2018年10月 4日 (木)

ハラハラドキドキ、大ツィンギーハイキングへ!(マダガスカル)

先日「マダガスカル、絶景ツィンギーハイキングとバオバブの里ムルンダヴァ 10日間」の添乗より帰国しました。
マダガスカルのツアーのハイライトと言えばバオバブの木とツィンギーのハイキング。10日間はどちらも楽しめるツアーです。

そのなかでもやはり皆様が1番楽しみにしているのはツィンギーのハイキング。
ツィンギーのあるベマラハ国立公園は、マダガスカル最大規模!
国立公園を知り尽くしたガイドさんと共に約4時間巡ります。

誰もが知っているあの針山のエリアでは、ハーネスを使いながら、岩やはしごをよじのぼっていきます。途中にはつり橋や洞窟などがあり、本当に大冒険。ハラハラドキドキが止まりません!ただ、ガイドさんも3人ついてくれるので安心。
展望台からは一面針山の絶景が!ここまで苦労してのぼった分、達成感も味わえます。

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<大ツィンギー>

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<ツィンギー 吊り橋>

ツィンギーの針山だけでなく、その前後では森のエリアもあります。
森のエリアでは、運がよければ野生の動物を見ることが出来ます!
ただ野生なのでいつどこに現れるかは分かりません…
今回は3回もキツネザルを見ることが出来ました。
お客様もカメラのシャッターが止まりませんでした。

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<キツネザル>

暑すぎず、雲一つもない素晴らしい天候に恵まれ、お客様もツィンギーハイキングを満喫できたようです。(椎野)

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2018年7月31日 (火)

ドロミテ・アルプスの絶景を歩こう!(イタリア)

先日、7/16出発「ドロミテ・アルプスとトレチメ一周ハイキング9日間」のツアーより帰国しました。
今回は有名なトレ・チメ・ディ・ラヴァレードのハイキングなど4回のハイキングが含まれています。2009年に世界自然遺産に登録されたドロミテ。連続して連なっている山脈というより、山塊が集まってできているため、他のヨーロッパアルプスの風景とは全く異なり、力強さを感じます。地域によっては、第一次世界大戦まで、オーストリアに属していたため、ドイツ語とイタリア語両方使われる地域もあり、イタリアというより、南チロルという風に呼んだ方がなんだかしっくりきます。

実は成田空港、第一ターミナルの北ウイングにドロミテ・アルプスの写真が大々的に飾られているのをご存じでしょうか。それが今回のハイキングで訪れる場所の一つ、ガイスラー山塊とサンタマッダレーナ村です。

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<ガイスラー山塊のハイキング風景>

この日の天候は快晴。ゴツゴツとした岩壁が特徴のドロミテの山々と可憐な高山植物を眺めながらのハイキングは格別です。歩く距離をのばす度、迫力あるガイスラー山塊がすぐ目の前に迫ってきます。アップダウンが少しきつい所、ガレ場も多々…。しかし壮大な景色が目の前に迫り、この後はどんな絶景が待っているのだろうと思うと、不思議と足が進みます。
途中、山小屋がいくつかあり、休憩をはさみながら進みます。この辺りは牧畜も盛んなので、牛乳やヨーグルトが美味しいです。レストランのメニューの中にはこの地域の料理も多いです。
晴れていれば、歩いている間は半袖でちょうど良いですが、休憩中などは一枚羽織るものが必要。日本のようなじめじめとした暑さとは違い、カラッとしているので、暑いですが、不快ではありません。
トレッキング用のシューズ、ウィンドブレーカーは必須で、ストックもあった方が良いと思います。あとは歩ききる気力と体力!この時期は欧州、欧米からもトレッキング、ハイキングを楽しむ多く観光客がドロミテに集まります。皆、ドロミテの美しい景色を堪能したいという目的は同じ。すれ違う時に自然と交わす挨拶も疲れ始めた時には励みになります。
日陰がうれしい林道を歩き、牛がくつろぎ、草原が広がるエリアを歩き、様々な道を歩きます。今回は全体で約5時間半のハイキングでした。ハイキング終了後には、近くのサンタマッダレーナ村へ。フネスの谷に位置しており、のどかな村です。草原が広がり、住む人々もとっても穏やか。

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<サンタマッダレーナ教会とガイスラー山塊>

その村にある教会とガイスラー山塊の絵葉書のような景色が、初めにお話し致しました空港にある写真の景色なのです。是非、成田空港へ行ったら探してみてください!(荒川)

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2018年4月26日 (木)

秋めくフィッツロイ(アルゼンチン)

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先日「パタゴニア三大氷河とパイネ、ウシュアイア、フィッツロイ14日間」の添乗より帰国致しました。
今回は、アルゼンチンとチリ2ヶ国にまたがる南パタゴニア地方を巡りました。
日本では桜満開の時期でしたが、現地の季節は、暑い夏が終わりこれから秋を迎えようとする時期。各所で南極ブナが赤や黄色に染まり始めていました。
今回特に印象深かったのは、エル・チャルテンという小さな町からスタートするカプリ湖へのハイキング。
ハイキングスタート時点では、どんよりとした曇り空。果たしてフィッツロイ山は見られるのかと不安になりながらのスタートになりました。
ハイキングは、パタゴニア地方にのみ生息する植物に囲まれながら進み、途中から南極ブナの林へ。
南極ブナの葉は、進む足を止めて眺めていたいと思うほど真っ赤や黄色に見事に染まっていました。

その後、目的地点のカプリ湖へ到着。幸い雲が頂上よりも低い位置にあったため、見事なフィッツロイ山の全景が姿を現してくれました。
又、今回素晴らしかったのは、紅葉+カプリ湖+フィッツロイ山というこの時期にしかない光景を見ることが出来たということです。
通常であれば氷河湖であるカプリ湖とフィッツロイ山だけでも十分絶景ですが、南極ブナの紅葉が加わりより贅沢な景色になっていました。
お昼のお弁当を絶景を見ながら堪能し、エルチャルテンの町へと下りて行きました。(山下)

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2018年2月27日 (火)

歩くからこそ見られる絶景!様々な表情を見せる名峰フィッツロイ(パタゴニア)

先日、「歩いて巡るパタゴニア 三大氷河と四大名峰満喫の旅 16日間」の添乗より帰国致しました。ツアータイトルに「歩いて巡る」とある通り、今回のツアーはハイキングツアー!ハイカーの聖地と言われるエル・チャルテンに3連泊し、たっぷり歩いてパタゴニアの大自然を堪能しました。

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今回最初に歩いたのはロス・トレス湖へのコース。エル・チャルテンで一番人気とも言われるハイキングコースですが、距離にして全体で約20キロ。スタートして前半は南極ブナの森を進みます。パタゴニアの代名詞でもある強風が吹いても、木に守られて歩けるので安心です。一日の中に四季があると言われるくらいお天気がコロコロと変化するパタゴニアですが、幸いにもお天気に大変恵まれ、フィッツロイがはっきりと見られました!途中ポインセノットのキャンプ場でお昼休憩をとり、ロス・トレス湖まではいよいよ残り2キロ程度!となるのですが、ここが難所。一気に400m上がっていく中級コース。上り坂がずっと続き、場所によっては手をつきながら岩場をあがることもあり、息が上がります。普段運動をまったくと言っていいほどしない私にとっては、想像以上に体力が必要で、途中でまだ着かないのかと心が折れそうにもなりました。それでも、ロス・トレス湖に到着すると頑張った分だけの、もしくはそれ以上の絶景が待っていました。

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すぐ目の前に迫る名峰フィッツロイの迫力は言葉では表現できません。かつて先住民に「煙を吐く山(チャルテン)」と呼ばれていた山は、その名の通り、山頂に白い雲がかかりとても幻想的でした。ロス・トレス湖のエメラルドグリーンの湖面と真っ白な氷河も彩りを添え、ずっと見ていても飽きることはない景色でした。また、神様は最後まで私たちに味方してくれたようで、朝日に染まるフィッツロイやセロトーレも綺麗に見ることができました。日中の白く輝く雄大な姿とは一味違う、燃えるような赤に染まったフィッツロイは大変美しく、今も脳裏に焼き付いています。
圧倒的なスケールを誇るパタゴニアの大自然。雄大な山々や氷河に魅了され続けたあっという間の16日間でした。(市川)

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2017年8月 1日 (火)

建国150周年、記念すべきカナダでハイキング

カタクリ(グレイシャーリリー)

先日、「歩いて感じる大自然!カナディアンロッキーハイキング 9日間」のツアーから帰国致しました。

この時期は、初夏のベストシーズンで涼しい気候の中、さらに沢山の高山植物をご覧頂きながらハイキングをお楽しみ頂きました。

 今回のツアーで一番初めにご案内したバンフ国立公園のサンシャインメドウ。このハイキングコースは沢山雪が残っており、今シーズンハイキングコースがオープンしたのは、なんと私たちが訪れる2日前。オープンしたばかりということもあり、まだあまり人もおらず、じっくり高山植物を楽しみながらハイキングすることが出来ました。沢山の種類の高山植物が育つこの地域ですが、このサンシャインメドウで一番有名なのはカタクリ(グレイシャーリリー)の花です。私たちも、カタクリを探しながらのハイキング、なかなか見つからず今年は少し早かったかと諦めたその時、坂を上りきると綺麗なカタクリの群生が目の前に広がりました。初夏の時期しか見られない緑の濃い葉に鮮やかな黄色の花はとても綺麗で疲れも一瞬で忘れるほど。何分でもそこでぼーっとしたい気分でした。

カタクリの群生

カタクリは毎年群生している箇所が違い、ガイドさんも見つけるのは大変だそう。皆様も大満足のご様子でハイキングコースを戻っていると、目の前に小さなキツネが!こちらをじっと見て立ち止まりました。これに一番興奮していたのはガイドさんたち。グリズリーベアやビックホーンシップなど沢山の動物がいる中で、キツネはなかなか見ることが出来ず、こんなに近くで見られたのはガイドを始めてから20年間で初めてとのこと。

大満足のハイキングを終え町に戻るとその日はカナダの建国記念日、建国150周年ということもあり、街は沢山の人で大賑わい。夜には花火も上がり、思い出に残る1日になりました。(竜崎)

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2017年2月 7日 (火)

塩湖の浮遊体験と川湯温泉でスッキリサッパリ!気分爽快!!(エチオピア)

先日、エチオピアのダナキル砂漠とエルタ・アレ火山を登るツアーより帰国しました。
ダナキル砂漠は海面下の標高に広がっている灼熱の大地です。
海抜がマイナス150メートル、日中の気温は40~45℃以上にもあがります。
このカラカラの大地にあるアッサル塩湖では、南米のウユニ塩湖のように真っ白な塩の大地と鏡のように水の張った風景を両方見ることができました。

今回の旅のハイライトはエキサイティングなエルタ・アレ火山登頂です。
2泊3日の行程でテントに泊まり、真っ暗闇の溶岩台地の上を懐中電灯で足元を照らしながら山頂目指して登りました。山頂はテントもないので星を見上げながらの野天泊です。
屋根も何もない野ざらしの中にマットを敷き、持参した寝袋に潜り込んで星空を見上げながらいつの間にか眠りにつくのです。
一生に一度あるかないかの貴重な体験です。
実際にはこのロマンチックな体験に加えて、砂漠の過酷な気候も経験することができました。夜は二晩とも一晩中絶えること無い砂嵐の音だけが聞こえていました。
朝、目覚めると体も持ち物も全て砂まみれ。髪の毛は砂でジャリジャリです。
加えて日中は40℃以上の灼熱の地を歩いているので汗まみれ。
まるで軍隊のサバイバル訓練に参加しているような過酷でエキサイティングな山登りでした。

下山後、アフデラ塩湖に立ち寄りました。
塩湖は塩分濃度が非常に高く、あの死海のように浮遊体験が楽しめます。
日常では味わえない、何とも不思議なプカプカ体験。
山登りで酷使した体を動かさなくても、プカリプカリ自然と浮かぶのが不思議。
決して沈まないので手足を思いっきり伸ばして、しばらくの間雲一つない青空を見上げながら楽チン浮遊体験のひと時を楽しみました。

アフデラ塩湖で浮遊体験

塩湖からあがると、傍には何と川湯が流れているではありませんか!!
火山地帯なので水があれば温泉があるのです。
無色透明で無味無臭。
熱すぎず、ぬる過ぎず日本人に合わせたような適度な熱さのお湯が体に染み渡ります。
まるで日本の露天風呂に入っているかのような気分。

3日間の間、砂まみれ汗まみれだったので、湯上りの爽快感は最高でした。
今回のダナキル砂漠の旅は、ウユニ塩湖のような風景であったり、死海浮遊体験に最後は川湯温泉体験と期待していなかったおまけの観光名所が印象的でした。
(上田)

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2016年10月 6日 (木)

とっておきの黄葉ハイキング(スウェーデン、ノルウェー)

先日、「アビスコ国立公園とロフォーテン諸島を歩く9日間」の添乗より帰国致しました。ほぼ毎日、3時間程の初級程度のハイキングを楽しむコースです。旅の初めはスウェーデンの北極圏に位置しノルウェーの国境近くでもあるアビスコ国立公園からスタート。

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私達が訪れた9月初旬から中旬はまさに黄葉の真っ最中。まだ夏の暑さを感じて出発した日本とは想像もつかない風景が広がっていました。朝晩はフリースに軽めのダウンジャケット、さらにその上にウインドブレーカーを羽織るような気候です。南北約20キロ、東西約5キロという広大なアビスコ国立公園の中で「王様の散歩道」と呼ばれているハイキングルートの一部(約5キロ)をのんびりと歩きました。足元はほぼ平坦。砂利道や木道の上を歩きます。渓谷や小さな池もあり飽きさせません。何といっても黄葉した白樺と氷河によって削られたラッポルテン山がここの景色の主役です。途中、そんな大自然の真っただ中でサンドイッチのお弁当タイム。天気は曇ったり晴れたりと変わり易かったのですが、何とも贅沢な時間を過ごしました。翌日は、この国立公園を見下ろすニューラ山へ。標高は1164mの山ですが、ここへは途中までチェアリフトで上がります。約20分の空中散歩。ここからの景色がまた最高です!ラッポルテン山とアビスコの黄葉の海が眼下一面に広がり、その景色に圧倒されました。

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たっぷり楽しんだアビスコの黄葉の後は、“世界で最も美しい航路”と言われる沿岸急行船に乗船しロフォーテン諸島へ移動しました。約10時間という移動時間も甲板や広々とした船内のラウンジから景色を楽しんでいると、結構あっという間でした。船上からの一番の景色はラフテスンデ海峡を通る時です。ロフォーテンでは、かつて氷河の浸食により形成された切り立った岩山が海面に突き出てそれは独特の景観を造っています。狭い海峡では船の両側に岩肌がはっきりと見える程の迫力です。朝方は小雨だったのが、見所のラフテスンデ海峡とトロルフィヨルドに入る頃にはすっかり晴れて、幸運に恵まれました。

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ロフォーテンでは、中心の街となるスヴォルヴァーから少し郊外にでると、まるで絵画の中にいるような美しい風景の中をバスは走ります。入江の奥にひっそりと佇む漁村レイネから小舟でさらに入江の奥へ。そこから再び約3時間のハイキングです。歩いているのは、私達といくつかの欧米人の個人客。こんな景色を静かに楽しめるのも、まだまだ知られていないロフォーテンだからでしょうか。どこをとっても絵になるロフォーテン。写真家の憧れの地と言われているのもわかりました。夜は、毎晩オーロラを見るべく、ホテルの外へ出ました。一度だけ、とても動きのあるオーロラをスヴォルヴァーのホテル裏から見ることができました。そんな旅の嬉しいおまけが付いた今回の旅。また是非行きたい、とっておきの場所。次もまた秋がいいですね。(帯津)

黄葉、紅葉スポット特集はこちら

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2016年8月30日 (火)

カムチャツカ半島でフラワーハイキング

ヴィリュチェンスクハイキング

この度、7月23日発「カムチャツカ、ハイキング三昧 5日間」のツアーより帰国いたしました。日本の北、ロシアの最東端に位置するカムチャツカ半島は、寒さが和らいで温かくなる7月に花のシーズンを向かえます。この時期に合わせて、期間限定の成田発カムチャツカ直行便が出ています。
カムチャツカ半島は、日本より緯度が高いので、然程標高が高くない山でも、可愛らしい高山植物があちこちに咲き、気軽にフラワーハイキングを楽しめることが出来ます。
今回はバチカゼッツ高原、ヴィリュチンスク、そしてアバチャ山ベースキャンプでのハイキングを楽しんでいただきました。ハイキングへは、六輪駆動車で出かけます。かつて、軍事用に使われていた車両ですが、現在は山を訪れる観光客のために改造されています。ベースキャンプでハイキングをした日は、朝9時30分にホテルを出発し、約2時間六輪駆動車に揺られました。ベースキャンプの標高は約800m、晴れていれば、アバチャ山(標高2741m)とコリャーク山(標高3456m)の雄姿を見ながらハイキングができます。私達は、ロシアのフラワーガイドと、ローカルガイドと共に2時間程散策をしました。アップダウンも少ないので、気軽に歩けるコースです。この日、見られた花は、チシマフロウ(紫)、チシマクモグサ(白)、イワベンケイ(黄)、エゾツツジ(紫)等、北海道でよく自生している花でした。他にも、今となっては日本であまり見られなくなったキバナアツモリソウ(黄)や、北米でよく見かけるインディアンペイントブラシ(白)などもツアー中に見ることが出来ました。

インディアンペイントブラシ

この日のハイキング中、とても印象深いシーンがありました。ハイキングの休憩中、グループのお客様とローカルガイドの会話の中で、ロシア民謡「カチューシャ」に関しての話題が挙がりました。日本では歌手の加藤登紀子さんが、この「カチューシャ」を日本語で歌っていることから、皆さんの中でもご存知の方は多いかと思います。するとローカルガイドが、なんとも綺麗な歌声で日本語版の「カチューシャ」を歌ってくれたのです。ツアーのお客様は、その美声に声を傾け手拍子を始めました。私はその光景を、少し離れた場所から見つめていました。カムチャツカの澄み切った青い空と、コリャーク山の凛々しい姿、可愛らしい高山植物の姿とともに、今も目に焼きついて離れません。
もし、花をめでる為にカムチャツカを再訪する機会があれば、来年になってしまいますが、その時は自分で「カチューシャ」を歌ってみたいなと密かに思いました。(堤)

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2016年8月12日 (金)

歩いて感じた大自然!マウントロブソン州立公園(カナダ)

先日、「歩いて感じる大自然!カナディアンロッキー四大国立公園ハイキング9日間」より帰国しました。ツアータイトルの通り、計6回のハイキングを通してカナダの大自然を満喫する旅でした。特に印象に残ったハイキングは、マウントロブソン州立公園にてキニーレイクまで向かう片道約4kmのコースです。
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ハイキングの前に立ち寄ったビジターセンターにて、州立公園の名前にもなっているマウントロブソンが出迎えてくれました。高さ3954mのカナディアンロッキー最高峰、マウントロブソン。晴れていても頂上付近に雲がかかっている状態が多いのですが、幸運にも山全体を綺麗にみることができ、感激もひとしおでした。
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キニーレイクまでのハイキングは、比較的平坦な道で、スギやシダの森の中やロブソン川のそばを歩きます。道中では、インディアンペイントブラシやホタルブクロ、フウロソウ、オダマキ等々たくさんの花々に出会いました。美しい花々に魅了されながらゆっくりハイキングコースを進みます。植物のみならず、愛らしいアカリスにも遭遇しました。そうして辿りついたキニーレイクは言葉を失うほどの絶景。湖面に鏡のように映るホワイトホーン等の山々が本当に綺麗でした。この景色を見ながら食べるお弁当も格別!歩くからこそ感じられる自然の様々な表情に感動させられるばかりでした。山、花、湖…様々な自然の美しさは今も目に焼き付いています。(五島)

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2016年8月 2日 (火)

ドロミテの魅力を凝縮した、ガイスラー山塊のふもとへ!(イタリア・ドロミテ)

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先日、「ドロミテ山塊とオーバーグルグル10日間」より帰国致しました。
このツアーはイタリアのヴェネチア空港から始まり、ドロミテ山塊のコルティナ・ダンペッツォから雄大な雪山を眺めながらドロミテ街道を走り、オーストリアのオーバーグルグルや高級リゾート地ザンクト・アントンなど美しいチロル地方の山間村を巡るコースで、以前、スイスでハイキングを楽しまれた方、イタリアやオーストリアでもハイキングをしたいという方におすすめのコースです。

世界自然遺産に登録されているドロミテ山塊といえばコルティナ・ダンペッツオを中心とした東側の地域に焦点があてられがちですが、今回はまだまだ、日本人にはあまり知られていないドロミテの西北側に位置するガイスラー山塊のふもとをハイキングしてきました。

ドロミテ山塊は約2億4000万年前、海で覆われ、微生物、珊瑚、貝殻等が数千メートルの厚い堆積物の層をなしていました。そして、約6,550万年前アフリカ大陸とヨーロッパ大陸が衝突し、海底堆積物と地殻が押されて地上2,000~3,000メートルまで隆起した後、覆われた氷河が後退していく過程で、岩塊の表面を削り、大気浸食により、岩塊は垂直方向に裂け、岩肌がむき出し、天を突くように岩塔が連なり、切り立った岩や峰、そそり立つ岩壁が特徴的な現在の姿が形成されました。
ガイスラー山塊は、真っ青な空に突き刺すように聳えたつ姿だけでなく、ハイキングコースの途中にアンモナイトの化石が発見できるなどまさに、ドロミテの成り立ちを凝縮したかのような名峰です。

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序盤はガイスラー山塊を遠目に見つつ、山腹に広がる森林や歩けば歩くほど新しい高山植物が見つかる緑豊かな牧草地、そして、そこに放牧された牛や馬たち。まるで、おとぎ話に出てくるようなのどかな風景を楽しみます。我を忘れて写真を撮っていると歩くペースがゆっくりになってしまうのもご愛敬。
そして、ハイキングも中盤に差し掛かり、ガイスラー山塊のふもとを歩いていくと、先ほどまで見えていた勇ましさの中にどこか優しげな雰囲気ではなく、真っ青な空に突き刺すように聳えたつ雄々しいドロマイトの岩峰が圧倒的な大きさと迫力で間近に見え暫し圧倒されてしまいます。
最後に、ふもとを離れ、おしゃれな食事が出てくる山小屋でご昼食。山小屋からは、歩いてきた者だけに許される極上の眺望が広がります。その眺望を見ながら食事、午後のハイキングも至極の眺望を見ながらハイキングを楽しみます。

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ドロミテ山塊は見る角度、時間、天候によって様々に変化し、飽きることがないといいますが、まるでおとぎ話に出てくるような光景がいつまでも終わらないでほしいと切実に思う至福なハイキングコースでした。(三浦)

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