« メコン河クルーズと素朴な笑顔 | トップページ | 白くまと北極と夏 »

2010年6月17日 (木)

メコン河クルーズとカンボジア

Photo_2 母なるメコン河のそばに花咲いたアンコール王朝。彼らが造り上げたアンコールワットは、12世紀に30年かけて王の霊廟として造られたヒンドゥー教の寺院でした。

時がたつにつれてここは仏教寺院となり、鎖国前の日本人も訪れていたそうです。(1632(寛永9)年にここを訪問した日本人、森本右近太夫一房が壁面に残した落書きがいまも残っています)

メコン河の上流へ向かうリバークルーズの最後は、アジア有数の観光地であるアンコールワットで締めくくられます。

Photo_3 カンボジアはポル・ポト政権の支配時期、多くの国民が虐殺され、文化が弾圧されたといわれます。

この政権が倒れた後もしばらくしてから、人々に生活へのゆとりが出てきた頃、伝統文化が復興し始めました。例えばこの写真のダンス、「アプサラ」。



アプサラダンスとは「天女の舞」を意味するそうです。
指先を後ろへ反り返したり、片足のポーズに特色があルのですが、片足をあげたまま、ゆっくりゆっくりもう片方の足を軸に回転する姿は、素晴らしいバランスです。

ピンと張り詰めた指先に、首をかしげた可憐な表情と見事なバランスに、私たちは魅せられてしまいます。
バレエやヒップホップなどの欧米的なものでない、アジアンテイストダンスが、絶滅しなくて良かったです。

今回紹介したメコン河クルーズではなんとプロの写真家さんも同行しますので、美しい写真のとりかた、現地の人の素朴な表情を収めることのできる絶好のチャンスです。

|

« メコン河クルーズと素朴な笑顔 | トップページ | 白くまと北極と夏 »

アジア」カテゴリの記事

リバークルーズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« メコン河クルーズと素朴な笑顔 | トップページ | 白くまと北極と夏 »