の前に広がりました。初夏の時期しか見られない緑の濃い葉に鮮やかな黄色の花はとても綺麗で疲れも一瞬で忘れるほど。何分でもそこでぼーっとしたい気分でした。

カタクリの群生

カタクリは毎年群生している箇所が違い、ガイドさんも見つけるのは大変だそう。皆様も大満足のご様子でハイキングコースを戻っていると、目の前に小さなキツネが!こちらをじっと見て立ち止まりました。これに一番興奮していたのはガイドさんたち。グリズリーベアやビックホーンシップなど沢山の動物がいる中で、キツネはなかなか見ることが出来ず、こんなに近くで見られたのはガイドを始めてから20年間で初めてとのこと。

大満足のハイキングを終え町に戻るとその日はカナダの建国記念日、建国150周年ということもあり、街は沢山の人で大賑わい。夜には花火も上がり、思い出に残る1日になりました。(竜崎)

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2017年7月14日 (金)

可憐な花を探し求めてピレネー山脈を東から西へ大横断

ガヴァルニー圏谷でのハイキング

先日、「ピレネー山脈大横断、ガヴァルニー3連泊とパラドール滞在の旅 13日間」より戻りました。6月後半、気温が予想外に上がって毎日30度になるほどで、思わぬ暑さに心折れそうに…。しかし、概ね晴天に恵まれたのはやっぱりありがたく、お陰で、ピレネーの山々の素晴らしい風景や一気にピークを迎えた花々を毎日堪能することができました。

ヨーロッパで山と花を楽しむというとアルプスが思い浮かびますが、欧米ではピレネーもアルプスに匹敵する(と思っています)人気の山岳観光地。とはいえ、観光客はまだアルプスほど多くなく(日本人や中国人もまだ少ない気がします)、山あいの村はこじんまりとしてのんびり過ごせ、個人的にピレネーは穴場です。

ピック・ドゥ・ミディ展望台からピレネー山脈を一望

氷河が削り出した圏谷(カール)・U字谷などの迫力ある風景や、ピレネー固有の花をハイキングで楽しむことにはもちろん、4WDに乗って氷河湖と山を楽々と見学したり、ケーブルカーで2800mの山頂まで登って東西に広がるピレネーを一望したり、山あいを走る観光列車に乗ったりと、様々な方法でピレネーを楽しみました。

ピレネーの花々

中でも思い出深かったのは、どこに行ってもたくさんの花を見つけられたこと。足元をキョロキョロしながらまだ見ぬ花を探し、見つけたら本で名前を調べ、写真を撮り、また少し進んでは次の花を見つけ…。今回は、ガイド自ら率先して(夢中になって?)花を探してくれたお陰で、日本ではお目にかかれないピレネーの花にたくさん遭遇。近年、アルプスではなんだか見つけにくくなったエーデルワイスにもたくさん出会えました。「少し寄り道してマーモットを探しに行こう」と言われ、歩いた先では、ちゃんとマーモットに遭遇!ガイドは「マーモットに予約を入れておいたからね!」と冗談を言っていましたが、出会えそうなところを知っているのはさすがでした。

ピレネーの花々

みんなで目を凝らして新しい花を見つけるのはとても楽しく、毎回充実した時間に。ハイキングとは言いながらもなかなか前に進めなかったり、つい「もっともっと!」と欲が出てしまって去りがたいこともあったり、それも楽しかった思い出です。暑い毎日に、いよいよバテそうになる時もありましたが、背後に聳える雄大なピレネーの景色がそれを吹き飛ばしてくれたのも忘れられません。

山と花を楽しみながら、ピレネーを東から西へ大横断した今回の旅は、スペインとフランスを行ったり来たり。言わずもがな、ピレネー自体が二国の国境で、ドライブしているといつの間にか国が変わっています。ただ、注意深く景色を見ていると、国境を挟んで山の様子がちょっと違うことに気づきました。フランス側は木々が少なく草原が広がる牧歌的な風景、一方、スペイン側は木々が生い茂って深い森になっていたのです。陸続きなのに山の様子が変わっているのは何とも不思議。それぞれの国の性質が山にも現れてくるのかしら?なんて思ってしまいました。
そんな風に国境を意識しつつも、旅が進むにつれ「どっちがスペイン、どっちがフランスなんて気にするのはピレネーではナンセンス?」とも思い始めました。良く考えると、ひとつの山脈をこんなに簡単に両側から楽しめるところは意外と少なく、これこそがピレネーの魅力に思えてきたからです。となれば、スペインとかフランスとかそういうことではなく、ここは「ピレネー」でいいじゃないかと。みなさんはどう思われますか?(江間)

ユーラシア旅行社で行くピレネーハイキングの魅力はこちら

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2017年7月 4日 (火)

バラ摘み体験とパレードを堪能!カザンラクのバラ祭り(ブルガリア)

先日、「ルーマニア周遊とリラの僧院を訪ねる旅 12日間」のツアーより帰国致しました。

今回はバラのシーズン真っ盛り!ということで、ブルガリアのバラの谷・カザンラクにてバラ祭りへご案内させて頂きました。ユーラシアの旅では、2つの種類のバラ祭りにご案内させて頂きますが、1つは今年で10年目を迎えたユーラシアのお客様だけをご案内させて頂く「プライベートバラ祭り」ですが、こちらにつきましては、下記のブログをご参照下さい。

http://eurasia-blog.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-1326.html

そして今回ご案内したのが、もう1つの方のカザンラク市が主催するバラ祭りです。毎年6月の第一週に開催され、公式のプログラムに則って、世界中の観光客が参加するという一大イベントです。
祭りの最終日にあたる6月4日(日)。まずは午前中に郊外のバラ畑まで行き、バラ摘みを体験。私たちのグループはホテルを早めに出発したので、バラ畑に一番乗りで到着でき、そのまま甘い香りを漂わせたバラの花びらを思う存分摘んで頂くことができました。さて摘んだバラの花びらは、そのままに日本に持ち帰ることも可能。ドライポプリとして活用することができまし、あるいはバスタブにバラの花びらを浮かべて、優雅にバラ風呂を楽しむこともできます。その後、地元の少年少女による歌や民族舞踊を見学してから、バラ畑をあとにし、カザンラク市内へと戻りました。

バラ畑1

バラ畑2

お昼からはメインストリートで行われるパレードの見学。ここでは地元の学校の児童や生徒、またはクラブやサークルなどのグループがそれぞれ衣装を身に纏って街を練り歩きます。

パレード1

パレード2

そして一番の見ものは何と言ってもバラの女王!前日にコンテストが行われ、そこで準グランプリの女性2名とグランプリ(バラの女王)の女性1名が選ばれ、パレード当日にオープンカーに乗り、皆の前に披露されます。

バラの女王

その姿はバラの谷に咲くダマスクローズにも劣らぬ美しさ!ふと周りの観客を見渡してみると、特に男性客の目じりが下がってたのは言うまでもありません(かくいう私もそうだったかもしれませんが)。こうしてカザンラクの2つのバラの美(花&女王)を堪能することができ、私たちはカザンラクをあとにしたのでした。(斉藤信)

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2016年12月28日 (水)

パタゴニアでフラワーハイキング(アルゼンチン)

先日、パタゴニアのツアーより帰国しました。
地球のちょうど裏側の南半球にあるパタゴニアは今、春から初夏にかけての花のシーズン真っ盛り。首都ブエノスアイレス市街の大通りや広場、公園など街のあちこちには鮮やかな紫色のジャカランダの花が溢れていました。紫色のトンネルのようなジャカランダの並木道を通った時の、日本の桜並木ような春らしい華やかな雰囲気が印象的でした。

そしてブエノスアイレスから更に3000キロ飛んで南部パタゴニア地方に向かいました。
天候や気温が目まぐるしく変化し、風の大地パタゴニアならではの小さく可憐な野花が力強く根を張っていました。
今回の旅では、美しいアイスブルーのモレノ氷河を眺める展望台やクライマーの聖地フィッツロイ山を遠望するトレッキングルート上で、また点在する氷河湖と針のように尖った荒々しい峰々の麓を歩くパイネ国立公園、そして南米最南端・地の果てウシュアイアなどパタゴニア各地で野花を観察する機会に恵まれました。

パタゴニアの野花「聖母マリアの靴」 

パタゴニア固有の花や植物には共通の特徴があります。
ほとんどの花の花弁や葉が非常に小さく、背丈も小さくコンパクト。キノコのように一株ごとにまとまってポツンと咲いているところが何とも可愛らしいのです。
標高はたかだか数百メートル程度ですが、まるで高山植物を観察しているかのようです。これはパタゴニアの気象条件と関係があるようです。
常に強風が吹き荒れる地域なので花弁や葉を小さくして体が飛ばされないように、
また株や葉を大きく成長させないのも、また極度の乾燥地域なので水分が蒸発しないように表面積を小さくしているそうです。

パタゴニアの花「セブンシャツ」

また花の名前が何とも個性的でした。花弁がめくれあがって花はシャツの襟を連想させることから「セブンシャツ」という名前だったり、膨らんだ袋状の花弁から「女王のスリッパ」という名だったり、非常にユニークです。

天気がコロコロ変わりやすいパタゴニアなので、時にはパタゴニア名物の風雨や氷河から吹き降ろす冷たい風に負けそうな時もあります。なかなか氷河の大崩落が起きず、じれったい時もありますが、そんな時に道端に咲いている野花を見つけるとなんだかほっとします。足元に気を付けて歩いていないとうっかり通り過ぎてしまうくらい小さく控えめに咲いているパタゴニアの野花でしたが、ハイキングの途中で何度もその小さな野花に助けられたような気がします。(上田)

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2016年11月25日 (金)

秋深まるルーマニア!伝統が息づくマラムレシュ地方にて

先日、「フォークロアの郷、ルーマニア紀行 10日間」の添乗より帰国致しました。

ルーマニアでは、木々も色付き始め、すっかり秋が深まりつつあります。日本の紅葉といえば、真っ赤なモミジを想像されるかと思いますが、ルーマニアでは赤や黄色、橙色といった多色に染まります。このツアーでは、カルパチア山脈やトランシルヴァニア山脈がそびえる起伏に飛んだ国土を南はブカレスト、北はウクライナ国境近くのサプンツァの村まで、国土をぐるりとバスで巡ります。秋だからこそお楽しみ頂ける黄金色に輝く“黄葉ドライブ”も旅の醍醐味と言えるでしょう。

ビエルタンの要塞聖堂

その中でも旅の中盤で訪れた「マラムレシュ地方」では、古き良きヨーロッパを感じさせるという観点からヨーロッパ内でも注目されています。ルーマニアは元々イタリアやスペインといったラテン系の民族の国ですが(ルーマニア語もイタリア語にそっくり!)、歴史の波に飲まれ、ドイツ系の住民やハンガリー系の住民、ジプシー(ロマ)など多様な民族が現在も住んでいます。そのため、家の材質や街並み、言語、宗教、生活などは村によって様々ですが、このマラムレシュ地方の村々は生粋のルーマニア人しか住んでいないため、昔ながらの素朴な伝統や暮らしが今なお息づいています。

この伝統を身近に感じられるのは、日曜日のミサです。村人たちは、民族衣装を身に付け教会へ集います。各国共通かもしれませんが、年配の方を大切にするという習慣から年配の方は教会の中で、若者は教会の外で祈りを捧げます。ミサは大体10時頃から始まるのですが、村人たちは朝から何も口にしません。ミサを終えて、清やかになった身体にパンとワインを口に入れた後、家路について、ようやく最初のお食事をとります。
ミサの日は働き者の村人たちは、お仕事はお休み。お食事の後は、家の門のベンチで日向ぼっこです。彼らは電気は生活に必要ないと考えるため、まだ明るいうちに夕食を食べ、月曜日からのお仕事に備え、暗くなる頃には床に就きます。

マラムレシュ地方のミサ帰りの村人

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2016年11月17日 (木)

ジャカランダシティ、プレトリアへ(南アフリカ)

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先日、ユーラシア旅行社の「ナミブ砂漠と南部アフリカ5カ国大周遊 11日間」のツアーより帰国致しました。南部アフリカ5ヵ国とはナミビア・ジンバブエ・ザンビア・ボツアナ・南アフリカのこと。絶景で有名なナミブ砂漠から始まり、世界の三大瀑布のひとつでもあるビクトリアの滝や象が有名なボツワナのチョベ国立公園のサファリ、南アフリカではアフリカ大陸最西南端、喜望峰等、見所たっぷりの南部アフリカをぐるっと巡ってまいりました。

そんな中で10月に出発するこのツアーの一番の魅力は、やはり春を迎え満開に咲き誇る南アフリカ、プレトリアのジャカランダでしょう。1888年に農夫が南米より持ち帰った2本の苗木から始まったジャカランダは、瞬く間に広がり現在約7万本と言われています。7万と言ってもなかなかピンとくる数ではないですが、ホテルの前にはもちろん、ほぼ全ての道路脇にはジャカランダ。並木道は1本どころでなく、右を見ても左を見ても、ずっと紫色の花が目に入ります。なかなか日本では目にしない色に見とれてしまいました。

観光ももちろんジャカランダ尽くし。珍しい白いジャカランダも見て、ランチはジャカランダのふもとで。また、プレトリアに初めて植えられた記念すべきファーストジャカランダを見にサニーサイド小学校にも訪れました。樹齢120年のジャカランダは今も健在。根をしっかりはり、花をいっぱい咲かせていました。春は桜もいいけれど、ジャカランダで迎える遠い南半球の春も素敵でした。(五島)

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2016年11月16日 (水)

紅葉の白神山地でブナの森について学ぶ

 この度、ユーラシア旅行社の「紅葉の白神山地と十二湖を歩く3日間」より戻りました。

岩木山

 白神山地は青森県と山形県にまたがるブナの原生林の地域で、1993年、九州の屋久島とともに、日本で初めて世界自然遺産に登録されました。そのきっかけは、地元の人々による林道建設反対運動だったそうです。当時、ただ反対するだけでは説得力が無いという事で、地質や植生など様々な方面の調査を依頼したそうです。その結果、人の影響をほとんど受けていないブナの原生林の規模が世界最大級だという事がわかり、そこに生きる動植物の生態系も守るべきものとみなされ、林道の建設も中止となり世界遺産登録に至ったのです。
 ツアーでは“ミニ白神”と呼ばれる「白神の森遊山道」と「十二湖」、そして世界遺産エリアの「世界遺産の径(みち)ブナ林散策道」の3ヵ所のハイキングをそれぞれ地元ガイドさんの案内で楽しみました。

ブナの実

 ブナは他の木に比べて成長が遅く、樹齢100年の木でも40cmほどの太さしかありません。条件によって成長度合いも違うので樹齢ははっきりとは分かりませんが、表面に地衣植物がついている木は立派な大人の木だそうです。ブナは大木ですが、木の実はとても小さいです。ガイドさんが固い殻を割って中の実を見せてくれました。これを体の大きな熊がひとつずつ拾って食べているのかと思うと足りるのかな?と思ってしまいます。食べてみるとしっとりとした濃厚なクルミのような味。高カロリーで冬眠前の熊や他の動物たちにとっての大切な栄養になるそうです。6~7年に一度しか実をつけません、今年は実をつけない木が多かったので、熊が餌をさがして里に下りて来た!という目撃情報が多いようです。
 ブナは木の上の方に枝と葉をつけるので、山の中なのに明るく見晴しが良く、広々としています。葉は秋になると黄色くなり、日の光を受けてキラキラと輝き、とても綺麗です。
 今年はいつもより暖かく紅葉が始まるのが遅かったそうです。ツアー初日に新青森駅に到着した日の紅葉はまだ色付き始めたばかりという印象でしたが、バスの移動の度に目にする岩木山は日を追うごとに色付いていくのが感じられました。

白神山地の紅葉

 ガイドさんは毎日のように森に入りますが、時間、天候、気温、植物の変化など、いつ見ても様子が違い、一度でも同じ景色は無いと言っていました。
 ところで、紅葉の綺麗な白神山地のガイドさんの所にも旅行会社から紅葉ツアーのパンフレットが届くそうです。白神ではすっかり紅葉シーズンの終わった12月頃に「京都の紅葉を見に行きませんか?」と。ガイドさんは「白神の紅葉が一番綺麗だと思っているけど、他にも綺麗な場所があるなら見たいよね。」と笑っていました。

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2016年10月26日 (水)

まるでパレット上に広がった絵の具のような紅葉!カナダの秋をしみじみ体感

先日、秋のカナダ大横断の旅から帰国しました。
今回の旅は文字通り、東西8000キロの広大なカナダを横断する旅となりました。
英国らしい落ち着いた雰囲気が残る西部の町ビクトリアと人種のるつぼバンクーバーから始まり、レトロな客車がガタンゴトンと超スローペースで走るカナダ大陸横断鉄道でカナディアン・ロッキーの白銀の峰々を越え、時にはエメラルドグリーン色の氷河湖畔を走り、滝の轟音が轟くナイアガラではあっという間にずぶ濡れになり、その美しさに溜息を漏らしながら紅葉の名所メイプル街道をバスで駆け抜けました。最後は赤毛のアンの舞台プリンス・エドワード島で旬の真っ赤な大西洋ロブスターをガブリと味わってきました!

旅の概要に少し触れただけでも、変化に富んだ盛り沢山の日程ですが、
今回の旅で特に印象深く記憶に残ったのは、やはりハイライトでもある、目が覚めるような色鮮やかなカナダの紅葉でした。西部に近いカナディアン・ロッキーの雄大な山々は未だ緑の針葉樹と黄色の広葉樹に覆われていました。ところがカナダ中部まで進み、ナイアガラの滝やトロントから首都のオタワ、フランス語圏のモントリオールを経て東部のケベックシティに至る全長800キロ、紅葉の名所メープル街道に差し掛かったとたん道端の木々の葉が、林や森の色が激変し始めました。
カナダのシンボルでもある楓の赤い葉の紅葉が増え、森や山々が一気に赤く染まり始めたように見えたのです。お客様は皆、カナダの紅葉を大いに期待して心の準備をしていたものの、真っ赤に染まる木々や森、連なる山々を見た瞬間には、バスの車内に「ウワーッ!!」という歓声が上がりました。
紅葉が最も美しく感じられたのは、標高1000m前後の山々が連なり、なだらかな丘陵と大小さまざまな湖が点在するローレンシャン高原でした。

モン・トランブランの鮮やかな紅葉

特に山麓に位置するモン・トランブラン村はオレンジ色の夕陽と相まって、山全体が真っ赤に染まって見えました。山が燃えるとはまさにこのことです。
また、静寂に包まれ、小さなサーブル湖の紅葉は、まるでパレットに色鮮やかな緑色や黄色、赤色の絵の具を広げたかのようです。その色鮮やかな紅葉が鏡のような湖面に映ると、パレットは2枚となり、更に美しさが増してゆきます。
3色それぞれが打ち消し合うことなく強烈な鮮やかさを放っているので、日本の紅葉とは一味異なった秋の自然の美しさを感じることができました。

サーブル湖面に映る赤、黄、緑色の紅葉

紅葉の他にもカナダには秋を実感するものが溢れていました。
朝起きて外に出ると、ピーンと張り詰めた冷たい空気。
日中は秋らしい柔らかな陽光と空高く澄んだ青空。夜は再び空気が冷え、
雲一つない澄んだ夜空に星が輝きます。
また、カナダ滞在中の10月10日はちょうど感謝祭でした。
カナダでは農作物の収穫に感謝し、家族や親戚が集い、お母さん手造りの七面鳥の丸焼きやカボチャパイを食べるのが昔からの習わしです。
更に10月末はハロウィンがあります。カボチャ畑の道端にハロウィン用の直売カボチャを無造作に転がしているのどかな風景をあっちこっちで見かけました。
日本ではもう10月というのに薄着の日々が続いていますが、一足早くカナダで秋を実感してきました。(上田)

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2016年10月 6日 (木)

とっておきの黄葉ハイキング(スウェーデン、ノルウェー)

先日、「アビスコ国立公園とロフォーテン諸島を歩く9日間」の添乗より帰国致しました。ほぼ毎日、3時間程の初級程度のハイキングを楽しむコースです。旅の初めはスウェーデンの北極圏に位置しノルウェーの国境近くでもあるアビスコ国立公園からスタート。

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私達が訪れた9月初旬から中旬はまさに黄葉の真っ最中。まだ夏の暑さを感じて出発した日本とは想像もつかない風景が広がっていました。朝晩はフリースに軽めのダウンジャケット、さらにその上にウインドブレーカーを羽織るような気候です。南北約20キロ、東西約5キロという広大なアビスコ国立公園の中で「王様の散歩道」と呼ばれているハイキングルートの一部(約5キロ)をのんびりと歩きました。足元はほぼ平坦。砂利道や木道の上を歩きます。渓谷や小さな池もあり飽きさせません。何といっても黄葉した白樺と氷河によって削られたラッポルテン山がここの景色の主役です。途中、そんな大自然の真っただ中でサンドイッチのお弁当タイム。天気は曇ったり晴れたりと変わり易かったのですが、何とも贅沢な時間を過ごしました。翌日は、この国立公園を見下ろすニューラ山へ。標高は1164mの山ですが、ここへは途中までチェアリフトで上がります。約20分の空中散歩。ここからの景色がまた最高です!ラッポルテン山とアビスコの黄葉の海が眼下一面に広がり、その景色に圧倒されました。

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たっぷり楽しんだアビスコの黄葉の後は、“世界で最も美しい航路”と言われる沿岸急行船に乗船しロフォーテン諸島へ移動しました。約10時間という移動時間も甲板や広々とした船内のラウンジから景色を楽しんでいると、結構あっという間でした。船上からの一番の景色はラフテスンデ海峡を通る時です。ロフォーテンでは、かつて氷河の浸食により形成された切り立った岩山が海面に突き出てそれは独特の景観を造っています。狭い海峡では船の両側に岩肌がはっきりと見える程の迫力です。朝方は小雨だったのが、見所のラフテスンデ海峡とトロルフィヨルドに入る頃にはすっかり晴れて、幸運に恵まれました。

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ロフォーテンでは、中心の街となるスヴォルヴァーから少し郊外にでると、まるで絵画の中にいるような美しい風景の中をバスは走ります。入江の奥にひっそりと佇む漁村レイネから小舟でさらに入江の奥へ。そこから再び約3時間のハイキングです。歩いているのは、私達といくつかの欧米人の個人客。こんな景色を静かに楽しめるのも、まだまだ知られていないロフォーテンだからでしょうか。どこをとっても絵になるロフォーテン。写真家の憧れの地と言われているのもわかりました。夜は、毎晩オーロラを見るべく、ホテルの外へ出ました。一度だけ、とても動きのあるオーロラをスヴォルヴァーのホテル裏から見ることができました。そんな旅の嬉しいおまけが付いた今回の旅。また是非行きたい、とっておきの場所。次もまた秋がいいですね。(帯津)

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