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2011年4月16日 (土)

南極への船旅~終に南極上陸~

さて、南極クルーズのリポート最終回です。
いよいよ上陸の様子を語ってもらえそうですね。

Ant1_2「最終回の今日は、南極ツアーのハイライトである、南極大陸上陸についてご紹介しましょう。

終にやってきた南極大陸上陸前夜、南極を知り尽くした現地チームのリーダー、シェリーが突然ある提案をしました。

「明日はいよいよ南極上陸。上陸した瞬間、一番その喜びを表現できた人にプレゼントを贈呈しましょう!」

そして、その日がやってきました。お客様は、いつものように完璧なる防寒装備。全員に用意されるパルカと呼ばれる防寒着に加えて、手袋、防止、マスク…上陸などの船外活動は、全てゾディアックボートと呼ばれる、特殊なゴムボートで行れます。南極本土に到達するまでに、南極海探検や南極半島周辺の島への上陸などで、ゾディアックボートの乗り方も、すっかり上達しました。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アルゼンチンなどから結集した極地旅行の専門家が、それぞれのボートの船頭も努めます。国境も何もない南極に相応しく、まさにボーダレスなチームなのです」

Ant4南極には人工の港は当然ありません。ゾディアックボートで沿岸に着いたら、スタッフの腕を掴んでボートを降りるのです。
一隻に10人程度ですので、操縦スタッフは時には何度か船と岸を往復しますので、顔をマフラーとゴーグルでしっかりと覆います。

「少し雲が垂れこめる天気の中、小さな波をいくつも超えて上陸地点を目指します。そして、砂利状のビーチに着岸。ゴムボートから降り、終に南極大陸の地を踏みしめました。バAnt3_2ンザイする方、その瞬間を写真に収める方、じっくりと味わう方、シェリーにプレゼントをもらうためか大げさな表現をする方など、皆様それぞれのやり方で、南極大陸上陸を味わってらっしゃいました」

私達が行う南極クルーズは多くを南米の南にある南極半島の島々や美しい海峡を渡ります。その中で南極大陸側に上陸する機会は何回かあるのですが、氷の状態によっては上陸できないときもあります。(ここ数年あんまりないですが)
そのため、南極大陸に上陸できたときはやっぱりうれしいものです。

Ant6「さて、南極大陸も含めて、上陸時の楽しみ方をいくつか簡単にご紹介致しましょう。まず、何と言ってもかわいいペンギン達との出会いです。上陸する場所によって、ジェンツーペンギン、アデリーペンギン、アゴヒゲペンギンなどの種類は変わりますが、一度に数百羽に会えるなんてことが何度も起こる場所が、南極です。さらに、驚かないで下さい。もう目と鼻の先をあのかわいらしいペンギン達がトコトコ歩いて来て、手を伸ばせば触れられそうなくらいの距離を通り過ぎてゆくのです」


ペンギン達は、人間への警戒心がまったくないので、彼らの野生の動きをそばで見ることができます。ちょうど子育てのシーズンは、彼らが活発に動くとき。本当にユニークな動きと愛らしい動作についつい時を忘れます。
礼儀として、私達もペンギンに5m以上近づいてはいけません。彼らが人間に邪魔されない生活を守り、環境を乱さずに観光することが、南極クルーズの特徴なのです。


「さらに、巨大な南極の空の帝王オオトゾクカモメがペンギンの雛を空からさらってゆく光景Ant5や、雄は体調6メートル、体重4トンにもなる巨大なミナミゾウアザラシなどがゴロンと岩場に寝そべっている様子を間近に見ることもできました。まさにテレビの大自然番組の画面の中に入り込んだような世界が展開します。

もちろん、南極の景色もハイライトの一つです。世界の氷の9割が存在する「氷の世界」南極は、海も陸地も氷だらけ。所々に現われた切り立った岩壁の黒が、その寒々しい世界をさらに厳しいものに感じさせます。上陸後、だいたい1時間から2時間ほど、自由に散策できる機会が何度かあります。せっかくだから、と登った雪山から雪の斜面を滑り降りる方、南極のパノラマ・ポイントから息を飲むような眺望を得た方、そして南極海で寒中水泳に挑戦なさった方など、南極の楽しみ方は幾通りもあるのです。

天然の美術館とでも言うべき、美しい氷山や氷岩が浮かぶ南極海をゾディアックボートで探検する船外活動や、南極基地訪問など、紹介できなかった見所もたくさんあります」

テレビ番組ではなかなか実感できない動物の大きさ、におい、目の前で感じる息遣いや緊張、生命みなぎる南極に感動する方もきっと多いと思います。
添乗員は、だれもが、この地にお客様と訪れることができたことを心から喜びます。
そして、毎回、新しい感動を見つけてくるのですが、なかなか言葉にするのは難しいのですね。。。
ちなみに私も南極で海に浸かってきました!冷たかったし、寒かったけど、いい思い出です。

Ant2_2「とにかく、南極の魅力は、その大陸のスケール同様に途方もないのです。最期に、冒頭で紹介したシェリーが提案した大会で、私はあっけなく負けてしまったことを付け加えておきましょう。それだけ、多くの方が深く、強く感動し ていたことの証とも、言えるかもしれません 」

来年の南極クルーズもそろそろ発表になると思います。
一人でも多くの方に、この感動を味わっていただけたらうれしいです。
添乗員さん、3回にわたるレポートありがとうございました。

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