日本の婚活とは違った、伝統的な婚活方法の残るマラムレシュ地方(ルーマニア)
先日、「ルーマニアとリラの僧院 10日間」から帰国しました。日本のジメジメとした気候とは違い、カラっと晴れていて暑すぎないというのがルーマニアの気候の特徴です。今回のツアーでも、半袖1枚で丁度良い、という日が続きました。
ウクライナと国境を接するルーマニア北部の奥地に位置している「マラムレシュ地方」には、昔ながらの生活と伝統が今でも残っています。この地方の小さな村の人々は、民族衣装を身に纏い、装飾豊かな木造建築の家屋に住んで日々をゆったりと過ごすのです。
ツアーバスでマラムレシュ地方を走行中に時々見かけた、伝統的な民家の庭木にたくさんの色とりどりの「お鍋が吊るされている」という少し面白い光景。これは、その家に娘がいることを表しています。さらに、一番上に吊るされている鍋の色によって意味が異なってくるのです。
<既婚・未婚を知らせる木>
白い鍋が吊るされている場合は、「この家の娘はまだ独身です。」という意味があり、独身男性からアプローチをする手助けになります。
赤い鍋が吊るされている場合は、「この家の娘は結婚しています。」という意味があり、この赤い鍋を見たご近所の方々は、お祝いの品などを持ってきてくれるそうです。
さて、村を散策していると民族衣装を身に纏った一人のおばあさんが、私たちをお宅のお庭へと招き入れて下さいました。何かと思いお庭へ入ると、そこには昔ながらの機織り機が。おばあさんは、機織り機を使ってバッグや絨毯などを織り、お土産物やに卸しているんだとか。その横には飼料のとうもろこしや色とりどりのお鍋を発見!昔あばあさんがお嫁入りする前に木に吊るしていたものかな、と勝手な想像をしてしまった私。私も、自宅にある木にお鍋を吊るしてみようかな・・・。(近野)
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