海と都

2014年2月 6日 (木)

ソチオリンピックと船の意外な関係

皆様、今年はオリンピックイヤーですね。

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オリンピックの時ばかり、にわかスポーツが好きになってしまう、…わけではないんですが、
オリンピックだと、めちゃマイナー競技などがきちんと放映されたりするので、
私は結構好きです。

日本ではスキーの葛西選手やフィギュア・スケートの各選手、スピードスケート、モーグル、スノーボードがクローズアップされがちですが…、

一見地味に見えるボブスレーの鈴木選手も40歳!という大ベテランの方が
パイロット(一番前に乗る人)を務めます。
これも一見後ろの人は乗っかっているだけのように見えるのですが、
タイムを上げるために体を小さくしたり重心の位置を気にしたりと、かなり繊細な競技です。

私としてはフィギュアスケートももちろん大注目ですが、
密かに注目しているのが、…

バイアスロン

です。

雪の中をスキーで走って、疲れた体で射撃をする…。

何ともストイックな競技。
雪の中で狩りをしていたことがこの競技の起源だそうですが、
射撃を外すと、ペナルティとして
余分に走ったりタイムが加算されたりして、かなり過酷。

日本人選手は自衛隊の方が出場していますが、
男子は過去にワールドカップで10位にまで食い込んでます。

今回もぜひ頑張ってほしいです。

おっと、かなり熱く話してしまいましたが、本題はそこじゃありませんでした。

本題はですねぇ
このニュースです!

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20140130-OHT1T00042.htm

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2013年11月22日 (金)

女王の魅力 QE2 ツアーリポート

気が付けば七五三も終わりましたねぇ。

11月の行事はあまりありませんがそれというのもいよいよやってくる師走、
そう12月のためなのでしょうかね。。。

というわけで、キュナードラインのQE2のツアーから添乗員さんが帰国しました。

キュナードの魅力を聞いてみたところ、

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「あの赤いラインの入った船体がたまらない

あの船に乗船しているというだけで、気持ちが高揚する」

とのことでした。

なるほど…。各船会社が、自社とすぐ分かるように船の外観のデザインというものはある程度決まっています。

しかしながら船を知らない人から見たら、なかなか外観だけで船の会社わからないいこともあるかもしれません。

けれども、キュナード社のこのライン、そしてこの配色。この赤!
これは船を知らない人にもインパクト大!

しかも、キュナードは知らずとも、
「クイーン・エリザベスⅡ」号の名を聞いたことのない方は少ないでしょう。

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2013年11月 1日 (金)

【共通テーマデー】私の好きな小村~イア~ (ユーラシア旅行社で行くギリシャツアー)

またもや月初めがやってまいりました。
共通テーマ…

今回のテーマは!

「私の好きな小村」

ばば―ん…。

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今回はですね、悩みませんでした。
船の旅で大人気のエーゲ海はサントリーニ島にあるイア!

ぜひともここをご紹介したかったのです!

皆様、古代アトランティス大陸の伝承をご存知ですか?
サントリーニ島はまさにそのアトランティス大陸が沈んだ後、島になったのではないか、と言われている場所でもあり、
古代のロマンと島からの美しい景観で大人気の観光地です。

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2013年7月 2日 (火)

共通テーマ この夏行きたい世界遺産 夏は水の都で

さて再び共通テーマの季節がやってまいりました。
テーマはこの夏行きたい「世界遺産」
うーん。。。
遺跡もいいし、旧市街をのんびりするのもいいし、ベルリンの博物館島を巡るとか…。

でも、やっぱり外せないというか、先日「旅情」という映画をちら見してしまったせいか、やはり過去に訪れた時に、もっと訪れたいと思った気持ちの為か。。。

私が選んだのはヴェネツィアです。

Vce3ヴェネツィアと聞くと、美しい水の都が眼前に広がります。
その美しい光景も大好きですが、何よりもその歴史的背景が大好きなのです。
まず、外敵から身を守る天然要塞として出発した街の始まりから、共和国へ発展。
その後の共和国の支配者ドージェを選ぶときの複雑極まりない選挙方法。
アドリア海からはるか遠くオスマントルコまで支配権を伸ばそうとした、したたかさと商売強さ。
ヴェネツィアの美しさはそうしたものすべてが包括されて、それが今なお光輝いているようにみえます。だから何回も訪れたいのかもしれません。

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2011年8月 1日 (月)

【共通テーマデー】わたしの中のヒロイン~ジョセフィーヌ・ドゥ・ボアルネ~

共通テーマデイです。
テーマはわたし中のヒロイン。
さて、皆様はヒロインと聞くと、どんなイメージがありますか?いまですと「なでしこジャパン」でしょうか。それとも浅井三姉妹でしょうか。

私も色々考えましたが、現代(20世紀以降)の場合はちょっと省くことにしました。20世紀、それは女性が社会進出していく過程の時代でもあり、とてもたくさんの尊敬すべき女性がおり、選ぶのが難しいからです。しかしながら歴史上でヒロインと呼べる人物を探すのはなかなか困難です。

古代~中世、近世辺りまでは特にいえると思いますが、紙に残された歴史の中で「女性」の存在というのはあまり強くなく、有名な女性を挙げていけば「悪女」と呼ばれる人がなんと多いことか。

しかしながら「悪女」と呼ばれる人も、その人生を覗いてみると、歴史上の「ヒロイン」と呼べる方も多いものです。

というわけで、今回はフランス皇后に登りつめたナポレオン1世の一番目の妻「ジョゼフィーヌ」を取り上げたいと思います。

皇后ジョゼフィーヌの肖像画
ジョゼフィーヌはカリブ海のフランス領マルティニック島のはっきり言えば貧乏貴族の娘で、教養もさしてありませんでした。
彼女が2ヶ月もかかって大西洋を渡り、フランス本国へ行けたのは、「結婚」のためでした。

お相手はアレクサンドル・ドゥ・ボアルネ。子爵家の息子でした。
叔母がボアルネ子爵の愛人だった縁だといわれています。

夫婦中はよくありませんでしたが、カトリックでの離婚は認められていない時代、別居をすることになりまして、マルティニック島へ帰島します。

だって考えても見てください!15-6歳の島育ちの田舎娘と、流行最先端のパリで洗練された会話と粋なおしゃれで生きてきた20歳前後の青年…。合うわけないです…。
ちなみに、ここで、生活の保障される子爵婦人の称号と年金に満足していたとしたら…、彼女の人生はそこまででした。

ところが、なんと革命が起き、フランスは一変します。そんな最中、彼女は島での暴動をきっかけに、フランスへ戻るわけです。
子爵婦人の称号の危険性など、当時の人は全く分かっておりませんでしたのでまぁ仕方ないでしょう。

一方、別居した夫アレクサンドルは、最初こそ革命の波にうまく乗っていましたが、かの有名なロベスピエールが権力を握ると投獄されてしまいます。
このとき、別居していたこの夫を助けるべく、助命嘆願を行い、ジョゼフィーヌは自分も逮捕されます。この辺り、情に深い、やさしい部分もあったのかもしれません。

残念ながらアレクサンドルは救えませんでしたが、ロベスピエールの失脚により彼女は助かりました。

そして、ここから、彼女の人生は大きく変わっていくのです。

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2011年4月 1日 (金)

【共通テーマデー】私のパワースポット

Dbr3 共通テーマデイです。

私のパワースポット。

皆様は海外のどんなところへ行ったら、元気になれますか?
宗教的なところはすがすがしい気持ちや、穏やかな気持ちになれます。

以前、リオのカーニバルのツアーに添乗へ行かせていただいたときには、其の激しさと熱気にものすごくパワーをもらいました。

私にとっていろいろなところが「パワースポット」となりますが、今回はいろいろ考えた結果、海の女王に相応しいドブロブニクのお話をさせて頂きたいと思います。

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2011年3月 1日 (火)

【共通テーマデー】両親に贈りたい旅

Mscyach1 共通テーマの日です。
お題は両親へ贈りたい旅。

私の父は海外旅行が好きではありません。
以前、出張で初海外へ行くときも「代理で行ってくれ」と部下の人に言って部下の人に怒られたくらいです。
たまたまJALでいけるということだったので、日本人乗務員がいるからと(家では私が、会社では部下の方が)説得して、母のお土産リクエストもしっかり英語と日本語と、写真を付けた特製リストを渡し、挨拶の英語に振り仮名までしたものを渡して送り出しましたが、戻ってきて一言。

「日本が一番、楽」

父よ…。一生懸命、日本食を用意したり、空いた時間に観光を用意した部下の方の苦労が偲ばれました。しかし、母へのお土産をしっかり購入できたことは大変喜ばしいことでした。

一方、母は旅行好き。初海外もなぜかシチリア島という、少々マニアな地域へ行ったくらいです。絵画も好きなので美術館めぐりがしたいと常々申しております。

こんな二人に贈れる旅ってなんだろう…、添乗員付きの旅行ではなく、もっと身軽で(添乗員に迷惑をかけそうですし)ばらばらに行動できるものに…多分私が一緒に行くのが一番安心な気がします。。

というわけで、「MSCスプレンディダのMSCヨットクラブで行く 地中海4ヶ国を巡る旅」へ、私も一緒にトリプル仕様で一番いい部屋で、行きたいと思います。
(ついでに文句ばかり言いそうな父はビジネスクラスで)

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2011年1月27日 (木)

煌きのアドリア海、宮殿が街になったスプリット

Sprit01 アドリア海沿岸に輝く、クロアチアには古代から住み心地が良かったようです。

なぜかというと、美しい旧市街が多く残っているからです。

そんないくつもある都市で、女王のや真珠との異名を取るのはドブロブニクですが、今日は古代ローマ皇帝が別荘を建てて引退後の余生を過ごした古都スプリットをご案内します。

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2011年1月21日 (金)

煌きのアドリア海を君臨した女王 ドブロブニク

Dubrovnik 近年、ヨーロッパで人気の出てきたクロアチアツアー。

クロアチアでは美しい歴史ある街や食材、その歴史と文化に出会えます。

そんなクロアチアでヨーロッパ人観光客の中ではヨーロッパでもっとも美しい絶対にお勧めしたい街、ナンバー1がドブロブニクです。

当然クルーズでも、よく寄港される街です。
ちなみに私もここの旧市街はお気に入りの町の一つです。

旧市街のなかには大聖堂や修道院が二つもあり、街の中はいろんな表情があります。
とっくにフランシスコ修道院に併設されている薬局屋さんは修道院と共に歴史を歩んできたわけですから、深い歴史と重厚な薬学書や器具にしばし見入ってしまいます。

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2010年12月10日 (金)

郵便と旅行~歴史のうねりで発展した意外なもの?~

 Gudanisk_hanza 最初に郵便制度が作られたのはヨーロッパが近代に向かっていく中で、「情報」を手に入れる「スピード」が重要視されたからだそうです。

相手より早く情報を手に入れれば、戦略が変わります。
情報を速く速く手に入れないといけない。そしてそれを可能にするために、馬が走れる限り走り、郵便配達人は宿舎で記録をつけて、新しい馬に乗ってかけて行ったのです。

このときに陸路のほうが目的地までの最短距離、つまりより直線に近い線で結べる、と考えられたそうです。

戦争が一段落すると、この郵便網が今度はイタリアとネーデルランド、もしくは北部のハンザ同盟などのヨーロッパの海に面した経済圏を内陸からより迅速に繋がることになったそうです。(写真はハンザ同盟都市、グダニスク/ポーランド)

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