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2011年11月 1日 (火)

【共通テーマデー】私が心奪われた動物~南極のペンギンたち

大分恒例になってきた「共通テーマ」デーです。
テーマは心奪われた動物…。うーん、悩みます。

私も添乗員として、結構色んな地域の動物を見ました。
ケニアの動物達。キリンの親子が優雅に歩く夕日の草原とか。
四川省のパンダセンターの赤ちゃんパンダのころころ遊ぶ姿とか。

けれども、最近、おなじみの南極シーズンがやってまいりまして、その手続きなどしておりますと、思い出すのはかの地の愛らしき動物のことです。

そう「ペンギン」さん達です。

アデリーペンギン ←アデリーペンギン。

日本では多くの水族館で飼育されているペンギンさん達。「さん」とついつけて呼びたくなってしまう。のんびりしたずんぐりむっくりなら彼らは南半球に生息する鳥類です。

そしてそのうちの何種類かが南極を拠点として生活しているのです。
いま、テレビでキムタク主演で某局で放映中の「南極物語」は史実を基としていたと思いますが、日本の南極第一次越冬隊(11名)を迎えてくれたのは、確か世界で一番大きいペンギン「皇帝ペンギン」だったと思います。

Photo_8 ちなみに通常の南極クルーズで出会うのはジェンツーペンギンといいまして、頭にオレンジ色の模様がついている子達です。

南極の1月。彼らは子育てに南極半島へやってきます。そして自分達の伴侶を探します。
ペンギンは、基本的に最初の伴侶とほぼ生涯連れ添うそうなので、一年ぶりに再会をして、二羽で協力して卵をひたすら温めます。オスも、メスが餌を獲りに行くときは代わりに卵を温めるのです。

しかしながら、海で生きるペンギンたち。繁殖期&子育ての時期は危険な海を避け、敵の少ない南極で(しかも海から大分小高いところで)子育てをしていますが、これが結構大変なのです。
短い足で雪道を歩いていると、その距離に疲れるのか、坂道がつらいのか、急に立ち止まって、なんだかため息をついている風だったり、滑って転んでたり、そのままトボガンというお腹ですべる動作に入ってすぐに止めたり(雪がお腹に冷たかったからでしょうか?)。これらの動作がみょーに可愛らしくて、見ていて飽きなくて、ついつい時間がたつのを忘れて観察してしまうのです。

そして赤ちゃんペンギンは好奇心が旺盛。親鳥の目から逃れれば、さっさと危険な?人間の方へやってきてしまうことも。
もちろん危険な「鳥」やアザラシが赤ちゃんを狙っていますので、ペンギンは集団で生活しています。
赤ちゃんは一箇所に固まって親鳥が海から帰ってくるのを待っているのですが、赤ちゃん同士のじゃれあいが見事に面白いのです。

それをまだ結婚していない若い成鳥達が窘めている?姿もほほえましいことこの上ないのです。

あごひげペンギン 野生に生きるペンギン達は、温暖化の環境問題で、生息地が激減し、いつか絶滅してしまうかもしれない、といわれています。

我々が訪れる場合も、彼らに基本的に近づいてはいけません。野生の彼らに、本来なら存在しない「人間」が近寄って警戒させてはいけないからです。
子育てのために「敵」のすくない過酷な氷と雪の中で生活することを選び、(実際、水中で生きることに適応した彼らが、雪道を行くのはかなり大変みたいです)そのために寒い土地で生きる術を得た結果、今のような「愛らしい」姿になったペンギン達。

ルールを守ってとても近くで自由に動き回るペンギン達を見ていると、彼らのけなげな姿に心が奪われ、そして思います。

彼らの安住の地である南極は我々人間達が破壊しないように気をつけていかないといけないんだな、と。

ちなみに、私がお気に入りなのは「あごひげペンギン」です。(3枚目の写真)
この微妙に無表情でそれでいてすっきりした表情、がなんとも心惹かれてしまいます。

出来れば毎年会いにいきたいものです。

2012年、ユーラシア旅行社で行く南極クルーズの旅はこちら

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