【共通テーマデー】私のクリスマスの思い出~スペインのクリスマス~
クリスマスといえば、何でしょうか。
社会人になりますと、仕事でいつの間にかクリスマスが終わっている感じでした。
悩みに悩んで、思いついた?私にとってのクリスマス・・・。それは「食」。
というのも、私は学生時代、自分の好きなものが「まかない」でただで食べられると思って、レストランでバイトをしていたのですが、偶然、スペイン料理レストランでバイトをしたため、なんとなくスペイン料理を食べる機会やらスペインへ行く機会が増えました。 12月のヨーロッパは突き刺すような寒さですが、夜のイルミネーションの明るさはピカ一です。
クリスマスでも、スペインのバルは健在。一人で手持ち無沙汰でも、小さめなバルに入り、誰かの会話にするりと入ればあっという間に、寂しさがまぎれます。
鉄板焼きにした小エビやマッシュルーム、ホットワインやひんやりとしたワイン、瓶ビールなど、各自思い思いの飲み物でとりあえず乾杯して、タパス(小皿料理)をつつきながら何だかひたすらおしゃべりをします。。
「メリー クリスマス」「フェリス ナヴィダド」、クリスマスということで挨拶もにぎやか。やがてにぎやかな音楽が流れて、誰かが楽しそうにステップを踏みます。バルがあっという間に小さなパーティ会場のようになってしまいます。
何年か前に、添乗でクリスマスイヴのロンダを訪れました。ここには素敵なパラドールがあります。
まさにイブの日、パラドール併設のレストランはしっかりクリスマス1色でした。
クリスマスならではのお菓子ボルボロン(アーモンド粉で作ったお菓子)などとコーヒーで食事を終えます。クリスマスイヴは祈りの日。しっとりとした時間が過ぎていったものです。
少しだけ覗き込んだ教会のミサは静かに粛々と行われていて、やはりスペインはカトリック国家なのだと感心したものです。
そして昨年、私のクリスマスは、懐かしい友人たちと久しぶりの再会でした。
それで結局訪れたのは、スペイン料理レストラン。友人達と甘いサングリア(ワインとレモンやオレンジの果実を絞ったものを混ぜた甘いお酒)で乾杯をして、タパスをたくさん頼んでつまみながら、最後には大きなパエリャを食し、エスプレッソとボルボロンでパンパンのおなかを抱えて、お店をあとにいたしました。
どうも私にとって、クリスマスとはスペイン料理と共にある思い出が多いようです・・・。
恋人とのロマンチックなクリスマスもうらやましいですが、気の置けない友人達と、そして、久しぶりに会う懐かしい顔との再会には話の潤滑油になるスペイン料理が一番みたいです。
すっかり船旅とは関係のない話になりましたが、スペインのこんな雰囲気をそのまま楽しめるプルマントゥール社のクルーズ船をもう少ししたらご案内するつもりです。
じつはタイタニック号は、3等乗客(一番下のクラス)にすら、きちんとメニュウのある食事そして救命胴衣を配備した最初の客船だったといわれているのです。
夢の豪華客船、タイタニック号は、お金持ちにとって以上に、三等客船に乗船できた「庶民」階級の人々にとっても、大変「豪華」な客船だったのです。
最低限のお食事の保証し、多くの人々を新天地へ送ることに成功したクルーズ船。
最近では食も楽しめるというのがかなり重要な要素になっているのです。
【共通テーマデー「私のクリスマスの思い出」】
〔添乗見聞録編〕~アメリカのクリスマスツリー~
〔倶楽部ユーラシア編〕~厳かな受胎告知~
〔ぶらり秘境探検隊編〕~アイルランドのクリスマス~
〔ろまねすく通信編〕~世界のプレゼピオ~
〔船の旅便り編〕~スペインのクリスマス~
〔パゴタの国からミンガラバー編〕~有楽町のクリスマスマーケット~
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