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2011年6月 1日 (水)

【共通テーマデー】夏の思い出~発掘現場~

さて、共通テーマデイです。

Indiaお題は「夏の思い出」

というわけで夏に行きたいところというか、夏に行ってまた行きたいな~というところをご紹介します。

実は私が夏に行きたい場所、それはずばり!クルーズに関係なくって申し訳ないのですが…発掘現場です。

高校生の頃、どういう伝手だったかは全く覚えていませんが、何かの流れでバイトすることになったのですが、とっても印象的でした。

というわけで、私が行きたいのは発掘現場です。

発掘現場というと、なんとなく砂漠を掘るイメージが強いですが、私が掘ってみたいのは、中世ヨーロッパのお城です。

Bred2西欧中世世界というのは、文献から解っていることも多くありますが、庶民どころか、貴族の暮らしでも、よくわかっていないことが多いものです。

普通の民家は、どんどん作り直されてゆくので、庶民の暮らしというのはなかなか解りにくいものです。

そこへいくと、お城は昔から残っているので、発掘をしていくと、見えてくるものや新しい発見が多々あるのだそうです。

歴史に「もしも」は存在しませんが、「実はこうだった」という「新しい事柄の発見」は常に存在します。既存の「考え方」や「習慣」をひっくり返されるときも沢山あります。

そうしたものが、自分が掘り当てた一片の矢じりや衣服の切れ端からわかったとしたらどんなに素晴らしいでしょうか。(まぁ大げさですけどね)

Bred1

高校時代に発掘作業のアルバイトをしたとき、主に見つけたのは石斧や壷のかけらでした。
先生のお話では(土木作業のような環境でしたが、大学の先生はいたのです)、「弥生時代のもので、今掘っている地層はねー」と説明してくれました。

そして、作業の終わり頃に住居跡を発見したとき
「ココにある穴の址は弥生時代に穀物倉庫だったかも知れないね。もしくは新婚の若い男性が一生懸命建てた新居だったかもしれないね、それははっきりとは永遠に解らないけど、周りに見つかったいろんなものから検証していくのが楽しいんだよ」

といわれて、発掘ってすごい楽しいなって思いました。
まぁ、連日の土木作業のような体力勝負で炎天下だったので、とってもつらかったですが。

Espana

たまたま、気がついたら添乗員という職種のおかげで、世界中の遺跡を見に行くチャンスに恵まれました。

訪れるときには、その当時の気候や、歴史事項を勉強していくわけですが、大抵は目の前に荒野といわずとも瓦礫や土壁が並んでいるものです。

けれどもそこに、当時どれだけ華やかな世界があったのかと思うと、そして当時の人と同じところにいるのだと思うと、とても感動してしまうから不思議です。

というわけで、いつか長いお休みが取れたら、発掘作業をしに行ってみたいなと思います。場所は出来れば西欧のお城がいいのですが、、まぁ中近東や北アフリカでも、もちろんかまいません。

昔と違い、行くときはUVケアをしっかりしていかないといけませんが…。

ちなみに写真は、1枚目がインドのドーラービーラー遺跡 2-3枚目スロヴェニアのブレッド城 4枚目はスペインのアルハンブラ宮殿です。

【共通テーマデー「夏の思い出」】
〔添乗見聞録編〕~モルディブ~
〔倶楽部ユーラシア編〕~アマゾンの夏~
〔ぶらり秘境探検隊編〕~プリンス・エドワード島~
〔ろまねすく通信編〕~クック諸島~
〔船の旅便り編〕~発掘現場~
〔パゴタの国からミンガラバー編〕~ノルウェー~

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