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2011年1月 4日 (火)

共通テーマデー:もしも私が過去の偉人として生まれ変わるなら

App_1 新年早々、密かに人気の共通テーマのお題目です。

もしも私が過去の偉人に生まれ変わるなら?

そもそも偉人って?
いろいろ考えました。たとえば、一貴族の娘だったのに、ロシアの女帝になったエカテリーナ2世か、妊娠何ヶ月目かの、政治も知らないお姫様だったのに自国の権益を守る為に女帝になったマリア・テレジアとか。すごい方もいますが、うーんちょっと…偉人とは違う気もします。

というわけで、もしも生まれ変わるなら、なりたい方は…日本人に有名な?カルタゴのハンニバル将軍…

ではなくて、彼を苦しめた共和制ローマの政治家であり将軍クィントゥス・ファビウス・マクシムス・ヴェッルコスス・クンクタトル(B.C.275-B.C.203)になってみたいです。

彼の生まれた時代、ローマは、「全ての道はローマに通ず」で有名なアッピア街道が機能し、ローマ共和国は豊かに繁栄していたわけです。

Panそんな最中、ローマはより豊かになるために老舗の農業大国カルタゴとのシチリア島の利権争いで、ポエニ戦争に突入するわけです。
第一次ポエニ戦争でシチリア島がローマの領土になったわけです。その後、カルタゴは今のスペイン、イベリア半島へ入植し、そこでハンニバルが育ったわけですが、このハンニバルが、アルプスを象とともに超えてローマへ進軍を開始したわけです。

当時というか、今でも信じられない戦術だったわけですね…。

これに対してローマはカルタゴへ使節団を送り、攻撃を停止するように求めますが、カルタゴは拒否。結局、クィントゥス・ファビウス・マクシムスがこの使節団からローマへ戻ったときに、ローマ軍はぼろくそに負けてたんですね~。

ハンニバルがアルプスを越えてきて、連戦連勝で、見事にローマは滅びるんじゃないかってことにまでなって、ローマの元老院もあせるんですね。

何とかしろよ!と、多分ローマの元老院の誰もが心の中で叫んでした時に何とかした人が、クィントゥス・ファビウス・マクシムスです。彼はこのときにローマを何とか救うために独裁官となったのです。

第二次ポエニ戦争(B.C.219年ーB.C.201年)の前に執政官を2回も務めた、家柄も素晴らしいエリート、時に56歳。
彼はハンニバルの戦術と戦略をしっかり見極めました。
ハンニバルは戦術として、ローマの同盟市がローマの敗北を目にしたら、蜂起してくれることを計算した戦略をたてていたのです。

この戦略に対し、ファビウスは正面決戦を避けたわけです。
戦いの天才ハンニバルと戦えば100%負ける。
これを正確に見抜き、なんと、予想進路を戦えないよう、さらには略奪をさせないために、その進路を焦土化したりするわけです。

しかし、この消耗つまり持久戦争にローマ元老院は我慢できず、彼は「クンクタトル」つまり「愚図、のろま」と言われてしまったのです。
彼の作戦を無視してローマは何度かハンニバルと戦うわけです。
そしてその度に負けるわけです。

途中、彼は負けかけた、自分の軍の指揮権の一部を奪っていったミヌキウスを救い、将軍としての力量を示すわけです。時に60歳を超えていたと思いますが、この冷静な感じがとても優秀な感じなのです。

ようやっと、ローマはファビウスの作戦の正しさを痛感したわけです。
「クンクタトル」は「ローマの盾」という意味になり、ハンニバルは消耗戦とカルタゴの物資援助が足りず、結局、イタリア半島から引き上げざる得なくなるわけです。

ファビウスは56歳から約20年、冷静にカルタゴとローマの国力、軍事力、そしてハンニバルをきちんと分析したわけです。
この分析と全体を読む力。素晴らしいです。
戦いは軍と軍のぶつかりあいだけではない、という将軍の慧眼。
地味にしっかり国を守ったファビウス。

持久戦略のことをファビアン戦略といい、今も名前を世に残した彼。

もし私が彼の立場なら、あと数年がんばって生きて、多分、カルタゴを建て直したにもかかわらずカルタゴから追い出されたハンニバルをローマ陣営に引き込んだと思います。若かったハンニバルは大層ローマを憎んでいたといいますが、なんとか引き込んだと思います。その、粘り強い精神で。

多分、ファビウスの立場に居たら、ハンニバルの戦術の素晴らしさを100%活かして、一気にシリア辺りまで領土を伸ばしたんじゃないかな…と思います。

うーん、ローマを出奔してハンニバルと二人で組んでどこかの国にトラバーユしてもいいかな~。
できれば、もう少しファビウスが若いといいなと思っております。

世界に華やかに活躍した軍師は多いと思います。でも、ファビウスのような静かで冷静で、粘り強い人で世に名を残す人になんとなく憧れてしまいます。


ちなみに写真はローマのパンテオンです。

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