カテゴリー「テーマ:文化」の263件の記事

2009年12月 7日 (月)

シネマの世界へ溶け込む(フランス)

木々が色付き始めた黄葉の頃、10月15日発「南西フランス、絵のような風景へ 13日間」に行ってまいりました。St_jean_pied_de_port_4 独自の言語や文化を持つバスク地方の海辺の町からフランスの巡礼路にある小さな宿場町といった時間が止まったかのような村々。セピア色の写真を切り出したかのような煙突から煙が立ち昇る石積みの家、小さな村のサイズにあった素朴なロマネスクの教会。どこを切り取っても絵になるような風景の連続でした。

フランスでは、これといった観光名所があるのではないけれども、中世の頃から変わらない調和の取れた古い家並みなどが残された村で一定の基準に達すると「フランスの美しい村」に認定されます。 今回のツアーでは、美しい村に認定された村々をいくつも見てきました。Cordes_sur_ciel_4 それはまるでセピア色の映画の世界を歩いているかのような蜂蜜色の石造りの家並みの村。石畳の道を歩いていたときに覗いた人気がない骨董品屋は私を不思議の世界に入り込んだ感じにさせました。村の名前 に“赤”を意味するルージュがつく村では、その名の通り赤い石で造られた家が建ち並び、可愛らしく、それが自然の石のため雨に濡れたとき、一層赤みを帯びたことに感動しました。特段の歴史的建物や遺跡、観光名所ではなくても、村並みだけで心が満たされる思いでした。

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2009年12月 1日 (火)

中国60周年~古代の関所を訪ねて~

先日「中国王朝古都めぐり 11日間」より帰国致しました。興亡を繰り返した南京、西安、洛陽、開封、杭州、安陽、鄭州の「7大古都」を効率良く巡ってきました。

60_2

ちょうど中華人民共和国の建国記念日「国慶節」と重なりましたが、今年は中秋節の祝日と重なり8連休の大型連休となった為、普段以上に大変な賑わいをみせていました。1949年に毛沢東より建国が宣言されてから今年でちょうど60年目を迎え、観光地では『祝60年』のモニュメントが造られていたり、飾りにも工夫がなされていて私達の目を楽しませてくれました。  

ツアーで特に印象に残ったのは函谷関でした。「箱根の山は天下の険~」の文部省唱歌にも登場する古代の関所、それが「函谷関」です。河南省西部の両岸が切り立った谷に位置しており、さながら箱(函)のようなものというところからこの名が付いたようです。長安(現在は西安)と洛陽を結ぶ要道として多くの人々が行き来していました。

秦の時代の関所では、バスを降りるとまず老子と牛の像が出迎えてくれます。老子はここで道徳経を著したと言われていて、それを記念して像が造られました。奥へ進むとかつての古道がひっそりと残っており、2000年もの長き歴史を肌で感じることができました。

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2009年11月25日 (水)

再開!コーカサス三国への旅~乳と蜜とワイン流れるシルクロードの国々~(アゼルバイジャン、グルジア、アルメニア)

002 国際情勢によりしばらく催行を見合わせていたコーカサス三国への旅ですが、今秋、満を持して再開できることになり、その記念すべき再開1本目に同行させて頂きました。再開の告知をすると同時に多くのお客様からお問合せを頂き、この地域への皆様のご関心の高さを改めて感じた次第です。十月のコーカサス三国は秋晴れの下、黄金色の葡萄畑、白いコーカサスの峰々が清清しく、秋ならではの美味しい果物も食後の楽しみの一つになりました。そんなコーカサスへの旅を、いくつかのトピックでご紹介致します。

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2009年11月20日 (金)

観光地化されていないのが魅力、ウズベキスタンのフェルガナ地方

Cottonfield_ferganavalley スイカと綿花の収穫最盛期だった中央アジア・ウズベキスタンのフェルガナ地方より帰国いたしました。フェルガナ地方はウズベキスタンの東部に位置する盆地で、隣国タジキスタンとキルギスと接しています。ウズベキスタンといえば、サマルカンドやヒワ、ブハラ、シャフリサブスといった国内西部に点在する世界遺産の都市が有名で、実際にツアーも多く催行しておりますが、このフェルガナ地方には世界遺産はありません。それどころか同じ国内にあって、まだ殆ど観光地化されていないのです。

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2009年11月19日 (木)

「ラテンの国フランスでケルトを感じる旅」

Photo 先日「ブルターニュ、ノルマンディーの小さな町や村を訪ねて12日間」のツアーより帰国致しました。お天気にも恵まれ観光シーズンのピークを過ぎたフランスをのんびり廻ることが出来ました。

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2009年11月18日 (水)

世界遺産カルカソンヌを満喫 南西フランスの旅

先日、「南西フランス紀行」より帰国しました。紅葉の秋、美食の秋、芸術の秋…景色も食事もいろいろと楽しめる季節に南西フランスをぐるりと周遊しました。中でも今回は、2連泊してのんびり滞在できたカルカソンヌが特に印象的でした。 Carcassinne2
 カルカソンヌの旧市街は「シテ」と呼ばれ、二重の城壁が町をぐるりと囲んでいる外観の写真はよく見かけるかと思います。今回宿泊したホテル「トロワ・クロンヌ」は、その城壁が部屋からきれいに眺められる場所だったので、朝でもライトアップした夜でも、ずっとその景色を観光時間外にも楽しむことができました。ホテルにはまた、大きな窓ガラスで覆われているレストランや、屋上テラスもあり、何度となく感嘆の声が上がりました。また、夜にホテルから徒歩3分で行ける新橋から城壁を眺めると、ライトアップされた城壁と、その手前にやはりライトアップされた旧橋も入るので、夜景のベストスポットでした。Carcassonne1_2 
 日中は、城壁内を散策しましたが、正門のナルボンヌ門から町中に入る時、その二重の城壁がいかに頑丈で大きいか、そして外敵からの侵入に備えた仕掛けが沢山あるかということを、実際間近に見て驚きました。外側と内側の城壁の間は広い遊歩道になっていて、いつでも誰でも散策することができます。私たちも、フリータイム中にぐるっとひと回りしてみましたが、見た目ほど距離が長いとも思わず、お話をしながら歩いていたら、あっという間でした。

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2009年11月16日 (月)

スリランカ、シンハラ王朝の文化遺産シギリヤロック

先日「スリランカ世界文化遺産のすべて9日間」より帰国いたしました。
一年中、温暖な気候のスリランカでは10月というのに、ほぼ毎日30度を超える日が続きました。暑いのは苦手・・・と思われる方も少なくないと思いますが、街中に椰子の木やパパイヤ、マンゴスチンの背の高い熱帯地方ならではの木々が生い茂り、涼しいそよ風と木陰を作ってくれるので、それほど、苦ではありません。
さて、この9日間の日程の中で、私が一番印象的だったのは3日間目に訪れる古代都市・シギリヤという街に聳え立つシギリヤロックの観光です。シギリヤはコロンボから約5時間ほどバスを走らせたところにあります。5時間の移動と言っても、途中、カシューナッツの生産や籐細工で栄える小さな村々を通り過ぎ、ピンナウエラの像の孤児院にも立ち寄り愛らしい小象のミルクやりを見学しながら向かうので移動時間も楽しめること間違いなしです。
Frescoes_sigirya_maidens_1 シギリヤは、息を呑むほどの迫力ある巨大な一枚岩、そして、なんと言っても、岩山の中腹に描かれたシギリヤレディの壁画の美しさから1982年に世界文化遺産として登録されました。
シギリヤロックの歴史は5世紀後半・シンハラ王朝時代に遡ります。ダートゥセナ王の側室の子として生まれたカッサパはとても野心的でいつか自分が王として即位することを強く夢見ていました。そしてとうとう彼は、王である父親に不満を持つ将軍を集めて父王を投獄、その後、自身がカッサパ1世として王座に即位し、ついには父親殺害を命じてしまいます。しかし、「父を殺す」という仏教徒として最大の罪を犯してしまったカッサパは、その日から後悔の日々を送ります。Frescoes_sigirya_maidens_2 自分の犯してしまった罪を償うべく寺院や病院などを建て善政に励みますが罪の意識は消えず、弟の復讐にも怯える日々を送ったと言われています。しかしある時、父王が現在のシギリヤの岩山の上に宮殿を建てることを夢見ていたと知ったカッサパは亡き父の供養の為、宮殿を建造することを決意するのです。宮殿はわずか7年で完成。岩山を3分の2程上ったところにある「獅子の山」の壁面には艶やかな天女の姿が描かれ、それを眺めながら王妃ともに唯一の安らぎの時を送ったと言われています。

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2009年11月12日 (木)

残暑の残る中央アジア!

ユーラシア大陸のど真ん中、カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・トルクメニスタン・タジキスタンを17日間かけてまわる、「中央アジア5カ国大周遊」へ行って参りました。 Costume
最初の都市、カザフスタンのアルマトイに到着した時には生憎の雨・・・もう秋だなあ、などと感じていた旅の始まり。しかし、日を追うごとに太陽がじりじりと降り注ぎ、まだまだ夏を感じました。それでも朝晩は涼しかったり、日陰に入ればほっとするひと時が訪れます。キルギスでは晴天に恵まれ、天山山脈の支脈がくっきりと見えました。 Cottonfield
私達が訪れた9月中旬頃からは、主要産業でもある綿花の収穫時期にあたります。特にウズベキスタンでは綿帽子を摘み取る為に国をあげての大収穫が始まります!バスでホテルを出発すると、長い列が畑に向かっていました。大きな風呂敷や布団を抱えた学生達です。この時期は収穫の為に学校も休みになるのです。その中に、珍しい!軍服を着た人々までもが収穫している姿がありました。

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2009年10月30日 (金)

先人に学んだ古代ローマ人の「一日にして成らず」(イタリア)

Photo  先日、南イタリアの旅より帰国致しました。映画で人気に火がついたアマルフィや、青の洞窟で有名なカプリ島などなど・・・・たくさんの見所がありますが、今回は、イタリアの基礎と言える古代ローマの成長に関わった先輩民族をご紹介したいと思います。

 2500年以上も前に生まれた古代ローマ。これまでに添乗したトルコやシリア、ヨルダン、リビア、アルジェリアなどでも古代ローマの都市遺跡を見てきましたが、計画性と技術力には圧倒されっぱなしでした。しかしこの力、古代ローマ人独自のものではないらしいのです。
 力を与えた先輩は主に2つ。まず、古代ローマ人以前にイタリア半島に暮らしていたエトルリア人。彼らは土木技術に長けていたそうで、フォロ・ロマーノは彼らが持っていた技術によって建設を成し得たと言われています。そんなエトルリア人の街・タルクィニアを訪れてみると、なんと丘の上。防衛優先だったのでしょうか。それでも丘から河へ、海へと出て積極的に交易を行っていた彼らは、ギリシア人とも交流を持っていたそうです。その証拠に、エトルリア人の墓には、ギリシア文化の影響を受けたとされる美しいフレスコ画が残っています。

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2009年10月28日 (水)

十字架の国、リトアニアにて十字架を建てる

先日、バルト三国を極める旅11日間より帰国しました。 Cross_hill
リトアニアを旅すると、他の国と比べられないほど多くの十字架を目にします。それは、願いをこめて十字架を建てる習慣があるためです。例えば、旧ソ連時代に戦車が置かれていた街中のロータリーには木製の大きな十字架が建てられています。誰の目にも必ず留まる大きな存在は、二度と決してその時代に戻りたくないというはっきりとした意思、そして、旧ソ連時代の犠牲者に対しての深い冥福の思いをこめて建てられたということです。他にも町の至るところ、それも教会でない場所で十字架を目にします。そんな十字架の多い国で大変印象深かったのは、ご一緒したお客様が十字架の丘で建てた十字架でした。 

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