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2010年11月 9日 (火)

北極点到達説明会~極点へ行く理由~

Tnnp 11月7日の日曜日は「北極点到達説明会」でした。

北極冒険家、荻田氏と石井スポーツの方をお招きしまして、北極のご案内をさせて頂きました。

荻田氏が北極に見せられたのは、本当に偶然がいくつも上手に重なった結果だったそうです。

このままじゃだめだな、何かしなきゃな…。誰もがそう思う時期があると思います。そして、結構何年もそう思っていてそのまま「そのうち」と思いながらずるずると年月が過ぎてしまったりします。

荻田さんはそのときに、たまたまテレビで冒険家の方が学生を連れて北極へ行く、というなんだかすごいことを、「これだ」と思って申し込んで北極へ行った後も、なんとなく鬱々していたそうです。それなのに翌年からほぼ毎年、約10年間北極へ通い続けるようになったのはなぜなんでしょうか。

Noth_pole3 荻田さんはあっさりと「北極しか知らなかった。初めての海外が北極だった、変わろうと思ったとき北極しか安心していけるところがなかった。」
と仰ったのです。

な・なるほど・・・初めての海外がテレビにでているゲストコメンテーターのさらっと言った「北極」探検だったとは!

そんな荻田さんですが、懐の深い素敵な方でした。

「北極は面白いです。常に我々は氷の上います。下は海流で常に氷は動いています。
そこを歩いて極点を目指すのは、大陸として構えている南極よりもはるかに大変です。
北極熊に何時出会うかも知れず、アザラシがあけた穴にはまったらそのまま凍ってしまいます。テントで寝ておきたら、もう昨夜眠ったところにはいない。だからこそ面白いのです」

この言葉は印象的でした。

ツアーではツインオッターというソリ付の飛行機で飛びながら極点へ目指すのですが、条件は同じです。
常に動く氷の「大地」に着陸して、地球のてっぺんを90度地点を両足で踏みしめる。
まさに「浪漫」です。

そのわずかな瞬間のために荻田さんは徒歩で、しかも無補給単独で極点を目指します。
彼は今、資金集めになかなか大変です。
でも、積み上げてきた10年の最後の仕上げが良い形で出来るといいですよね。

また、以前の北極点到達ツアーのDVDをご用意していますので、どんなコースか気になる方はお気軽にお電話にてご予約をお願いします。

Tnnp2 ちなみに写真は-40度に耐えうるブーツと手袋です。

ブーツは完全防水、今年の流行?ファー付です。
手袋やダウンはふかふかです。そして空気みたいに軽いのです!

この超完璧防寒服で、極点ツアーも安心です!

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