「彼女」な疑問~船の旅ブログ再開しました~
大変お久しぶりです。
諸事情により、ブログをお休みしておりましたが、本日より再開します。
というわけで、また船に関するうんちくや疑問など、ツレヅレ語りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
というわけで、弊社で新しく発表したツアーからご案内です。
先日、かの有名なキュナード社のQE・QVのクルーズのコースを発表いたしました。
↓
QEで行く 憧れのアドリア海・エーゲ海クルーズ 15日間 TEQ2
QVで行く ジブラルタル海峡も通過!イベリア半島周遊クルーズ 16日間 TEQ1
QEとは「クイーン・エリザベス」
QVとは「クイーン・ヴィクトリア」
の略称です。
これは英国が繁栄した(している)時代の女王の名前から取られたもので、英国王室も公認の唯一の船です。
そのため命名式典は、それはそれは素晴らしいものだそうです。
例えば2010年10月11日に行われたQEの命名式典は英国女王エリザベス2世がゴッドマザー(名付け親)となったわけですが、なんと1600名もの招待客があったそうです。
「クイーン・エリザベス」と女王陛下が高らかに命名し、シャンパンボトルを勢いよく船体に当て、ボトルが砕け散り、海の女王QEが誕生したのです。
ぜひ、その場にいたかったです。きっと素晴らしかったでしょう。
ところで、なぜクイーンなのか?キングではないのか?
ちょっと疑問に思いませんか?
なぜか船は「女性」扱いされることが多いです。ちなみに日本では、何とか丸、と名付けられることが多く、丸は「麿」が転じたものということらしく、日本の船は男性名が一般的のようです。
英語は船を「SHE」で表現します。ほかの言語ではそこまでではありませんが、船は女性扱いされることがほとんどです。
なぜか? まぁ、昔は基本的に船には女性は乗りませんでした。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン3」あたりで出てくる女海賊なんてそりゃもう、信じられない存在だったのです。
史実を紐解けば、女性海賊で有名な人物もいますが、すべて男装し、性別を偽って乗船していたのです。
荒くれの海に乗り出す男たちにとって、船は唯一の安全圏です。
そのため、船体そのものを「恋人」や「母親」のような扱いに始めたのではないか、とも言われています。
また、船は船体の見栄えを良くするためにも、しょっちゅうペンキを塗るため、「お色直しがしょっちゅう必要」ということで女性扱いされる、とも言われます。
常に上半身のみ姿を現し、下半身を隠しているのが女性らしいなど、まぁすべて俗説ですが、そうした事情が船を「女性」扱いする原因ではないかともいわれています。
でも、いまやそんなこと言おうものなら「女性蔑視」とでも言われそうです。
ただ、古来から、船は維持費も建造費もかかります。
予算に頭を悩ましたであろう殿方達が、きっと「お金のかかる」女性に頭を悩ましたのかもしれません(笑)
| 固定リンク
「つれづれ」カテゴリの記事
- 【共通テーマデー】 ~一度は行ってみたい世界の絶景~(ユーラシア旅行社で行くクルーズツアー)(2014.04.01)
- 【共通テーマ】【共通テーマデー】緑が美しい季節 ~アマゾン源流リバークルーズ~(ユーラシア旅行社で行くクルーズツアー)(2014.03.04)
- ソチオリンピックと船の意外な関係(2014.02.06)
- 共通テーマ~春の訪れを感じる風景~(2014.02.04)
- 新年のご挨拶(2014.01.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント